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10月11日、常設の総合LGBTQセンター『プライドハウス東京レガシー』が新宿にオープンします

 任意団体「プライドハウス東京」コンソーシアムが本日、日本で初めてとなる常設の大型総合LGBTQセンター『プライドハウス東京レガシー』を、National Coming Out Dayである10月11日(日)に新宿区にオープンすることを発表しました。
 35の団体・専門家、14の企業、19の大使館、アスリートやスポーツ関係者などがセクターを超えて連携し、LGBTQに関する情報発信を行い、安心・安全な居場所を提供することを目的として立ち上げられます。オフライン・オンラインのイベント企画を実施する多目的スペース、相談支援を行う個別スペース、日本の「LGBTQコミュニティ・アーカイブ」(※のちほど詳しくお伝えする予定です)を収めるライブラリー等を有しています。新宿二丁目からも徒歩圏内で、新宿御苑や四谷区民ホールにも近く、どなたでも気軽にアクセスしやすい立地です。
 
 当初は、東京2020大会が開催された翌年の2021年以降での設立を目指していましたが、コロナ禍におけるLGBTQユースの実態調査「LGBTQ Youth TODAY」で、LGBTQに理解のない家族と長期のステイホームを余儀なくされたり、仲間とのつながりを持ちにくくなったりという問題が浮き彫りになったなか、性的指向・性自認にかかわらず安心してつながりをもてる場所が、コロナ禍の今こそ切実に求めてられていると判断し、設立計画を変更し、常設の総合LGBTQセンターを前倒しで開設することになりました。
 設立や運営のための資金は、昨年12月に開催した大型チャリティ音楽イベント「コカ・コーラ presents LIVE PRIDE 〜愛をつなぎ、社会を変える。〜」の収益金、14の企業からの協賛金に加え、休眠預金等活用法に基づく資金分配団体である特定非営利活動法人エティックによる事業、2019年度「子どもの未来のための協働促進助成事業」の採択団体としての3年間助成金を活用するとともに、今後、持続可能な運営体制を強化していくそうです。
 『プライドハウス東京レガシー』がオープンする10月11日(日)から12月31日(木)までは、東京2020大会組織委員会による「公認プログラム」として、LGBTQとスポーツ・文化・教育などに関する情報発信企画を、新型コロナウイルス感染予防対策を実施しつつ、オンラインとオフラインを交えながら展開する予定だそうです
 2010年バンクーバー以降の世界のプライドハウスを含めて、オリンピック・パラリンピックの公認のもとで実施されるのは、この『プライドハウス東京レガシー』が初めての試みとなります。2021年に東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される際には、本施設にて大会にあわせた情報発信を検討しているそうですが、現時点では詳細は未定です。
 


 本日13時から文部科学省・記者会見室にて行われた記者会見では、松中権代表からの説明に続き、野老朝雄さんからのロゴの説明(たいへん真剣に悩んでいて、複数のロゴだったり、当事者が拡張していけるような、新しい、多様性を実現できるようなロゴを考えてくださっているそうです)、下山田志帆さんからの当事者アスリートとしてのお話(昨年プライドハウス東京をきっかけにカミングアウトしたことで、予想を超える支援のメッセージが届き、自分自身も助けられた、これからもスポーツ界などでの多様性の実現に貢献していきたいとのことでした)がありました。
 続いて、公益財団法人日本スポーツ協会で「スポーツ指導に必要なLGBTの人々への配慮に関する調査研究」を実施された中京大学の來田享子教授から、調査結果のまとめと、啓発ハンドブック「体育・スポーツにおける多様な性のあり方ガイドライン」についてのご紹介がありました(ハンドブック 『プライドハウス東京レガシー』で配布されます)
 それから、コンソーシアムの「教育・多様性発信チーム」のシゲ先生、「ウェルネスサポート・ソーシャルケア」チームの岡田美穂さん、東京レインボープライド共同代表の杉山文野さんから、『プライドハウス東京レガシー』関連で実施予定の企画について、アナウンスがありました。
 さらに、オランダ大使館のテオ・ペータス公使(オランダでのLGBTI支援の実績や、プライドハウス東京への応援のお言葉をいただきました)、パナソニックの盛山光戦略人事部長からのお話もあり、最後に質疑応答となりました(日本語以外の話者への対応を考えているか→英語では対応可能、など)
 

 海外では、主要都市にいくつもLGBTQセンターがあり(LAだけで3つもあります)、行き場を失った当事者の保護や、各種相談、HIV検査などヘルスケア的な支援も含めた総合的な支援を行う体制が、行政や企業の助成を受けながらできています。
 日本では、HIV予防啓発を主眼としたコミュニティセンターは各地にありますが、こうした総合的なLGBTQセンターが開設されるのは日本初で、歴史的であり、たいへん重要な意義を持つものと言えます。
 もちろんセクシュアリティや年齢など関係なく、どなたでも自由に立ち寄ることができるスペースになりますので、オープンした暁にはぜひ、お立ち寄りください。
 
「プライドハウス東京レガシー」施設概要
住所:東京都新宿区新宿1-2-9 JF新宿御苑ビル 2階
開館時間:未定
休館日:未定
※開館時間や休館日については、現在検討中です

 

<詳細はこちらをご覧ください>
常設の総合LGBTQセンター『プライドハウス東京レガシー』が、10月11日にオープン。東京2020「公認プログラム」として情報発信。組織委員会の公認となるのは、世界のプライドハウス史上で初めての試み。(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000019571.html

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