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カマラ・ハリス副大統領とミシェル・オバマが着ていた服はどちらも黒人のゲイのデザイナーが手がけたものでした

 大統領就任式の中継をご覧になっていた方は、カマラ・ハリス副大統領やミシェル・オバマが着ていた服の鮮やかさに目を奪われたのではないかと思います。どちらもアメリカの黒人のゲイのデザイナーが手がけた服だそうです。

 バイデン大統領は就任演説で「きょうは米国の民主主義にとって歴史的な日だ。民主主義が勝った」と宣言し、「政治的過激主義の台頭や白人至上主義、テロなどに立ち向かわなければならない。われわれはまだ危険な時期にある」「スピード感を持って前進し、米国を修復するためにやるべきことが多くある」「すべての人の正義の夢を、これ以上先延ばしにさせない」「人種的正義を求める叫びがある。 400年以上の歴史が私たちを突き動かしている。全ての人のための正義を今こそ実現すべきだ」と述べました。
 そして女性として、有色人種として初の副大統領となったハリス副大統領も、就任を宣誓しました。
 
 カマラ・ハリス副大統領は鮮やかなロイヤルブルー※のコートを着て就任式に臨みましたが、この服をデザインしたのは、ニューヨークを拠点に活躍するクリストファー・ジョン・ロジャーズ、そしてヒールはロサンゼルスを拠点とするセルジオ・ハドソンでした。2人とも若手・中堅の黒人のゲイのデザイナーで、ハリス氏がマイノリティへ送るメッセージが感じ取れます。
 クリストファー・ジョン・ロジャーズは南部ルイジアナ州の出身で、2020年にCFDA(アメリカファッション評議会)が選ぶ、その年に最も評価された新進デザイナーに贈られる「American Emerging Designer of the Year」を受賞している伸び盛りのデザイナー。こちらの記事で、「僕はルイジアナ出身で、黒人で、ゲイで、とてもスピリチュアルな家族の下で育ったんだ」と語っています。
 一方のセルジオ・ハドソンは南部サウスカロライナ州の出身で、ファッションデザイナーの勝ち抜きリアリティ番組『Styled to Rock』で優勝し、知名度を高め、(就任式で素晴らしいパフォーマンスを披露した)ジェニファー・ロペスも顧客に持つスターデザイナーの仲間入りを果たしました。こちらに彼氏とのツーショット画像がアップされています。

 ちなみに、元ファーストレディのミシェル・オバマが着ていたパープル※の鮮やかな服も、セルジオ・ハドソンがデザインしたものです。素敵ですね。


※ハリスさんが着ていた服はロイヤルブルー(ブルーは民主党のカラー)とも、パープルとも言われています。ミシェルさんもパープルでしたが、これは、共和党(赤)と民主党(青)の融和のメッセージなのだという見方もあります。いずれにせよ、このような場で何を着るかというのは、とても注目を浴びますし、どんな意味が込められているかということが取りざたされるのですね。


参考記事:
「米国を修復する」 バイデン新大統領が就任演説(日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN20ECD0Q1A120C2000000
ハリス氏、女性初・黒人初の副大統領に 就任を宣誓(日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN20E940Q1A120C2000000
カマラ・ハリス氏が新大統領就任式で着たブランドは? 黒人デザイナーを応援(Yahoo!)
https://news.yahoo.co.jp/byline/miyatarie/20210121-00218613/

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