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2月6日・7日、別府ブルーバード劇場でドラァグクイーン多数出演の「十人十色映画祭」開催

2021年02月04日

 ブルボンヌさん、バブリーナさん、ドリアン・ロロブリジーダさん、レスペランザさん、ベビーヴァギーさん、パルプさん、ぽり美さん、ナナ・ヴィクトリアさん、虹子ロンドンさんという、ゲイナイトでもこれだけの豪華クイーンが一堂に会することはなかなかないスゴい映画祭が、2月6日・7日、別府ブルーバード劇場で開催されます。

 別府は温泉で有名なだけでなく、APUの外国人留学生も多く、LGBTフレンドリーでもある国際的な観光文化都市ですが、そんな別府で岡村照さんという方が女手一つで40年以上にわたって切り盛りしてきた映画館がブルーバード劇場です。2017年に第1回Beppuブルーバード映画祭が開催され、クロージングで『ヘアスプレー』が上映され、ブルボンヌさんが出演しました。2018年には「別府ブルーバード劇場×LGBT 企画第2弾」として『ディヴァイン・ディーヴァ』を上映、ポリ美さん、別府唯一のドラァグクイーン・虹子ロンドンさん、ベビーヴァギーさん、レスペランザさんが登場したほか、第2回Beppuブルーバード映画祭ではクロージングで『プリシラ』が上映、ブルボンヌさん、虹子ロンドンさんが出演しました。2019年の第3回Beppuブルーバード映画祭では、再び『ヘアスプレー』がクロージングに選ばれ、ほかにも、別府のゲイバー「Bar Zero」との共催でイベント「ZEROでナイト in ブルーバード映画祭」が劇場の地下で開催され、バブリーナさん、レスペランザさん、ぽり美さん、虹子ロンドンさんらがショーを行ないました。昨年は、コロナ禍の影響もあったのでしょう、12月に第4回Beppuブルーバード映画祭が開催されましたが、規模を大幅に縮小するものとなりました。
 今回の「十人十色映画祭」は、岡村照館長の90歳(卒寿)のお祝いで、2日間にわたって『Life 線上の僕ら ディレクターズカット版』『his』『ステージ・マザー』『アジア ゲイ短編映画特集 presented by 東海林毅&福岡インディペンデント映画祭』『ジェンダー・マリアージュ ~全米を揺るがした同性婚裁判~』が上映され、それぞれの上映にトークゲストとして上記のドラァグクイーンの方々やGOGOのEIGHTさん、よしひろまさみちさん、東海林毅監督らが出演するほか、ドリアン・ロロブリジーダ歌謡ショーというスペシャル企画も予定されています。プレミア上映となる『ステージ・マザー』の回には、主人公のメイベリンにちなみ、MAYBELLINE NEW YORKからのプレゼントが用意されているそうです。
 何もかもが素敵でレインボーでゲイテイスト。夢のようなイベントです。
 こんなにもたくさんのゲストの方たちがコロナ禍のなか別府に結集するという奇跡が実現するのは、ひとえに皆さんの岡村照さんの卒寿を祝いたいという心意気(岡村さんの人徳のなせるわざ)なのだと思います。胸熱です。
 
 大分は比較的コロナ禍の影響も少なく、緊急事態宣言の対象地域でもないため、感染予防対策を講じながらのリアル開催が実現したのではないかと思われます。
 このような豪華キャストが一堂に会する素晴らしいイベント、これからもそうそうないと思いますので、近県の方などぜひ、(感染予防に気をつけながら)足をお運びください。


別府ブルーバード十人十色映画祭
日程:2月6日(土)、7日(日)
会場:別府ブルーバード劇場
チケットはこちら


参考記事:
LGBTへの理解深めて 別府ブルーバード劇場で6、7日「十人十色映画祭」(大分合同新聞)
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2021/02/04/JD0059965328

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