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【追悼】ゲイのシンガー・ソング・ライター、アリ・ゴールド

 アメリカで活躍したゲイのシンガー・ソング・ライター、アリ・ゴールドが、がんとの闘病の末、47歳で逝去しました。

 アリ・ゴールドはニューヨークのブロンクスで典型的なユダヤ人の家に生まれ育ちました。5歳の時には才能を発揮し、最初のユダヤ子どもソングフェスティバルで優勝しました。そこから子ども向けのテレビ番組のテーマソングやアニメ、CMなどで歌うようになりました。
 90年代には、アリは自身の曲をニューヨークの「Joe’s Pub」「Splash」「Pyramid」などで歌うようになりました。2001年にはデビューアルバム『Ari Gold』を発表、Outmusic Awardsで最優秀新人賞を受賞しています。彼のポップなR&Bソングは明らかにクィアな歌詞でした。
 2003年には、彼がNashom(HOUSEグループ「The Ones」のメンバーとして、ドラァグクイーンとして活躍したゲイパフォーマー。昨年COVID-19で亡くなりました)のためにAutomagicと共作した「I'll Be Here」をデヴィッド・モラレスがリミックスし、ビルボードのダンスチャートでトップ10入りを果たし、人気ドラマ『クィア・アズ・フォーク』でもフィーチャーされました。
 2004年に発表したセカンドアルバム『Space Under The Sun』は、「Wave of You」「Love Wasn’t Built in a Day」「Where the Music Takes You」などがダンスフロアのヒットソングになりました。「Wave of You」は2004年に誕生したLGBTQ専門のテレビ局「Logo」で、初めてカミングアウトしたアーティストがプレミア公開したMVになりました。勢いに乗ったアリ・ゴールドは全米ツアーを行ない、プライドイベントにも出演。ケヴィン・アヴィアンスやボーイ・ジョージともコラボしました。
 彼はキャリアを通じて7枚のアルバムを発表しています(Sir AriとかGold Nation名義のものもあります)

 2019年に白血病の治療を始め、のちに「がんは克服した」と発表し、自身のポッドキャストでサポートしてくれた友人に感謝を表していました。しかし、病魔に勝つことができず、47歳の誕生日を迎えた3日後、2月14日に亡くなりました。

 アリ・ゴールドと2002年に出会い、良き友人でありメンターであったル・ポールは、最初にTwitterで追悼を述べました。
「再び会う日まで、親友よ。ずっと愛してる」

 ドラァグクイーンのペパーミントは、自身のインスタで、「アリ、あなたはどんな人なのか知る前に、私の人生の中にいた」とコメントしました。「子どもの頃のいちばんのお気に入りの朝のアニメの曲を歌っていた。まさか仲良くなれるなんて思ってもいなかった。あなたが私にどんな影響を与えたか、きっと知らないでしょうね。今、私はあなたの功績を世界に知らしめたいと心から思ってる。みんなにあなたの素晴らしさを祝福してほしいと思ってる。誰もかなわないほど、理解がある、オープンな人だった。愛してる。あなたはいつも私の真ん中にいる」
 
 トランスジェンダーの俳優ラヴァーン・コックスは、「今日、あなたが天に召されたという知らせを聞いて、憔悴しきってる。でも、あなたが、いつも私を見ててくれてたように、今も見守ってくれてると思う。あなたと出会えて本当に良かった。あなたが私の人生の一部にいてくれたおかげで、今の私がある。私のブラザー!愛してる!天国で安らかに」

 
 
参考記事:
Groundbreaking, gay singer Ari Gold dies, aged 47(Queerty)
https://www.queerty.com/groundbreaking-gay-singer-ari-gold-dies-aged-47-20210215
Trailblazing Queer Artist, Ari Gold, Dies at Age 47(Out)
https://www.out.com/news/2021/2/14/trailblazing-queer-artist-ari-gold-dies-age-47

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