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ゲイである兄のために代理母出産を決意した女性を主人公としたドラマ『サロガシー』が今晩放送されます

 ゲイである兄とそのパートナーのために代理母出産を決意した女性を主人公としたドラマ『サロガシー』が今晩24:55からフジテレビで放送されます。子どもを授かりたい性的マイノリティの生殖医療について世に広く問いかける作品になりそうです。



 ドラマ『サロガシー』は「フジテレビヤングシナリオ大賞」の第32回大賞受賞作をドラマ化するもので、「SDGメディア・コンパクト」に署名したフジテレビが、SDGs推進のために、BSフジ、ニッポン放送とともに3波連合で行なうプロジェクト「楽しくアクション!SDGs 滅亡させない▽地球の作り方」(▽はハートマーク)の関連番組の一つとして放送されるものです。
 主人公は、ゲイである兄のために代理母出産を決心した江島環とその家族を中心に、関係する人々の心情と成長を描いた作品です。

 オンエア前の作品を事前に視聴し、オリジナルレビューで見どころを紹介する「WEBザテレビジョン」試写室によると、以下のようなストーリーです。

建築の現場で働く独身の江島環は、ゲイである兄・聡のために、代理母出産(サロガシー)を決意。妊娠4ヵ月を過ぎ、事後報告として両親に妊娠の事実を告げる。そこで初めて聡は自分がゲイであることを両親にカミングアウト。環も、兄のパートナーである水野圭人の精子と自分の卵子で子どもを代理母出産するのだと説明する。息子と娘の話の内容に、父・忠はショックで寝込み、母・彰子は、理解できないと頭を抱える。環と聡は、聡の元恋人・西岡麻友が医師として勤める産婦人科に通う。複雑な二人の状況を象徴するように、母子手帳の「お母さんの名前」欄は空白のまま…。

 環が両親に妊娠したことを告げる際、聡が「俺はゲイだ」と両親にカミングアウト、環が兄のパートナー・圭人の精子と自分の卵子で二人の子どもを代理母出産するのだと告げると、両親は事態を受け止めきれず、戸惑いを隠せず…という姿が描かれ、「同性愛者は子どもを望んじゃいけないの?」という重い問いが投げかけられます。
 
 日本ではまだ代理母出産は認められていませんし、戸籍上同性であるカップルや性別適合手術を受けたトランスジェンダーの方のための生殖医療も想定されていませんが、子どもを授かりたいと望む性的マイノリティへの生殖医療はすでに実施されていることも明らかになっていますし(詳細はこちら)、スウェーデンで同性婚した方が代理母出産で子どもを授かったお話を書籍化した『ふたりぱぱ――ゲイカップル、代理母出産(サロガシー)の旅に出る』なども注目を集めています。

 同性婚が認められないのは違憲であるとの判決が出され、大きな話題を呼んでいる、そして、現に子育てをしている同性カップルもいて、そうした家族のための「ファミリーシップ制度」も自治体で整備されつつある今、このドラマは、ファンタジーや絵空事ではない、リアルで現実味を帯びた作品として受け止められるでしょうし、ある意味、絶好のタイミングでの放送だと言えるでしょう。
 同性カップルが子どもを授かるための方法としての代理母出産(サロガシー)について社会で広く議論していくきっかけになるのではないでしょうか。
 
 
サロガシー
3月24日(水)24時55分~
フジテレビにて放送(関東ローカル)
※「世界フィギュアスケート選手権2021女子ショート」により時間変更の可能性あり
 

参考記事:
<試写室>繊細にして大胆!「サロガシー」でドラマ初主演・堀田真由の“涙”に3度泣かされる
https://thetv.jp/news/detail/1025633/
堀田真由、“兄”細田善彦のため代理母に「サロガシー」キャストからコメント到着(cinemacafe.net)
https://www.cinemacafe.net/article/2021/03/17/71878.html

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