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最高裁長官が同性婚について「広い視野で判断を示すことが求められている」と語りました

2021年05月04日

 最高裁の大谷直人長官は5月3日、憲法記念日にあわせて会見し、夫婦別姓や同性婚を認めるよう求める裁判が相次ぐなか、「裁判官は広い視野で適切な判断を示すことが求められている」と述べました。


 憲法記念日にあわせて会見を行った最高裁の大谷直人長官は、夫婦別姓や同性婚など憲法判断が求められる裁判が全国各地で相次いでいるなか、「家族の在り様の多様化や社会状況の変化に伴い、解決に困難を伴う事件が増えてくることはこれまでも指摘されている」と指摘し、「裁判官は新たな社会問題について広い視野を持って対立する主張に耳を傾け適切に判断することが求められる」と、そのために「それぞれの裁判官が日々の仕事や生活を通じて識見を高めるのが重要だ」とする考えを示しました。

 SNS上では、これはもう、最高裁長官が同性婚にお墨付きを与えてくれたも同然だと見て、歓迎する声が上がっています。今後の同性婚訴訟にも良い影響を与えるのではないでしょうか。
(同性婚訴訟といえば、東京地裁が原告の同性カップルが法廷で直接思いを語る手続きを「余計なもの」と判断したことに抗議の声が上がっていましたが、4月28日、めでたく本人尋問(原告の声を聞く手続き)が実施されることになりました。よかったですね)
 




参考記事:
最高裁長官 夫婦別姓などに「広い視野で判断を」(テレ朝)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000214903.html
「広い視野で判断を示すことが求められている」最高裁長官(TBS)
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4259855.html


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