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2020年の新規HIV感染報告数が4年連続で減少した一方、発症してわかる人の割合が4年ぶりに増加に転じました

 厚生労働省は24日、2020年に判明したHIV感染者とエイズ患者が計1,095名だったとする確定値を公表しました。前年より141人少なく、4年連続の減少となった一方、エイズ患者の割合は4年ぶりに増加に転じています。
 

 エイズ予防情報ネットの2020年エイズ発生動向年報によると、2020年の新規HIV感染者は750名(過去20年間で17番目)、新規エイズ患者は345名(同)、両者を合わせると1,095名(過去20年間で16番目)でした。
 新規HIV感染者のうち、同性間の性的接触によって感染した方が543名(全体の約72%)、新規エイズ患者では190名(全体の約55%)でした。割合はこれまでとだいたい同じです。
 保健所などでのHIV抗体検査件数は68,998件で、過去20年間で19番目、相談件数は66,519件で、過去20年間で最も低い水準となりました。
 新規HIV感染者報告数は4年連続で減少している一方、新規報告全体に占めるエイズ患者報告数の割合は、4年ぶりに増加に転じました。エイズ動向委員長は「新型コロナウイルス感染症の保健所及び医療機関の受診控えの影響による変化等も含めて今後注視していく必要がある」とコメントしています。
 

 東京都新宿東口検査・相談室などは頑張って開け続けてきましたが、コロナ禍以降、多くの保健所でHIV検査が中止されたため、検査・相談件数の減少につながっています。コメントにもあるように、できるだけ外出を控えようとするなか、医療機関の受診控えも影響していることでしょう。
 そうしたなか、HIV検査をずっと受けずにいて、発症してわかる方が増えてきているのではないでしょうか。
 エイズを発症して免疫力が下がっている時、さらにCOVID-19を発症し、重症化すると、とても危険なのでは…と、また、今の状況ですと、入院することもままならないのでは…という心配もあります。
 例えば自宅で受けられる郵送検査という方法もありますし、すぐに検査を受けて結果を知りたい方はクリニックなども利用できますし、できるだけ定期的にHIV検査を受けるようにしましょう。
 

参考記事:
HIV感染・発症4年連続減 コロナ影響か、検査低水準 厚労省(時事通信)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021082401056

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