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セーラムカイザー・ボルケイノーズ所属のブライアン・ルビー選手が現役のプロ野球選手として初めてカミングアウト

 オレゴン州カイザーを拠点とするマイナーリーグのセーラムカイザー・ボルケイノーズに所属するブライアン・ルビー選手が、現役のプロ野球選手として初めてゲイであるとカムアウトしました。ちなみにブライアン・ルビーはカントリー・ミュージシャンでもあります。
 
「僕は14歳の時の自分のことを考え続けてきた。カントリーが大好きな野球選手だから怖かったんだ」
「僕のような人間は所属できない世界だった」
「これからの世代の野球選手が権威の犠牲になったりせず、愛するチームでカムアウトしてプレイできるような世界になるよう手助けしたいんだ」
「この10年間、クローゼットに居続けることが葛藤だった」
「以前は自分のことを嫌悪していた。なんでこんな思いをしなくちゃいけないんだ?」

 ブライアンは21歳の時、母親のローレンにカムアウトしました。彼女はショックを受け、「全然気づかなかった」と言いました。
「男性のスポーツの世界は、下劣なからかいをするようなホモフォーブ(同性愛嫌悪者)になりやすい。私はそんなものすべてから息子を守りたいと思いました」
 父親のジョンにカムアウトした時は、もっとよく受け容れてくれました。彼は「息子が座って、魂をさらけ出したんだ、君はただ彼が幸福になることを願うはずだよ」と語り、母親の理解の手助けをしてくれたそうです。
 
 ブライアンは、公にカムアウトしたら野球界では終わりだと思っていました。周りの人たちも「誰に言うか、気をつけろ」と忠告していました。
 ブライアンはゲイだと自覚する前から野球が好きでした。野球はやめたくなかったので、クローゼットに居続けることが、野球を続けるための代償だと言い聞かせていたそうです。
「アスリートとして性的指向を隠し続けることを言い表したいちばんうまい喩えは、ウェイトのついたベストを着た状態でランニングをするようなものだ、ということ。1日中だ。決してそれを脱ぐことはできない。僕はだんだんそのウェイトを軽くしてきたんだ」
 
 チームメイトのガブリエル・コトーは二人の父親に育てられた人で、ブライアンの良き友人です。
「僕は二人のパパに育てられた。他の家族と全く同じようにね。でも子どもの頃はいじめられたよ。闘いながら大人になった。ルビーが僕にカムアウトしてくれたとき、彼のことを本当に尊敬したんだ。僕らの友情がより強まったよ」
 
 
 
 米メジャースポーツの現役選手としては、今年6月にNFL「ラスベガス・レイダース」のカール・ナシブ選手が、7月にNHL「ナッシュビル・プレデターズ」のルーク・プロコップ選手がカミングアウトを果たしています。ブライアン・ルビー選手に続き、いつかメジャーリーグの現役選手でカムアウトする人も現れることでしょう。
 なお、カール・ナシブ選手は8月31日、オープンリー・ゲイの選手として初めてNFLでロースター登録されるという新たな快挙を成し遂げました。
 
  
 
参考記事:
Pro baseball player Bryan Ruby comes out as gay(LGBTQ NATION)
https://www.lgbtqnation.com/2021/09/pro-baseball-player-bryan-ruby-comes-gay/
Bryan Ruby makes history as first active pro baseball player to publicly come out as gay(Pink News)
https://www.pinknews.co.uk/2021/09/03/bryan-ruby-baseball-coming-out-gay/
Carl Nassib makes history yet again as first openly gay ‘regular season’ NFL player(Pink News)
https://www.pinknews.co.uk/2021/09/03/carl-nassib-nfl-gay-las-vegas-raiders/

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