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プライドハウス東京レガシーが「LGBTQ+いのちの相談窓口」を開設しました

 常設のLGBTQセンターである新宿区の「プライドハウス東京レガシー」が、死にたいほどのつらい気持ちを抱えるLGBTQやその周囲の方々のために「LGBTQ+いのちの相談窓口」を開設しました。

 9月10日〜9月16日は「自殺予防週間」です。各地で「いのちを支える」取組みが、ふだん以上に広く行なわれます。
 性的マイノリティの人々がそうでない人々よりも自殺を考えたり、実際に自殺未遂を図ったりする割合が高いことは様々な調査で明らかになっており(LGBの自殺未遂率は異性愛者の約6倍、トランスジェンダーでは10倍にも。詳細はこちら)、メンタルヘルスの向上や自殺防止が課題であると見なされ、政府の自殺対策総合大綱にも2012年から「自殺念慮の割合が高いことが指摘されている性的マイノリティについて、無理解や偏見等がその背景にある社会的要因の一つであると捉えて、理解促進の取組を推進する」と明記されるようになっています。
 プライドハウス東京レガシーが開設した「LGBTQ+いのちの相談窓口」も、そうした国の方針に基づく「LGBTQなどのセクシュアル・マイノリティ」への自殺防止対策事業(厚生労働省「令和3年度(令和2年度からの繰越分)新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金(民間団体実施分)」)の一環として実施されるものです。
 
 昨年、コロナ禍でステイホームが続くなか、プライドハウス東京が緊急アンケートを実施したところ、LGBTQ+ユースの36.4%が「安心して話せる相手や場所とつながれなくなった/つながりにくくなった」と回答、また、73.1%が同居者からの否定的な言動や無理解、自身の性的指向や性自認を理解されないことによる不安や困難を訴えており、メンタルヘルスの悪化や孤立、苦境が浮き彫りになりました。昨今のトランス女性に対するネット上での誹謗中傷の激化もあり、特にトランスジェンダーの方への支援や、安心してSOSを出すことのできる環境を作ることが喫緊の課題と見られています(プライドハウス東京レガシーでは毎月「トランスデー」を設けて、トランスジェンダーに特化した支援活動を行なってきました)
 そうした現状も踏まえて、今年8月、「LGBTQ+いのちの相談窓口」が開設されました。
 この相談窓口では、LGBTQ+や自殺防止に関する相談支援の経験があり、LGBTQ+に関する専門知識を有する専門相談員が対応いたしますので、安心してご利用いただけます。個室のミーティングルームを使用し、プライバシーも守られます。
 
 もし、あなたやあなたの周囲の人が、こんな気持ちを抱えていたら、「LGBTQ+いのちの相談窓口」に相談してみませんか。
・「消えたい」「消えてしまいたい」
・「自分で自分を傷つけることを止められない」
・「家族や身近な人が自ら命を絶ってしまった」
・「生きることをやめたいと思ってしまうことがある」
・「誰にも話せない気持ちを抱えている」
・「性的指向や性自認について話すのが怖い」
・「誰かと一緒に心の中を整理したい」
・「死にたい気持ちを誰にも話せない」

LGBTQ+いのちの相談窓口
利用可能な日時:「プライドハウス東京レガシー」が開館していて、予約枠が空いている時間帯
(月火金土日の13時〜19時 ※最終受付時間:17時30分)
相談場所:「プライドハウス東京レガシー」内のミーティングルーム(東京都新宿区新宿1-2-9 JF新宿御苑ビル2階)
費用:無料
相談時間:1回の相談につき最長60分
相談形態:対面相談
予約方法:フォームに必要事項をご記入のうえ、ご予約ください
※ろう者、難聴者、筆談が必要な方には、筆談で対応できます



 なお、お住まいの地域が東京から遠い、県境をまたぐのが憚られる、わざわざ出かける気力もない…という方なども多いかと思います。
 虹色ダイバーシティがLGBTQ向けの電話相談のリストをまとめてくれていますので、電話で相談してみたいと思う方は参考にしてみてください(なお、24時間受け付けているホットラインはこちらです)
 また、東京都、NPO法人北海道レインボー・リソースセンターL-Portが運営する「にじいろtalk- talk」、名古屋のNPO法人PROUD LIFE、群馬県の支援団体ハレルワなどはLINEでの相談を受け付けています。電話をかけるのもしんどい…という方は、LINEを使ってみてください(ただし、いずれも日時が限定されていますので、ご注意ください)
 
 たとえ今すぐどうこうということではなくても(命に関わるほどの深刻さではないとしても)、緊急事態宣言が長引いているせいで人と会うこともできないなか、夜眠れず、メンタルの不調を覚えるとか、職場でのSOGIハラに悩んでいるとか、パートナーからDVのようなことを受けているとか、LGBTに理解のない親との関係のつらさなど、人それぞれ、様々な悩みがあるのではないかと思いますが、これを機に勇気を出して相談してみてもよいのではないでしょうか。

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