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俳優のカル・ペンがカミングアウト

2021年11月02日

 映画『マスク2』『最後に恋に勝つルール』『スーパーマン リターンズ』、TVドラマ『24 -TWENTY FOUR-』『ママと恋に落ちるまで』『Dr. HOUSE』『サバイバー: 宿命の大統領』などに出演してきたインド系俳優のカル・ペンが、ゲイであることをカムアウトしました。

 カル・ペンは『People』誌で、新たに発表した回想録『You Can’t Be Serious.』について語るなかで、婚約者のジョッシュとの11年にわたるパートナーシップのことを明らかにしました。
 自身がゲイだと気づいたのは「他の人たちと比べると遅めだった」といい、ジョッシュとは、2009年〜2011年の2年間、TVや映画の仕事を休んでオバマ政権のホワイトハウス広報部アソシエイト・ディレクターを務めていた際、ワシントンDCで知り合ったそうです。セクシュアリティについて隠したりということは一切なく、常にオープンだったといいます。
「私はいつも、個人的に接してきた人たちの誰に対してもパブリックでした。バーで会った人であれ。ジョッシュとの関係をオープンにしていました」
「読者のみなさんに、私たちのパートナーシップについて知っていただくのはとてもうれしいことです。でもパートナーのジョッシュ、私の両親ときょうだいという近しい4人はとても静かでした」
「あまり注目を集めたくないし、脚光を浴びたくないのです」

 ペンは回想録で、最初のデートが、自分のアパートで18パックのクアーズライトを用意してNASCARのレースを観るというものだったと記しているそうです。すぐにこのデートはうまくいかないと思ったものの、ロマンスが花開いたと。
 彼は人生を通して家族や友人から全面的なサポートを受けてきて、ジョッシュのことも歓迎してもらえたと語っています。
「最初に、両親と親しい友人に話しました。冗談だと受け取られると思いましたが、本当にそうでした。インド系の両親や南アジアのコミュニティで、俳優を目指す人がどんなことを言ったところで、なんてことはないんです」
「みんな『そっかー、OK!』って感じで。全員に受け容れらたと思いました。素敵なことです。みんなそれぞれ多様な経験をしてきてます。私はとても幸運でした」
「私は他の人に比べると比較的遅い時期に自身のセクシュアリティを発見しました。このようなものにタイムラインはありません。自分のペースでこれができたのは本当によかったです」

 カル・ペンのインスタグラムの投稿には、「カミングアウトしてくれてありがとう!」「おめでとう!」といったコメントが寄せられています。

 
参考記事:
Actor Kal Penn comes out as gay and reveals he’s engaged to his boyfriend of 11 years(PinkNews)
https://www.pinknews.co.uk/2021/10/31/kal-penn-comes-out-gay-fiance/

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