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群馬県大泉町の議場でブラジル人の同性カップルが結婚式を挙げ、町長さんが立会人となって祝福しました

 群馬県大泉町役場にある町議会の議場で1月5日、日系ブラジル人の女性カップルが結婚式を挙げ、町長さんが祝福しました。


 これは、大泉町の企画戦略課と各課横断の20代の職員6人でつくるワーキングチームが企画した、コロナ禍の影響によるに経済的理由で挙式ができないカップルを公募し、議場を式場として無償提供する「議場結婚式」で、昨年8月から募集をかけていたところ、共に町内在住で日系ブラジル3世の会社員、コダマ・レナタさんと、同2世の美容師、ササイ・リリアンさんのお二人がこれを知り、「それならパートナーシップを宣誓し、式を挙げよう」ということで応募し、町で採用されたんだそう。
 当日は、町の職員が純白のクロスと、カラフルな風船、お花などで議場を華やかに飾り付けました。モーニング姿の村山俊明町長が立会人として議長席の前の演台で式を執り行いました。お二人は音楽に合わせて入場。親族や知人ら約30人の参列者を前に「お互いを生涯のパートナーとし、楽しい時も困難なことも二人で分かち合い、生涯ともに生きていくことを誓います」とポルトガル語で宣誓、指輪を交換し、パートナーシップ宣誓書にサインしました。
 村山町長は「議場でお祝いする1組目のカップルで、二人にも記念すべき日になった。ますます愛が深まっていくことを願う」とあいさつし、宣誓受領書(パートナーシップ証明書)を手渡しました。
 式の後、レナタさんは「すごく感動し、幸せです」と、リリアンさんは「とても大切な日として思い出になる」と語りました。二人で力を合わせ、温かい家庭を目指すそうです。
 町長は「初めての取り組みだったが、皆さんと盛大に祝うことができて良かった」と、企画したチームのリーダーで多文化協働課の森あやさんは、「短い期間だったけど、できる限りのことはできた」と満足げに語りました。
 

 一部に外国人への差別や排斥の動きも見られるなか(そしてLGBTQへの差別や偏見もなくなっていないなか)、群馬県でこのように外国人の同性カップルが自治体の支援を受けて感動的な結婚式を挙げることができたというのは、本当に素晴らしいニュースでした。
 
 大泉町は2019年1月、北関東で初めて、全国でも10番目に同性パートナーシップ証明制度をスタートした自治体です。大泉町は人口の約18%が外国人で、特にブラジル系の方が多く、サンバ・カーニバルを開催して観光の目玉とするなど、民族的な多様性を受容することで発展してきた歴史があり、多文化共生を目的に「あらゆる差別の撤廃をめざす人権擁護条例」を制定しています。そうしたことが性の多様性を尊重する姿勢にもつながっているようです。
 


参考記事:
ブラジル人の女性カップルが議場で結婚式、立会人は町長 群馬・大泉(朝日新聞)
https://digital.asahi.com/articles/ASQ166TCWQ16UHNB006.html
議場で永遠の愛誓う パートナーシップ女性カップルが議場結婚式 大泉(上毛新聞)
https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/52484

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