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カミラ・カベロが故郷の「ゲイと言ってはいけない」法案に抗議し、LGBTQ+の子どもたちや家族を守る緊急基金を設立しました

2022年05月12日

 米フロリダ州の通称「ゲイと言ってはいけない法案(Don’t Say Gay Bill)」に反対するため、シンガーのカミラ・カベロが5月8日、故郷であるフロリダ州に暮らすLGBTQ+の若者やその家族を守るための基金を設立しました。


 「Havana Feat.ヤング・サグ」やショーン・メンデスとのデュエット「セニョリータ」で全米1位を獲得し、この4月にソロとしての3rdアルバム『ファミリア』をリリースしたカミラ・カベロは、フロリダ州出身。今回、地元のLGBTQ支援団体Equality Floridaや、全米で最も古い歴史を持つLGBTQ団体であるラムダ・リーガルなどと共同で、フロリダ州で暮らすLGBTQ+の若者やその家族たちを守るために緊急基金として「Protect Our Kids」を設立しました。同法案を廃案に追い込むための訴訟を準備し、影響を受けた若者たちや教師、その家族たちにリソースを提供していくための資金となるそうです。
 カミラはインスタグラムで基金設立のニュースをシェア。イベントの写真を投稿して、「母の日にラムダ・リーガルとEquality Floridaとともに、フロリダ州で可決された憎むべき『Don’t Say Gay 法案』や『トランス法』に対する訴訟を支援する基金を設立できたことを、とても光栄に思う」とコメントしました。
「フロリダで育ち、今も暮らす者として、故郷である州がこの法案を通過させ、学校に差別を招いて若いフロリダ州民たちの健康と人生を危険に晒していることに愕然としています。私たちはすべての生徒たちを守り、あらゆる家族をリスペクトしなければなりません」とカミラは声明で述べています。
「LGBTQの若者たちや家族のために共に結束し、このヘイトに満ちた法律をLambda LegalとEquality Floridaに止めてもらうためにProtect Our Kids基金に寄付を募ることに協力してくれる創立パートナーたちに感謝しています」
「私たちは平等の権利を持ち、すべての人が尊重されるべき。支援できる人は、どうか私のプロフィールにあるリンクからアクセスして寄付をお願いします」

 米『Variety』誌によれば、「Protect Our Kids」には多くの企業や著名人が協賛しているといい、米スターバックスや米Amazonミュージックといった企業のほか、ドラマ『glee/グリー』などで知られる名プロデューサーのライアン・マーフィや、ドラマ『モダン・ファミリー』などで知られる俳優ジェシー・タイラー・ファーガソンとその夫ジャスティン・ミキタ、元インシンクのメンバーでゲイであることをカムアウトしたランス・バスら、多くのセレブたちも共同創設メンバーとして名を連ねています。寄付金はすでに55万ドル(約7100万円)以上を集める勢いを見せているそうです。



参考記事:
カミラ・カベロが緊急基金を設立、「Don’t Say Gay(ゲイと言ってはいけない)法案」に影響を受ける人々を支援(Harper’s BAZAAR)
https://www.harpersbazaar.com/jp/celebrity/celebrity-news/a39950010/camila-cabello-protect-our-kids-fund-launch-220510-lift1/
故郷の「ゲイと言ってはいけない」法案に反発!LGBTQ+の子供たちや家族を守る緊急基金をカミラ・カベロが設立(フロントロウ)
https://front-row.jp/_ct/17539351
カミラ・カベロ、LGBTQ+の人々を守る基金を設立(Numero)
https://numero.jp/news-20220512-camilacabello/

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