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UGGの2022年のプライドキャンペーンはLGBTQのメンタルヘルスの重要性をオープンに話し合える世界の実現を目指す「FEEL HEARD」、TRPにも寄付します

2022年05月21日

 昨年はプライド・キャンペーンにリル・ナズ・Xを起用したUGG(アグ)が、LGBTQIA+のメンタルヘルスとウェルネスの重要性をオープンに話し合える世界の実現を目指し、日韓カップルTAIKI&NOAHを起用した「FEEL HEARD」キャンペーンをローンチ、「オールジェンダープライドコレクション」の一部売上金を東京レインボープライドに寄付します。


 南カリフォルニアを拠点とするグローバルライフスタイルブランドのUGG(アグ)は、6月のプライド月間に先立ち、誰もが安心してメンタルヘルスの重要性についてオープンに話し合うことができる世界の実現に貢献するため、「FEEL HEARD」キャンペーンをローンチします。UGGは、そのミッションの延長として、またプライドの様々な表現を祝して、本社のある米国ではThe Trevor Project(トレバー・プロジェクト)、日本では東京レインボープライドを支援します。キャンペーンには、日本のアンバサダーとして、ニューヨーク、ヨーロッパ、東京など多くのコレクションや雑誌、広告などで活躍する世界的モデルであり、DJでもある日韓カップルTAIKI&NOAHを起用、グローバルでは、作家、パフォーマー、メディアパーソナリティであるALOK(ノンバイナリーの方)などが起用されています。
 「FEEL HEARD」には「LGBTQIA+の人たちの声を聴く人がいるよ」というブランドのメッセージが込められていて、広い層に向けてLGBTQIA+への理解を促すとともに、寄付という形でもコミュニティを支援します。
 トレバー・プロジェクトは、LGBTQIA+の若者をサポートする世界最大の自殺予防・危機介入組織で、24時間365日対応の電話ライフライン、チャット、テキストメッセージなどを通じて、実際に様々な声に耳を傾け、心のケアを提供しています。UGGは今年度、トレバー・プロジェクトへ125,000ドルを寄付し、より多くのLGBTQIA+の若者に支援の手を差しのべ、自殺をなくすというミッションを推し進めるために活用されます。日本では、2020年から継続的に寄付をしている東京レインボープライドに「オールジェンダープライドコレクション」の一部売上金を寄付し、TRPが目指す3つのミッション――LGBTQの存在の可視化、様々なセクシュアリティや立場の人が交流できる場づくり、LGBTQが実際に抱えている課題の解消――の達成に向けた様々な活動を引き続き支援していきます。これらの取組みに関するインタビュー記事がUGG公式ブログに公開されていますので、ぜひご覧ください。
1. FEEL HEARD: THE SOUL. UGG(R)がLGBTQIA+をサポートする理由
2. FEEL HEARD: TOKYO RAINBOW PRIDE. 誰もが自分らしく暮らせる世界へ。東京レインボープライド代表理事インタビュー
3. FEEL HEARD: THE PRIDE PARADE & FESTIVAL. 想いを力に変えるイベント「東京レインボープライド」 
4. FEEL HEARD: WITH TAIKI & NOAH. アンバサダーTAIKI&NOAHが明かす、自分を強くしてくれたもの 

 現在、UGG公式サイトを開くと、トップに「FEEL HEARD WITH TAIKI&NOAH.」と題したオールジェンダープライドコレクションが展開されるようになっています。
 UGGならではの手触りと心地よさを、軽量のパフとフラッフアッパーのスライドサンダルにまで広げたオールジェンダープライドコレクションは、ブランドのシグネチャーであるシープスキンインソールとプライドから着想を得たディテールが特徴のステートメントシルエットを中心に、アパレルやバッグも加わって、様々なアイテムでプライド・ルックが楽しめるラインナップです。レインボーカラーはよく見ると茶色と黒が加わったプログレス・プライドカラーになっているほか、トランスジェンダーカラーのアイテムもたくさん揃えられているところも素敵です。
(靴下買おうかな、あ、結構高い…と思った方、ニュースレター登録で1000円OFFクーポンをもらえるので、ぜひ使いましょう)

 
 UGGのキャンペーンがとてもよいのは、ただ(プライドに便乗して)レインボーカラーのアイテムを発売するというのではなく、グローバルではトレバー・プロジェクトに、日本ではTRPに寄付、というふうにきちんとLGBTQ団体に寄付することが明確にされているところです(たまに、寄付先が明確にされていなかったり、LGBTQではない、違う趣旨の団体だったりということも…)。しかもLGBTQの若者の自殺予防、メンタルヘルスの問題という本当に大切な活動を支援しているのも素晴らしいです(本当は日本でも、トレバー・プロジェクトのようなLGBTQ向けの24時間ホットラインを運営する団体ができるといいですよね…お金や人手の問題なのでしょうか)。グローバルだけでなく、日本向けにも独自のキャンペーンを展開し、ちゃんと日本の団体に寄付するようになっているのもうれしいですね。

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