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JobRainbowの星賢人さんが日本人として初めて「NBC OUT Pride 30」に選出されました

2022年06月03日

 米NBCがプライド月間に、次世代のLGBTQの先駆者やクリエイター、世の注目を集めた人たちをフィーチャーし、祝福する「NBC OUT Pride 30」を発表し、日本から史上初めて、JobRainbowの星賢人さんが選ばれました(おめでとうございます!)
 
 JobRainbowは、(特に就職で困難に直面しがちなトランスジェンダーの方にとっては救世主的な存在となった)LGBTQの就職支援を行なう企業の草分けで、自身もゲイである星さんは、単にマッチングをするというだけでなく、きちんとその会社がLGBTQが安心して働けるような職場環境かどうかも審査したり、研修を行なったりもしてきました。TENGAとタッグを組んで「PRIDE SCHOOL」というLGBTQの「自分らしいキャリア」の実現を応援するオンラインキャリアアップスクールも運営しています(第3回は秋に開催予定です)
 そうした取組みが米国でも評価され、今回の「NBC OUT Pride 30」の選出につながったようです。
 
 NBCの記事では、こう評されています。
「星賢人は、自分がゲイだと気づく前の子どもの頃から、起業によって日本社会を変えることを夢見てきた。しかし、彼は世界がどのようにゲイを扱うかということを知るにつれ、その野心を、使命に変えてきた。
 28歳の星は、日本初のLGBTQの就職支援のプラットフォーム「JobRainbow」の創設者だ。設立して6年後、サイトは月間65万ものアクティブユーザーを持ち、400の企業と契約するようになった。その中にはセールスフォースやマイクロソフト、モルガン・スタンレーなどのグローバル企業もある」
「JobRainbowは、ユーザーに職場でカミングアウトしたいか、どのトイレを使いたいか、といった事前の調査をして、それに合った雇用者を紹介している。
 企業はまた、どうしたらより受容的な職場環境にできるかについてのコンサルも受けることができる」
 星は、日本では40%のLGBT、70%のトランスジェンダーが就職において何らかの困難を感じていると言う。一方、日本は少子化と労働人口の減少に直面している。そこに星は、職場での包摂性を高める意義を見出した。本当の自分自身として働けるだけでなく、社会にも恩恵をもたらすことにつながるからだ」
「彼は、自分の成長過程で闘ってきたようなスティグマがない世界をつくることに貢献したいと願っている」

 素晴らしいですね!
 
参考記事:
This entrepreneur is bridging the gap between LGBTQ jobseekers and employers(NBC)
https://www.nbcnews.com/nbc-out/nbc-out-proud/entrepreneur-bridging-gap-lgbtq-jobseekers-employers-rcna28823


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