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東京都住宅供給公社が運営する全物件ヘの入居申込みが受付中です

2022年12月08日

「東京都パートナーシップ宣誓制度」導入に伴い、同社の運営する全物件ヘの入居申込みをパートナーシップ宣誓をしたカップルにも広げ、受付けを開始しています。

 都民住宅や都営住宅などの賃貸住宅の運営を行なう東京都住宅供給公社(JKK東京)が、「東京都パートナーシップ宣誓制度」導入に伴い、同社の運営する全物件ヘの入居申込みをパートナーシップ宣誓をしたカップルにも広げ、受付けを開始しています。これまでも一部の運営物件では入居することが可能でしたが、全物件へ広げたかたちです。

※東京都住宅供給公社は、都の住宅政策の一翼を担うパートナーとして、良質な賃貸住宅等の供給と居住者サービスの向上、都民の住宅セーフティネットである都営住宅等の適正な管理を着実に推進するとともに、住宅事業を通じて、少子高齢社会への対応や防災機能の向上等に取り組んでいます。



 こちらのニュースでもお伝えしていましたが、「東京都パートナーシップ宣誓制度」の導入に伴い、パートナーシップ宣誓を行なったカップル(やそのお子さん、親御さんなど、3親等内の血族)がJKK住宅へ入居申込できるようになりました。東京都だけでなく、他の自治体でパートナーシップ証明を受けたカップルでも申し込めるそうです。
 合わせて、新婚世帯等の入居支援を目的として、対象住戸の家賃を入居から3年間20%割り引く「ペアさぽ」などの支援制度も利用できるようになります(詳細はこちら

 JKK住宅は、JKK東京※が建設・管理する一般賃貸住宅で、(希望の地区に物件がなかったり、それほど家賃が安くなかったりするものの)礼金、仲介手数料、更新料がありませんし、良質なお部屋を安心して借りることができます。
 一般の不動産屋で、理想的な物件があったのに「LGBTお断り」と入居を拒絶された、同性カップルだから(または男2人だから)という理由で大家さんが入居を認めてくれなかったという経験をしたことがある方もいらっしゃると思いますが、JKK住宅ならそういう思いをせずに入居できるようになりました。やはり制度ができること、公的に承認されるということの意味は大きいですね。

 制度導入から1ヵ月が経ち、都でパートナーシップ証明を受けた方たちも結構多くなっているのではないかと思われます。今後お引越しを考えている方は、選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
(なお、以前から頑張っているLGBTQの不動産会社IRISで相談してみる、SUUMOで「LGBTフレンドリー物件」を検索してみるというのも、安心して物件探しができる方法です。JKK住宅もそうですが、この地区に住みたい!と思っても、フレンドリー物件が全然見当たらない…ということも結構ありますので、根気よく、いろいろな手段で探してみるとよいと思います)
 

参考記事:
東京都住宅供給公社、性的マイノリティー受け入れ(全国賃貸住宅新聞)
https://www.zenchin.com/news/post-7659.php

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