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氷川きよしさんが「一人の尊い命を色物にしないでほしい」とインスタに投稿し、マイノリティ差別に対して声をあげました

2022年12月15日

 氷川きよし(Kiina)さんが12月9日、インスタグラムのストーリーズで、世間のマイノリティ差別に対して「一人の尊い命を色物にしないでほしい」と訴えました。

 いつもはコンサートや舞台裏、日常生活での素敵な写真を投稿している氷川さんですが、この日はストーリーズに画像ではなく長文のメッセージを投稿しました。
「苦しむ人はずっと苦しんだまま孤独な一生なんてあり得ない」
「生物学的になぜそうなのかという事を教育や政治で本来は教えるべきこと。当事者はまわりを考えて存在しない人、居ない人のようになってしまう。それを揶揄ったりバカにしたりそんな毎日に人権なんてありもしない。一人の尊い命を色物にしないでほしい」 
「自分じゃ無いものを頑張りすぎて装うと 絶対に反動で心も身体もパンクする。作らずありのままが1番。要は地球上、誰もがどこまでも人間だってこと。心があるの。みんな感じる痛みは同じ」
「幸せとは平凡。それ以上に幸せな物はどこにも無い。お金があるとか地位とか名誉とか、人の世の幻。幸せは自分自身の心の中にある」
 そして氷川さんは「みんなも人の中にいると日々悔しくて 酷く悲しくなることも多々あると思うけど ネガティブキャンペーンな言葉と活字と戦うのはただの時間の無駄だし、無意味。日々、過去の自分と戦って成長して宇宙大の心を目標にポジティブキャンペーン実施中で共に生きてこ!」と呼びかけました。

 どうやらこの投稿は、12月7日放送の『FNS歌謡祭』第1夜(フジテレビ系)で、氷川さんが『限界突破×サバイバー』をパフォーマンスした際、赤いジャケットの下に肌色の裏地と黒レースが合体したようなシャツを着用していて、ジャケットの下から垣間見える胸のふくらみに対して、ネット上で揶揄する声が上がったことに対してこのように思いを綴ったものと見られています。
 私たちは当然、氷川さんを応援していますし、ネット上でも応援のコメントもたくさん上がっているようですが、ネガティブな声に傷ついてしまったようで、胸が痛みます…。

 14日には東京国際フォーラム ホールAで歌手活動休業前の最後のコンサートである「氷川きよしスペシャルコンサート2022~きよしこの夜 Vol.22」が催されましたが、そのときのMCで、中学時代いじめに遭い、学校にほとんど行っていなかったことを明かしていました。新曲「魔法にかけられた少女」は、長かった髪を剃られ…といったトランスジェンダーの生きづらさを表現したような歌詞で、MVでは自ら「少女」の苦しみを表現しており、自身の体験を描いた歌だったのではないかと見られています。
 コンサートでは、歌手休養中は「やりたいことはいっぱいありますが、旅行もいいですね」と目を細め、司会の西寄ひがしさんが「ゆっくり休んでいただいて、歌はずっと続けるということで、みなさん、Kiinaの帰りを待ちましょう」と客席に呼びかけ、大きな拍手が送られたそうです。休養中にぜひ、のびのびと、本当の自分を取り戻し、いま以上に素敵なKiinaとして帰ってきてほしいですね。
 
 休業前の最後のステージとして大晦日、「白組、紅組の枠を超え、特別企画として」紅白に出場することが決まっている氷川きよし(Kiina)さん。歌手生活23年間の締めくくりにどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、応援しながら見守りましょう。
 


参考記事:
氷川きよし「一人の尊い命を色物にしないでほしい」マイノリティーを取り巻く現状について訴え(日刊スポーツ)
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202212090000549.html
氷川きよしがメッセージ性の強い長文投稿 「バストが限界突破」との反響に対し言及か(アサジョ)
https://asajo.jp/excerpt/162142
氷川きよし「22年間、本当にありがとうございました」毎年恒例のSPコンサートで感謝:レポート(MusicVoice)
https://www.musicvoice.jp/news/242078/
氷川きよし「きよしこの夜」潜入ルポ 中学時代のいじめや号泣レコーディング“秘話”を明かす場面も(日刊ゲンダイ)
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12136-2049395/


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