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2/18、金沢にコミュニティセンター誕生&クラブイベントも開催

2023年01月19日

 2021年に北陸初のプライドイベントを大成功させ、昨年のプライドでも金沢の伝統文化とコラボした企画が素晴らしかった金沢レインボープライドが、2月18日(予定)、古い町家をリノベーションして「金沢にじのま」というコミュニティセンターを立ち上げ、併せてHIV予防啓発のクラブイベントを開催することになりました。

 こちらの記事の「金沢でプライドが大成功した理由」でもご紹介したように、北陸地方はもともと日本一同性愛嫌悪が強い地域だったのですが、金沢の街はここ数年で急速に変わってきました。2010年代に団体や学生サークルなどが立ち上がり、また、国連大学サステイナビリティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニットの永井三岐子さんというアライの方と、金沢出身であるグッド・エイジング・エールズ(やプライドハウス東京、「結婚の自由をすべての人に」など)の松中権さんらが協力しあって『LGBTと教育フォーラム』というフォーラムを開催したり、金沢21世紀美術館で「OUT IN JAPAN 2000人写真展」を開催するなどして、市民への啓発を続けてきました。2020年には「旅音」という古民家ゲストハウスで「LGBTと教育フォーラム」を開催し、これをきっかけに2021年1月から毎月「nijinomaカフェ」というLGBTQやアライの方々が集うミーティングが開催されてきました。この場から金沢レインボープライドが生まれ、北陸初のプライドパレードも実現しました(同年、北陸三県で初めて金沢市で「パートナーシップ宣誓制度」も実現しました)。こうした取組みを通じて、金沢レインボープライドのみなさんは、常設の居場所を作る必要性を感じたといいます。プロジェクト代表の松中権さんは、「人とのちょっとした違いでいろいろな困難を抱える人がたくさんいる。LGBTQやアライだけでなく、そういう方々にとっても『金沢にじのま』が居場所になればいいなと思い、プロジェクトを始めた」と語っています。
 そうして、金沢市池田町にある築100年超の町家をリノベーションして常設の居場所(コミュニティセンター)にしたいとして、昨年、クラウドファンディングが実施され、無事に成立を見ました。
 北陸では無料・匿名の郵送HIV検査も実施されていますが、この「金沢にじのま」が、全国のコミュニティセンターのように、HIV(をはじめとする性感染症)についての情報提供を行なうステーションの役割も担うことになりそうです。
 
 「金沢にじのま」は現在、リノベーション作業を進めつつ、内覧を行なっています(火曜・水曜を除く13:00~16:00)
 オープンは2月18日(土)の予定ですが、これに合わせ、「UPDATE!?」というHIV予防啓発のクラブイベントも開催されることになりました。ゴージャスなドラァグクイーンやGOGO BOY、DJが東京からも多数参加する、ふつうにゲイナイトとして楽しめるようなイベントです。「当日は素敵なノベルティなどもご用意して、皆様のお越しをお待ちしております!」とのことです。北陸地方のみなさんはもちろん、遠方の方などもぜひ、金沢へお出かけください(雪の兼六園やカニも堪能しましょう♪)
 
UPDATE!?
日時:2023年2月18日(土)20:00-26:00
会場:DOUBLE金沢(石川県金沢市片町2-8-3 香ビルB1F)
料金:¥2,500(1Drink付)、フライヤー持参または赤いモノ着用:¥2,000(1Drink付)
主催:一般社団法人 金沢レインボープライド
協賛:EDGE、dba ORGANIC



参考記事:
築100年、金沢町家を虹の居場所に LGBTQら交流へ寄付募る(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20220916/k00/00m/040/029000c

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