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NZ代表「オールブラックス」としても活躍したキャンベル・ジョンストン元選手がカミングアウト

2023年01月31日

 元ラグビーニュージーランド代表のキャンベル・ジョンストン氏が1月30日、ゲイであることをカムアウトしました。オールブラックス経験者としては初めてです。


 キャンベル・ジョンストン選手は、オールブラックスのPRとして2005年、3試合に出場、また、クライスチャーチを拠点とする「クルセイダーズ」の一員として2003年〜2008年、38ものスーパーラグビーマッチに出場してきました。その後、仏リーグ・トップ14の「ビアリッツ」で2012年まで活躍し、2012年〜2013年にはウエールズの「オスプレイズ・ウェールズ」でプレーしています。
 1月30日、テレビ・ニュージーランド系列のニュースチャンネルに出演したジョンストン氏は、「嘘を生き」「二重生活」を送ったあと、ある種の「秘密」を作ろうとしていたと語りました。彼は、家族や友人にはすでにカムアウトしていたものの、ラグビー界にいるゲイの選手の「この問題にまつわるスティグマやプレッシャーを取り除くために」彼自身のストーリーをシェアしたいと語りました。
「ラグビーには一つのフレーズがある。それは、試合後に鏡を見て自分自身に正直でいられれば、自分はよくやったと分かるということだ」
「そして自分は鏡を見ていたときチームメートに正直ではなかった。それが大きな重圧となり、自分にのしかかっていく」
 
 カミングアウト後、オールブラックスは彼の「強さと可視化」がラグビー界での受容に道を開くだろうと述べ、愛とサポートを示しました。

 ジョンストン氏はインスタグラムに「今日は素晴らしい日だ。クルセイダーズに戻って自分自身の旅について語るーー本当にハッピーだよ」と投稿。「このスペースの中でもがいている誰かがドアを開ける手助けになることを望んでいる」 
 
 
【追記】2023.10.14
 ラグビーW杯に関連し、朝日新聞にジョンストン氏のことをフィーチャーした「ゲイと明かした元オールブラックス選手 「男らしい」超え示したもの」という記事が掲載されました。そちらも併せてご覧ください。


参考記事:
ラグビーNZ代表で初の同性愛公表 ジョンストンさん「自分が扉を開けば多くの人の助けに」(日刊スポーツ/共同
通信)
https://www.nikkansports.com/sports/news/202301310000058.html
元NZ代表ジョンストン氏が同性愛告白 オールブラックスでは初(AFP)
https://www.afpbb.com/articles/-/3449133
Who is Campbell Johnstone, the New Zealand All Blacks’ first gay player?(Pink News)
https://www.thepinknews.com/2023/01/30/campbell-johnstone-gay-all-blacks-rugby/

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