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【悲報】「北欧館」と「ロイヤル」が突如閉店、Twitterにあふれる悲しみの声…

2023年03月31日

 大阪の老舗ゲイサウナ「北欧館」と「ロイヤル」が本日正午をもって閉店となったことがわかりました。「北欧館」は堂山のランドマークの一つでもあり、長年、関西のみならず全国のゲイピープルに親しまれてきた場所だけに、突然の閉店の報せに驚きや衝撃、悲しみが広がっています。
 
「突然ではございますが、北欧館およびその姉妹店でありますビジネスインロイヤルは、令和5年3月31日正午をもちまして閉店することになりました。
 皆様の長きにわたるご支援に心より感謝申し上げますとともに、突然の営業終了により、皆様に多大なご迷惑とご不便をおかけいたしますことを、深くお詫び申し上げます。
 皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます」
というお知らせが掲示されたことをTwitterユーザーが投稿し、Buzzap!がニュース記事にしました。
 ガセネタではないかと確認しに行った方が「ほんまやね…」と再度投稿したりもしているので、1日フライングのエイプリルフールなどではなく、本当に閉店されるようです。受付は午前4時で終わったそうで、最後にもう一風呂…と思った方も入場は叶わなかったようです。
 
 30年近くゲイライターやってますが、これほどまでに「衝撃」「激震」という言葉がふさわしい事件もありません。(※関西の事情に詳しくない方にお伝えすると、「北欧館」と「ロイヤル」が同時に閉店するというのは、新宿・上野・浅草の「24会館」と「大番」が全部一気になくなるようなことです)
 Twitter上には「たくさんの思い出をありがとう」「店員さんが優しかった」といった感謝の言葉から、館内でのいろんなエピソード(ブルーゾーンにまつわるあれこれとか)、「私の青春…」「私はこれから一体どこに行けばよいのか…」といった悲しみの言葉まで、さまざまなコメントがあふれています。
 
 コロナ禍という未曾有の危機も乗り越えながら、たくさんの方たちに快適なゲイ・ステイや素敵な出会いやお楽しみを提供しつづけてくれた大阪の二大ゲイサウナが、なぜ今、どのような経緯で突然閉店に至ったのか、その理由は明らかになっていませんが、複数の方が語っているように、終電を逃しても気軽に泊まれる場所があることはゲイバーやイベントにとっても本当に大事なことで(「adan」が閉まった後、ミナミのゲイバーが減ってしまったと指摘する方もいらっしゃいました)、堂山や新世界のコミュニティにも影響を与えるのではないかと危惧されます。
 
 ともあれ、これまで本当にゲイシーンに多大な貢献をしてきてくださった「北欧館」と「ロイヤル」に感謝申し上げます。ありがとうございました。
 
(Junchan)

【追記】2023.4.2
Twitterに写真が上がっていましたが、とある方が「北欧館」の前に「北欧館ありがとう!おつかれさま」というメッセージカードを添えてお花を置いていかれました。とても素敵だと思いました。


参考記事:
「北欧館」「ロイヤル」突如閉店、大阪の老舗サウナおよそ30年の歴史に幕(Buzzap!)
https://buzzap.jp/news/20230331-hokuoukan-loyal-close/

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