g-lad xx

NEWS

東京都が24時間予約可能なHIV等検査予約サイトを開設しました

2024年07月10日

 東京都保険医療局は7月8日、都が実施するHIVや梅毒などの性感染症の検査をオンラインでいつでも予約できるWebサイトをオープンしました。これまでは会場ごとに電話で予約する必要があったのですが、一気に検査予約の利便性が高まります。

 アクセス方法は、保健医療局のWebサイト「東京都性感染症ナビ」のトップページ右上の「検査のご案内」をクリックし、開いた「検査・相談」ページの「検査予約」ボタンを押すと、下のほうの「検査の予約」という項目に飛ぶので、そこに書かれている「東京都HIV等検査予約サイト」のURLをクリックするという感じです(説明書きなども書かれているので「東京都性感染症ナビ」から入るのがいいと思います)
 いつも予約で混雑している東京都新宿東口検査・相談室のほか、穴場の東京都多摩地域検査・相談室など、7ヵ所の検査会場の一覧から検査の予約を行なうことができます。
 予約できるのは2週間後の同じ曜日までです。検査日が近くなるとリマインドメールを送信する機能もあります。英語、中国語(簡体字と繁体字)、韓国語にも対応しています。


 ここ数年、東京都の(というより全国的に)HIV感染報告数は減少しているものの、2021年から梅毒患者が急増しており、今年は7月2日時点で1898件の報告があったといいます。都は「気になることがあれば、すぐにサイトをご利用ください」と呼びかけています。
 コラム「2024年6月のHIV検査キャンペーン」でもお伝えしましたが、梅毒は決して侮れない病気で、性器どうしの接触、皮膚や粘膜の接触、ケツ舐め、(唇に傷があれば)キスやフェラでも感染しますし、一度治っても何度でも感染しますし、感染力が強く、また、「偽装の達人」と呼ばれるくらい、症状を見逃しやすい病気です。ですから、みんなで定期的に検査を受けて、感染がわかったらすぐ治療する、というふうにしていくことが大切です。6月の検査普及月間が終わって落ち着いている今が、あまり混んでなくて受けやすいタイミングだと思われますので、ぜひこの機会に検査を受けましょう。



参考記事:
24時間いつでも匿名で予約できる「HIV等検査予約サイト」、東京都が開設(ITmedia NEWS)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2407/10/news140.html

INDEX

SCHEDULE

    記事はありません。