g-lad xx

NEWS

トランスジェンダーの娘を持つリーヴ・シュレイバーがLGBTQユースのホームレスを支援する団体のチャリティイベントでスピーチしました

2025年05月15日

ロバート・デ・ニーロがトランスジェンダーであることをカムアウトした娘へのサポートを表明したのに続き、リーヴ・シュレイバーがトランスジェンダーの娘カイについて初めて語ったというニュースが届きました。

 リーヴ・シュレイバーはもともと舞台俳優で、1993年にブロードウェイデビューを果たし、2005年に舞台『Glengarry Glen Ross』でトニー賞演劇助演男優賞を受賞しています。『スクリーム』シリーズや『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』『大統領の執事の涙』『スポットライト 世紀のスクープ』など映画にも多数、出演しており、『ウッドストックがやってくる!』ではトランス女性・ヴィルマの役を演じていました。2005年から女優のナオミ・ワッツと交際し、2人の子をもうけています。長男はアレクサンダー・ピート、そして2番目の子がトランスジェンダーのカイ・シュレイバーです。

 『VOGUE JAPAN』によると、リーヴ・シュレイバーは『ヴァラエティ』誌のインタビューに対し、「カイはずっとカイでした。でもいちばん印象深かったのは、代名詞を変えるよう頼まれたときだと思います。正直に言うと、カイはずっと女性的だったので、そこまで大きなことだと感じませんでした」と語りました。
 今年3月、カイはヴァレンティノのショーでランウェイ・デビューを果たし、その後、同ブランドのキャンペーンにも登場するなど、モデルとしてのキャリアをスタートさせています。リーヴと妻のテイラーは5月9日(現地時間)、カイとともにLGBTQユースのホームレスを支援する「アリ・フォーニー・センター」のチャリティイベントに出席し、同団体の意義について「単にトランスジェンダーコミュニティを代表するだけではありません。実際のところ、十分な資源に恵まれず、支援を受けることもできず、家族から保護や世話を受けられず、拒絶されやすい人々のコミュニティなのです」「華やかに着飾って、外で人前に出る準備をするとき、私たちがしていることは、切実に支援を必要としているコミュニティのために資金を集めているんだということを、常に心に留めておかないといけないんです」と語りました(素晴らしいですね)

 シュレイバーはまた、インタビュー中でトランスジェンダーの子を持つ親へのアドバイスを求められ、「他のお子さんに対する答えはわかりません。トランスジェンダーの子どもの父親として、どんなスタンスなのかわかりませんし、バックグラウンドや宗教、精神的な理念についてもわかりません。自分の子どもについてどう思っているかを伝えるのは、少し行き過ぎているように感じます」と語りました。そして「もしトランスジェンダーのティーンに”手こずっている”人に何か伝えるとしたら、『ティーンエイジャーは頭痛の種です。本当に大変』ですね。トランスジェンダーかどうかは関係ありません。ティーンがティーンであることはどうしようもないです。彼らは本当に面倒なことが多いし、カイもティーンらしく怒りっぽくて遠慮がありません」と付け加えたそうです。

 米国ではトランスジェンダーが軍から排除されたり、「トランスジェンダー医療は薬ではなく心理療法で」とされるなど、トランスジェンダーへの弾圧とも言うべき政策がどんどん進行しており、ただでさえ生きづらかった当事者が、本当に深刻な状況に追い込まれつつありますが、デニーロやシュレイバーがこうしてトランス女子の我が子を毅然と守り、父親として無条件の愛を注ぐ姿勢を公にしたのは本当に素晴らしいことです。米国では、若いLGBTQが勘当されたり家にいづらくなったりしてホームレスになることが非常に多く(ホームレス・ユースの実に40%がLGBTQです)、深刻な問題になっています。「アリ・フォーニー・センター」はそうしたLGBTQユースのホームレスを支援するというとても大切な活動をしています。そのチャリティイベントに出席して、リーヴ・シュレイバーという大物俳優がこのようにコメントし、支援したことの意義は決して小さくありません。
 

参考記事:
リーヴ・シュレイバー、トランスジェンダーの娘カイについて初めて語る(VOGUE JAPAN)
https://www.vogue.co.jp/article/liev-schreiber-opens-up-about-trans-daughter-kai

INDEX

SCHEDULE

    記事はありません。