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日テレで10月から放送のゲイドラマ『ぼくたちん家』が日本初のインクルーシブプロデューサーを設置、カミングアウトした白川プロデューサーが担当

2025年09月12日

 すでにニュースでご覧になった方も多いことでしょうが、10月から日テレでゲイを主人公にしたドラマ『ぼくたちん家』が放送されます。このドラマでゲイを描くにあたり、カムアウトしている白川プロデューサーが日本初のインクルーシブプロデューサーとして参加していることがわかりました。


 10月12日スタートの日曜ドラマ『ぼくたちん家』は、ちょっと不器用でやたら情に厚い、心優しい一人のゲイ・波多野玄一(及川光博さん)が、恋にも人生にも情熱を持たないクールなゲイ・作田索(手越祐也さん)に恋をして、なぜか告白のときに「家を買いませんか?」と提案するというストーリー。さまざまな偏見の中で生きる“社会のすみっこ”にいる人々が、愛と自由と居場所を求めて、明るくたくましく生き抜く姿を描くオリジナル作品です。
 日本テレビが11日に実施した『2025年10月改編説明会』で白川大介氏がこのドラマについて「主人公が波多野⽞⼀という真っ直ぐな50歳のゲイの男性の役です」と説明し、河野英裕プロデューサーから「『ゲイの2人が家を買うというストーリーをオリジナルドラマでやりたいんだよね』というふうな相談を受けました」と明かしました。そして「私自身は7年前に自分がゲイであるということを、まさにこの会議室でカミングアウトして、それ以来、報道局で性的マイノリティだったりジェンダー平等の報道に関わっています」と語り、「性的マイノリティ当事者が登場するドラマにもこれまでは監修という形で携わらせていただいていたんですけれども、今回河野さんからより中に一緒に入る形で(オファーを受けて)」と言われ、より深く作品に携わることになった経緯について説明し、「例えば俳優さんの役作りだったりとか、あとストーリーの結構大事な部分のところだったりというところに、プロデューサーの一人として一緒にやらせていただけるということなので、今回インクルーシブプロデューサーという形で関わらせていただいてます」と語りました。「インクルーシブプロデューサーと名乗っている例はたぶん日本ではないかなというふうに思っています」「名前をつけるときにプロデューサーの中でどういう役割をしているのか、私のバックグラウンドも含めて、そういうことが明らかになった方がいいだろうという社内の議論がありまして。いろいろ国内外の事例などを見て、今この言葉がいちばんいいのではないかなということを、同じようなことに携わっている先輩の方々、社内だけではなくて業界自体のいろいろな方にも少しご意見をお伺いして、最終的にこの形に決めました」

 
 テレビ業界もこの10年で大きく変わり、LGBTQを取り上げたドラマがたくさん制作されるようになるとともに、LGBTQ団体の方などが監修として参加し、演技が当事者にとって不快なものになっていないかどうか、ステレオタイプな表現になっていないか、といったチェックを行なうのが通例になっています。今回、さらにそこから一歩進み、社内の当事者のプロデューサーが、そのドラマがLGBTQインクルーシブ(性の多様性を笑いのネタにしたり、消費・搾取したりするのではなく、当事者に寄り添い、支援的なメッセージを伝えるような、といった意味だと解されます)なものになるよう、「インクルーシブプロデューサー」として参加するということです。時代が一歩進んだ感があります。
 
ぼくたちん家
日本テレビ系
毎週日曜22:30-
10月12日から放送スタート
出演:及川光博、手越祐也、白鳥玉季、坂井真紀、光石研、麻生久美子ほか



参考記事:
及川光博&手越祐也の新日曜ドラマ「ぼくたちん家」インクルーシブプロデューサー初設置 7年前にゲイ公表・協議重ね決断(モデルプレス)
https://mdpr.jp/news/4642870
及川光博×手越祐也『ぼくたちん家』、インクルーシブプロデューサーを初設置 カミングアウトした報道局Pが担当(ORICON)
https://www.oricon.co.jp/news/2406200/

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