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今年のエミー賞のLGBTQの受賞者は?

2025年09月16日

 米テレビ業界最大の祭典である第77回プライムタイム・エミー賞授賞式が9月14日(現地時間)にLAのピーコック・シアターで行なわれました。例年、トニー賞などと並びLGBTQの俳優やタレントが大活躍するエミー賞。今年の受賞者はどうだったのか?ということで、以下にご紹介します。
 
【ドラマシリーズ部門】
 ゲイのコメディアン/俳優のトラメル・ティルマンがアップルTV+のSFサイコスリラー・ドラマ『セヴェランス』への出演で、助演男優賞に輝きました。黒人としてこのカテゴリーで初の受賞者でもあります。

【コメディシリーズ部門】
 ゲイのコメディアン/俳優のジェフ・ヒラーがHBO制作のハートウォーミングなコメディ・ドラマ『サムバディ・サムウェア』への出演で、助演男優賞に輝きました。受賞スピーチでジェフは、「『ユーフォリア』なんかも放送してるHBOでこんな汗っかきの中年を推してくれてありがとう」と語り、パートナーと共演したブリジット・エヴェレットに感謝を捧げました。

 バイセクシュアル女性の俳優、ハンナ・アインビンダーが『Hacks(原題)』への出演で、助演女優賞に輝きました。受賞スピーチで彼女がICEを痛烈に批判し、パレスチナへの支援を訴えたことがハフポストでもニュースになっています。
 
【リミテッドシリーズ/アンソロジーシリーズ部門】
 レズビアンの俳優、エリン・ドハティは、日々SNSにさらされる子どもの犯罪を描き、舞台となった英国で社会現象を巻き起こしたドラマ『アドレセンス』への出演で、助演女優賞に輝きました。同作は、13歳の少年を演じたオーウェン・クーパーが15歳にしてリミテッドシリーズ/アンソロジーシリーズ部門の助演男優賞を受賞して最年少記録を更新したり、作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞なども獲得しています。
 
【リアリティ番組部門】
 バイセクシュアル男性で『キャバレー』『チョコレートドーナツ』などへの出演でも知られる俳優のアラン・カミングが、『ザ・トレイターズ』の司会で(あの『ル・ポールのドラァグ・レース』を抑えて)最優秀リアリティ番組を受賞しました。
 『ザ・トレイターズ』は本物のスコットランドの城を背景に、過去のリアリティ番組出身者や一般人たちが25万ドルの優勝賞金をかけて争う様子を描いたリアリティ・ショーで、スコットランド人のアラン・カミングが司会を務め、そのキャラクターの魅力で人気を博しています。

 ダン・レヴィが司会をつとめた昨年のエミー賞は、グレッグ・バーランティが理事会賞を受賞したり、ジョディ・フォスターが初受賞したり、クィア的な見所が多かったのですが、今年は少し控えめだったかもしれません。
 
 なお、惜しくも受賞は逃したものの、ル・ポール、アヨ・エデビリ、ボウエン・ヤン、ベラ・ラムジーなどもノミネートされていました。そのノミネートを報じたPink Newsの7月の記事には「クィアピープルが今もアートやカルチャーの大舞台で活躍し、その世界を動かしていることを証明した」と書かれていました。

 

参考記事:
From “Hacks” to “The Traitors,” LGBTQ Stars Shine at the 2025 Emmy Awards(glaad)
https://glaad.org/from-hacks-to-the-traitors-queer-stars-shine-at-the-2025-emmy-awards/

Sorry Trump, this year’s Emmy nominations prove diversity is one of America’s greatest strengths(PinkNews)
https://www.thepinknews.com/2025/07/16/emmy-nominations-2025-record-breaking-bella-ramsey-bowen-yang-rupaul-ayo-edebiri/

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