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チャペル・ローンが「M・A・C」のアンバサダーに就任しました

2025年12月10日

 M・A・Cがチャペル・ローンを新たなグローバル・アンバサダーに任命しました。来年から長期的なパートナーシップを通じてM・A・Cのグローバルキャンペーンに出演し、さまざまなサプライズや大胆なクリエイティブを届けていくことになります。


 まるでドラァグクイーンのようなメイクでMVやステージに登場し、注目を集めてきたチャペルは、「M・A・Cとのパートナーシップは、私にとって原点に戻るような特別な意味がある。M・A・Cはこれまでも、アート、クィアネス、ドラァグ、そして自己表現を尊重し、私のような存在に常に居場所を作ってくれた。長年にわたりM・A・Cチームとは特別な関係を築いてきたが、今回の新たな挑戦においても、彼らは素晴らしく思慮深いコラボレーターであり続けている。私たちが共に創り上げたものを、世界中の皆さまにお届けできる日が待ち遠しい」と語りました。

 M・A・Cのグローバル・クリエイティブ・ディレクターであるニコラ・フォルミケッティは、「M・A・Cの新しいブランドアンバサダーとしてチャペルを迎えられることをとても嬉しく思う。彼女はこの世代で最もエキサイティングで力強いアーティストの一人であり、美しさを大胆で感情的なストーリーテリングとして体現する真のクリエイティブフォース」「チャペルはオーセンティシティ、クィアの喜び、そして恐れ知らずの自己表現を大切にする世代を体現していて、M・A・Cの『すべての年齢、すべての人種、すべてのジェンダーのために』というミッションに完全に合致している。特にLGBTQIA+コミュニティの声と権利に寄り添う彼女の姿勢は、M・A・Cが創業以来大切にしてきた精神そのもの。今後一緒に生み出していくすべてのことが楽しみだ」と語りました。

 今回お披露目されたチャペル初のM・A・Cキャンペーンフォトは伝説的フォトグラファー・デュオであるイネス&ヴィノードが撮影したもので、プレスリリースでは「雲のように白い肌、存在感を消した眉、そしてクール・テディのリップを組み合わせた演劇的なメルックを披露。メイクアップ・アーティストのアンドリュー・ダーリンは、このルックについて「パワフルでグラフィック、そして“チャペルらしさ”に満ちたアンドロジニーの現代的な解釈。フィルム・ノワールや1930年代のミリタリースタイルを参考にしながら、チャペルのシグネチャーであるハイグラムを重ね合わせた。真っ白なベースと眉消しでクリアなキャンバスを作り、クールグレーとディープブラックのアイメイクでシネマティックなムードを演出。仕上げに、グリッターのアイラッシュで遊び心と華やかさをプラスし、チャペルがさまざまな姿に変身する際にまとっている、あのドラマティックな魅力を表現した」と解説した」と書かれています。
 首の色と違いがはっきりわかるくらい真っ白なベースを塗って「キャンバス」を作り、眉つぶしでもともとの自分の眉の形跡を消し去った上に記号のような眉をアイブロウペンシルで描いたり、ゴテゴテしたつけまつげ(しかも下につけてるのはシルバーのキラキラしたやつ)をつけたり、リップライナーで縁どりしたりというのは完全にドラァグメイクの手法です(三善の舞台用化粧品を使わなくてもM・A・Cの製品でこういうメイクができるんだなぁと逆に感心したり)

 
 M・A・Cは1994年からエイズ患者支援のチャリティとして全額をM・A・Cエイズ基金に寄付する「ビバ グラム」というシリーズを発表していて、25周年を機にエイズ患者だけでなく支援対象をLGBTQ+へと拡大しています。これまでにエルトン・ジョン、シンディー・ローパー、クリスティーナ・アギレラ、アリアナ・グランデ、ニッキー・ミナージュ、リアーナ、レディ・ガガなどのアーティストが「ビバ グラム」のスポークスパーソンをつとめてきました。『ル・ポールのドラァグ・レース』で「ビバ グラム」のCM制作を行なったりも。(実は2000年頃に新宿の「CODE」で開催された「GRATIA」というHIV予防啓発のクラブパーティにも「ビバ グラム」が協賛してくれたことがあります)
 「ビバ グラム」の取組みだけでなく、M・A・Cは米国の各地のプライドイベントに協賛したり、プライドマンスにキャンペーンを打ったり、#MACLOVESPRIDEのコレクションを展開したりしてきました。
 
 なお、M・A・Cのグローバル・クリエイティブ・ディレクターをつとめるニコラ・フォルミケッティはオープンリー・ゲイで(ちなみに静岡県出身です)、ミュグレーのクリエイティブディレクター、DIESELのアーティスティック・ディレクター、レディ・ガガのスタイリングやMVのディレクション(MTVアワードでの生肉ドレスやロブスターの帽子などもニコラが手がけました)など、輝かしい経歴を誇るファッションデザイナー/ディレクターです。クィアだからこそ『すべてのジェンダーのために』というミッションを掲げるM・A・Cにマッチしたのだし、チャペル・ローンの真価を十二分に理解したうえで今回の起用に至ったのではないでしょうか。
 今後もチャペル・ローンというキャンバスにどんな素敵なメイクアップアートが描かれるのか、楽しみにしましょう。
 
 

 
参考記事:
グラミー受賞アーティスト、チャペル・ローンが「M・A・C」のアンバサダーに就任(WWD)
https://www.wwdjapan.com/articles/2276985

【M·A·C】グラミー受賞アーティスト、チャペル・ローンがM·A·C新グローバル・アンバサダーに就任(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000108.000044623.html

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