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昨年末に茨城県日立市で開催されたパレードのことが記事になっていました

2026年01月18日

 こちらのニュースでお伝えしていたとおり、昨年12月30日に日立市で初の(茨城県としても初の)プライドパレードが開催されました。茨城新聞で取り上げられていたのでご紹介します。
 
 主催団体の「Rainbow Pride ひたち」は市内在住の小野間智秋さんと同市出身の野里彩純さんが共同代表を務め、2024年11月に立ち上げられました。お二人は県外の活動に参加してきましたが、「地方には性的少数者がいない」と誤解されがちなため、「日立にもいるよ!」とその存在を知ってもらおうと団体を立ち上げました。日立市内での集会やパレードの開催、居場所づくりや情報発信に取り組み、LGBTQなど生きづらさを抱える人たちが気軽に集まったり話したりできる場を広めたい考えです。主にSNSを使い、当事者やアライの連携に向けた情報を発信します。
 もともとTRPにボランティアで参加したり、当初から茨城でもパレードの実現をと考えていた「Rainbow Pride ひたち」の方たちは、準備期間を経て、昨年11月に日立市でのパレード開催を発表しました(本当は秋頃の開催を目指していたようですが、いろいろあって12月30日になったようです)
 当日は県内外から約10人が集まり、JR日立駅から平和通りを通り抜けて国道6号線を回って銀座通りから日立駅に戻ってくるというコースを歩きました。参加した方たちは「あなたは一人じゃない」「ありのままでいい」「少数者も多数者も権利は同じ」といった言葉を記した旗やプラカードを持ち、沿道の通行人や商店の方などが手を振って応援する姿もあったといいます。
(以下、全国のプライドパレードを取材している秋山理央さんが撮影した動画をご紹介します)


 茨城新聞によると、参加した女性は企業勤めの経験を基に「会社は女性の活躍支援は熱心だが、性的少数者には関心が薄かった」と、別の参加者は「差別や偏見があるから」実家や地元に帰省しないと、「少数者の人権が尊重される社会になってほしい」と訴えたそうです。
 主催した共同代表の小野間さんは、性的少数者が存在を否定されないことが必要で「若い人だけでなく、幅広い年齢層の人たちにも知ってほしい」と語りました。同じく野里さんは「不安で孤立する人が取り残され、息苦しくなる社会は誰でも生きにくい。家族のように迎え入れてくれる雰囲気をつくり、安心感を得られる場づくりをサポートしたい」と語りました。今後は交流会のほか、子ども向けの学習の場づくりも検討するそうです。 

 
 茨城県は2019年、都道府県として全国2例目のLGBT差別禁止を明文化した条例を採択し全国で初めて都道府県として同性パートナーシップ証明制度を導入しました。2021年には県内17団体と共同で「性的指向・性自認」のことを含む「いばらきダイバーシティ宣言」を発しています。
 水戸市にはRAINBOW茨城というNPO法人がありましたが、県北では団体もなく、当事者のコミュニティづくりや可視化も進まず、生きづらさがなかなか解消されていなかったようです。「Rainbow Pride ひたち」の活動によって、今後、県北のそういう状況が変わっていくのではないかと期待されます。  
 

参考記事:
「性的少数者に理解を」 茨城・日立で市民団体設立 集会、パレードや情報発信(茨城新聞クロスアイ) https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=1768655196342200

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