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多くのクィア・セレブが輝きを見せたMET GALA 2026

2026年05月09日

 今年のMET GALAは「Fashion Is Art」をドレスコードとして開催され、多くのクィア・セレブがアートなファッションで登場し、輝きを見せたほか、運営にもLGBTQの人たちが関わっていました。
 

 毎年5月にNYのメトロポリタン美術館(MET)で開催されるファション業界の春の一大行事であり、「ファッション界のアカデミー賞」「モードの祭典」とも称される「MET GALA(メットガラ)」。今年は新たな展示スペース「コンデ・M・ナスト・ギャラリー」のこけら落としとなる展覧会「Costume Art」に合わせ、「Fashion Is Art」をテーマに開催されました。
 展覧会「Costume Art」は衣服をまとう身体に焦点を当て、古典から現代の美術史で扱われてきた身体像までを、老い、妊娠といった変質的な身体や今を生きる私たちの普遍的な身体といった多様な視点から紐解くものです。同展覧会のキュレーター・インチャージ(最高責任者)がアンドリュー・ボルトンというゲイの学芸員で、デザイナーのトム・ブラウンのパートナーです。アンドリュー・ボルトンは「我々が注目しているのは、衣服がどのように身体を拡張し、再定義するかだ。『コスチューム アート』とは、理想化された美の追求ではなく、裸体や加齢、妊娠といった『生身の身体』と衣服の対話を指している」と語っています。
 それから、展覧会と呼応して開催されるMET GALAの豪華な共同ホストも毎年話題となりますが、今年はビヨンセやニコール・キッドマンらが共同ホストとなり、それをサポートするホスト委員会のメンバーとしてサブリナ・カーペンターやBLACKPINKのLISAらが名を連ねているほか、サム・スミス、ドージャ・キャット、レナ・ダナム、アレックス・コンサーニといったクィアのセレブも委員会に参加しています(アレックス・コンサーニはトランス女性として史上初めてホスト委員に選ばれました)
 
 例年以上に創造性豊かな装いでレッドカーペットに登場したセレブの方たちのなかでひときわ注目を集め、話題を掻っ攫ったのは頭に船の模型を載せ、角笛を持ち、7人の侍女を従えたマドンナだったのではないでしょうか(詳細はこちら)。女王の貫禄を見せつけ、ニューアルバムのPRにもつなげていて、さすがです。
 マドンナだけでなく、多くのクィア・セレブが今回のMET GALAで活躍しています。ざっとご紹介します。

『ユーフォリア』への出演で有名になったトランス女性のモデル/俳優のハンター・シェイファーはプラダのドレスで登場(ハンター・シェイファーはプラダのアンバサダーもつとめています)
 ホスト委員にも選ばれたアレックス・コンサーニは、この晴れ舞台にグッチのドレスを選びました。
 どちらも目が覚めるほど美しいスタイルでしたが、二人は同じタイミングでレッドカーペットに登場したため、SNSでは「(『白鳥の湖』の)黒鳥と白鳥のよう」などと称賛されていました。


 ドーチーはマークジェイコブズと一緒に製作した大胆なスタイルのドレスを披露しました(詳細はこちら

 カーディ・Bもマーク・ジェイコブスのアートなドレスで登場(画像はこちら
 
 レズビアンでありライアン・マーフィ作品の常連でもある俳優のサラ・ポールソンはMatières Fécalesの「1%」と題された最新コレクションのガウンドレスを披露。1ドル札を模したアイマスクを合わせることで「金に目がくらんだ人」というテーマが強調されています(画像はこちら
 
 サム・スミスはパートナーでありデザイナーのクリスチャン・コーワンにエスコートされて登場し、アール・デコ・デザイナーのエルテからインスピレーションを得たという25万5000個のクリスタルとビーズを手縫いしたという衣装を披露しました(画像はこちら

 『GQ JAPAN』のMET GALAでのメンズルックを一挙紹介した記では、俳優のジェレミー・ポープ、ベン・プラット、ルーク・エヴァンスや、デザイナーのアレッサンドロ・ミケーレ(いずれもゲイの方です)の素敵なルックを見ることができます。特筆すべきは、まるでレザーパーティの参加者のような、トム・オブ・フィンランドの絵画から抜け出てきたようなルーク・エヴァンスの衣装です。『美女と野獣』のガストンがこんなにもゲイゲイしいスタイルをMET GALAで披露するなんて誰も想像できなかったのではないでしょうか。

 『Out』誌はセクシュアリティを問わず素敵だった方をフィーチャーする記事を上げていますが、アイスホッケーの選手どうしの恋愛を描いたことで世界的に話題の「Heated Rivalry」に主演したコナー・ストーリーとハドソン・ウィリアムズを推しています。コナーは肩から腕まで大きく開いたオーダーメイドのYSLで、ハドソンは腹筋をチラ見せするブルガリのスーツで登場し、いずれも肉体美をさりげなくアピールするルックでした。

 同様に『them』のお気に入りのルックを紹介した記事では、コールマン・ドミンゴ、カーラ・デルビーニュ、ロー・ローチ(セリーヌ・ディオンやアリアナ・グランデらとも仕事をしているゲイのスタイリスト)の写真を見ることができます。



参考記事:
「メットガラ 2026」来場者は何を着た? セレブの注目衣装をまとめて紹介(FASHIONSNAP)
https://www.fashionsnap.com/article/metgala-2026/

ギャラリー:メットガラ2026が開催! レッドカーペットからメンズルックを一挙紹介(GQ JAPAN)
https://www.gqjapan.jp/gallery/20260505-met-gala-2026-red-carpet-news

The most shocking celebrity looks at the 2026 Met Gala, ranked(Out)
https://www.out.com/celebs/celebrity-outfits-met-gala-2026#rebelltitem6

Our Favorite Looks From the 2026 Met Gala(them)
https://www.them.us/gallery/met-gala-2026-favorite-looks-lux-pascal-colman-domingo-connor-storrie

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