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ポーランドがEU他国で同性婚したふうふの結婚を初めて承認しました

2026年05月15日

 以前はハンガリーと並んでEUから制裁を受けるほどアンチLGBTQだったポーランドで、同性カップルが法的夫婦として初めて認められました。ポーランドの国内法で同性婚が許されていなくても、他のEU加盟国で同性婚が適法に締結されたのであれば、これを認めなければならないという欧州裁判所の判決に従ったものです。

 
 AP通信などによると5月14日(現地時間)、ワルシャワ市のラファウ・トシャスコフスキ市長は「本日午前、裁判所の判決に従い、同性カップルの婚姻証明書の謄本を初めて交付した」と明らかにしました。また、今後は別途の裁判所の判決がなくても同性婚を積極的に認めると述べました。
 この日、夫婦として公式に認められたカップルは、2018年にドイツで結婚した後、ポーランドでも婚姻届を出そうとしたが拒否されたため、欧州司法裁判所(ECJ)に訴訟を起こしていました。
 訴訟を代理した弁護士は、外国で結婚した同性ふうふ数十組のポーランド内での婚姻登録を助けているそうです。
 トゥスク首相はこの日、「長い間拒否され、屈辱を感じていたすべての方々に謝罪する」とし、「可能な限り早く欧州裁判所の判決を履行する案を用意する」と述べました。

 カトリック主要国であるポーランドはもともと保守的で、多くの自治体が「LGBTフリーゾーン(排除区域)」を宣言してLGBTQの権利擁護を禁止するなど、差別的な動きが目立っており、EUは2020年、このような自治体に対して補助金申請を却下する措置をとり、2021年には人権尊重などを定めるEU基本条約に反しているとして法的手続きに入りました(詳細はこちら
 欧州裁判所は昨年11月、EU加盟国で同性婚が適法に登録されたのであれば他の加盟国も認めなければならないとの判決を出しました。ポーランド最高行政裁判所もこの判決に従い、ワルシャワ行政当局に婚姻登録を命じたものです。

 
 トゥスク首相は同性婚の合法化を約束して2023年12月に執権しましたが、右派野党PiSと連立政権内のカトリック保守派の反対で難航しているといいます。  
 今回の行政裁判所の裁定により、事実上、EUの他の加盟国で結婚した同性カップルは、ポーランドでも結婚が認められることになると言えそうです。
 これを機に、国内での同性婚の法制化が進むことが期待されます。

 
参考記事:
保守的なカトリック国家ポーランド、EU裁判所の判決受け同性婚を初めて承認(中央日報)
https://japanese.joins.com/JArticle/349129


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