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茨城大が人種的マイノリティや性的マイノリティへの差別をやめない准教授を懲戒解雇しました

2026年09月01日

 茨城大学が9月1日、授業で人種差別やLGBTQ差別的な言動を繰り返していた50代の准教授を懲戒解雇処分にしたことを明らかにしました。


 大学の発表によると、人文社会科学野の50代の男性の准教授は、2019年からおよそ3年にわたり、授業などで、人種的マイノリティや性的マイノリティに対する差別的な言動を繰り返しており、複数の学生からの訴えで、大学は、そうした言動をやめるよう三度にわたり業務命令を出しましたが、准教授は従いませんでした。准教授は「授業内容を変えるつもりはない」「学生が不快に思っても関係ない」といった趣旨の話をしていたそうです。
 そのため茨城大学は、4年前から准教授を授業の担当から外し、今年7月31日付けで懲戒解雇の処分にしました。

  茨城大学は、「今回の事案は、大学教員としての自覚と責任に欠ける行動によるものであり、教育機関としてあってはならないことです。被害を受けた方々や関係者の皆様に、深くおわび申し上げます」とコメントしています。(コメントの全文はこちら

 なお、具体的にどんな発言をしていたかについて、同大は、内容を目にした人たちに対する二次被害が生じるおそれがあるとして、公表を控えるとしています。 



 これまで、学びの場に限らず、職場だったり、議会だったり、医療・福祉の現場だったり、SNSだったり、社会のさまざまな場でLGBTQへの差別的な言動が繰り返されてきましたが、なかなか対応が進まず、当事者が泣き寝入りを余儀なくされたり、「差別をなくそう」が空虚なお題目でしかなかったり、声を上げた方が肩身の狭いを思いをしたり(市議だったトランスジェンダーの方が、ミスジェンダリング発言に対して裁判を起こし、勝訴したにもかかわらず、かえって自分自身の居場所がなくなった…という報道もありました→こちら)、SNSなんて本当に心ないコメントが飛び交ってますし(最近はトランスジェンダーだけでなく、ゲイに対するバッシングもひどくなっています。世界には狂信的な差別主義者が山ほどいるのだということを思い知らされます…)、問題は山積みです。ただ自分らしくあろうとするだけで、なぜこんな目に遭わなければいけないのか…と傷つき、苦しむ方、本当にたくさんいらっしゃいますし、一日も早くLGBTQ差別解消法が制定されることを願わずにはいられません。
 そんななか、差別者を野放しにせず、毅然と対処した茨城大学、素晴らしいです。大学だけでなく、多くの企業や自治体(や議会)が後に続いていってくれることを期待します。
 
 
 
 
参考記事:
“授業で差別的な言動”茨城大 50代の准教授を懲戒解雇(NHK)
https://news.web.nhk/newsweb/na/nb-1070031550

マイノリティへの差別的発言やめず 茨城大が50代准教授を懲戒解雇と発表(テレ朝NEWS)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000530561.html

茨城大、差別的言動繰り返した准教授を懲戒解雇 業務命令従わず(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20260901/k00/00m/040/217000c

授業で差別的言動繰り返す 茨城大の男性准教授、懲戒解雇 アカハラ教授は停職13日(茨城新聞)
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=1788256448545200

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