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ウクライナのクィア映画が東京国際映画祭エシカル・フィルム賞を受賞しました

2026年11月02日

 11月1日に東京国際映画祭でエシカル・フィルム賞授賞式が行なわれ(エシカル・フィルム賞は、映画を通して、環境、貧困、差別といった社会課題への意識や多様性への理解を広げることを目的として2023年に新設された賞です)、ウクライナのクィア映画『夢から覚めることはそうない』が受賞しました。


 『夢から覚めることはそうない』は実話に基づき、ドイツ人監督とウクライナ人脚本家が共同で制作を手がけ、撮影の大半がキーウで行なわれた作品です。
 レズビアンのオーリャと、トランス男性のオレフ。オレフは“女性”扱いされることに耐え難い苦痛を感じてきて、ようやく法的性別変更を叶えました。しかしその直後、ロシア軍による侵攻が始まります。二人は国外避難を試みますが、オレフは書類上男性であり兵役対象となるため、出国を認められず…いったん書類を“女性”に戻せば国外避難は可能かもしれないが、オレフはそれを認めたくない…というストーリーです。国家が出生証明書の性別によって人を判断したり振り分けたりする理不尽が描かれます。
 
 受賞したイザベル・シュテーバー監督は、「映画に出てくるクィアとは、LGBTQ+の方々だけでなく、規範化されていないことすべてを指す言葉です。もし規範化された中で生きなければならないとしたら、私たちは息もできなくなることでしょう。しかし、今、これは独裁政権下で起きつつあること。規範化されれば、誰もがある一定の基準に合わせなくてはならず、人々に選択肢はありません。ウクライナの人々は、息をし続けるために戦っています。自由を得るために、自由をあきらめるのかと問いながら。そんなことがありえるのでしょうか?」と語ったそうです(映画.com「磯村勇斗審査委員長が発表!「2人の呼吸が痛いほどスクリーンから感じられた」エシカル・フィルム賞受賞作は?【第39回東京国際映画祭】」より)

 今作はこのあと、11月4日16:05からエシカル・フィルム賞受賞作品上映としてシネスイッチ銀座にて上映されます。映画の詳細はこちら。チケットはこちらから。
 

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