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ドラァグクイーンのパーティも開催する京都のホテル「モクシー京都二条」

ドラァグクイーンのパーティも開催する素敵な京都のホテル「モクシー京都二条」をご紹介します。京都に旅行に行かれる際の宿泊先としてぜひ、ご検討ください。

ドラァグクイーンのパーティも開催する京都のホテル「モクシー京都二条」

 劇場版「きのう何食べた?」でシロさんとケンジが巡った産寧坂や南禅寺、高台寺などに行ってみたい!と、京都熱が高まっている方も多いのではないかと思いますが(また、来年の桜の季節にはきっとまた京都でパレードがあると思いますし、毎月最終金曜には「DIAMONDS ARE FOREVER」も開催されてますし、12月30日には「メトロ紅白歌合戦」もありますし)、いざ京都に旅行しようと思い立ったとき、どこに泊まるのがいいんだろう?と迷う方もいらっしゃるのではないかと思います。今回は、ドラァグクイーンのパーティも開催するLGBTQフレンドリーで素敵なホテル「モクシー京都二条」をご紹介します。

10月にドラァグクイーンが出演する「HALLOWEEN BALL」を開催

 モクシー・ホテルはマリオット系列のホテル(マリオット・インターナショナルのブランド)で、2014年にイタリアのミラノからスタートしたデザイナーズ・ホテルです。スタイリッシュなデザインとリーズナブルな価格、テクノロジー志向の客室、活気あふれるロビースペース、現代風でいて温かなおもてなしが揃い、心のこもった、快適でエネルギッシュなホテルとして世界で人気を博しています。日本には2017年、東京と大阪に初めて誕生し、「モクシー京都二条」も今年7月にオープンしたばかり。京都にしては珍しく、ポップでカジュアルなオシャレさを打ち出したホテルとして、注目を集めています。ロビーエリアはスタイリッシュかつ遊び心たっぷりなバー、ラウンジ、ライブラリー、レストラン。バーは24時間営業で、DJブースもあったりします。
 
 去る10月23日、「モクシー京都二条」を会場に、「HALLOWEEN BALL」というDJ&ドラァグクイーンイベントが開催されました。DJはLaLaさん、korさん、ドラァグクイーンはシモーヌ深雪さん、フランソワ・アルデンテさん、そよ風さん、ショコラ・ド・ショコラさんという京都で毎月開催されている老舗ドラァグクイーンパーティ「DIAMONDS ARE FOREVER」のキャストのみなさんが出演し、HOUSEミュージックとクイーンのショーでフロアを盛り上げました。








「モクシー京都二条」の方にインタビュー

 事前にDJのkorさんから、たまたまホテルのスタッフで「DIAMONDS ARE FOREVER」に遊びに来られていた方がいて、korさんがホテルの方とつながり、「HALLOWEEN BALL」が実現したというお話を聞いていたのですが、11月に偶然、モクシー京都二条に宿泊する機会があったため(こちらで紹介したカードの無料宿泊特典を消化)、せっかくなので、この素敵なホテルのことをご紹介しようと思い、korさんにご紹介いただき、キャプテン(支配人)の高田さんと、オペレーション部長兼営業部長の久泉さんにお話をうかがう時間をとっていただきました(土曜の忙しいさなか…本当にありがとうございます)

――ドラァグクイーンのイベントを開催することになったきっかけは?

高田さん:DJイベントもいろんなジャンルがあって、特定のジャンルにとらわれるのではなく、いろいろなイベントをやっていきたいと思っていたときに、korさんとお話する機会があって。ドラァグクイーンのパーティのことを教えていただいて、ここでもできるのでは?というお話になって、それは面白い!と。ビジュアル的にも遊び心的にもモクシーに合ってると思い、すぐやろうと。

――即決だったんですね。トントン拍子に話がまとまった。

久泉さん:モクシーのイメージやカラーをわかりやすく伝えるためには、ドラァグクイーンってとてもぴったりだと思いました。

――私も来てすぐ、「ここならドラァグクイーンのイベントもやるわ」と思いました。

久泉さん:実際にやってみると、カチッとハマったし、相乗効果がありましたし、やってよかったと思います。LGBTQに偏見がないっていうことを示せたのがいちばん。

――素晴らしい。

高田さん:たくさんのお客さんに楽しんでいただけました。

korさん:エレベーターが開いたら、目の前にフランソワさんがいるとか。理想のかたち。

高田さん:お客さんも、びっくりはするんですけど、わぁ〜って。いい驚き。

korさん:そのリアクションを見て、「してやったり」って顔するんですよ。

――(笑)わかります。驚かせてナンボですよね。

久泉さん:みなさん、受け容れるのが早かったですね。

高田さん:時にDJイベントは音が大きすぎるとお叱りを受けることもあるんですが、「HALLOWEEN BALL」では全くそういうことがありませんでした。

――なるほど。HOUSEとかラウンジミュージックだと、うるさいって感じにはならないですものね。音の面でも好評だったのかな。今後も「HALLOWEEN BALL」みたいなイベントを開催する予定ですか?

高田さん:そうですね。私たちのブランドはビジュアルにとても力を入れていて。海外だと、かっこいい男性と女性が下着姿でっていう見せ方もあったりするんですが、日本ではそれをやるのは難しいものがあり…。その点、ドラァグクイーンはビジュアル的にも訴求しますし、モクシーらしさも表現できると思っています。
 
――ありがとうございます。次回のイベントも成功することを期待しています。
 

※インタビュー後、korさんがDJとして参加するイベントが決定したようです。お知らせします。

REVISIT 2nd review
we play HOUSE MUSIC
日時:12月10日(金)17:00-21:00
会場:モクシー京都二条 1Fロビー
料金:1,500yen (with 1drink)
DJ:kor、Shunpuri、MIYA



モクシー京都二条の魅力

 実際に泊まってみて、キレイでオシャレなのはもちろん、ウエルカムドリンクもいただけるわ(私たち「SAKE BUMPY!」で日本酒をたらふく飲んで酔ってしまったので、ドリンクチケット使えなかったんですけどね…)、ジムもあるわ、景色もよいわ(お部屋から二条城や比叡山が見えました)、交通の便もよいわ(京都観光はバスに悩まされるわけですが、二条駅前なので京都駅から電車ですぐ行けるのが楽チン。木屋町からも地下鉄で帰れます)という感じで、とても良いホテルだと思いました。






 
 これまで京都で宿泊するとなると、やはり世界的な観光地なので、お金持ちじゃないと泊まれない超高級なホテルや旅館(手が出ない感じ)、観光客向けのいかにも京都ですっていう感じのホテル(ロビーは金箔とか伝統的調度品、お部屋には着物のような浴衣がついていたりというコテコテ感)、庶民向けの古くて場末なビジホ、のいずれかだったと思います。そんななか、モクシーのような「ちょうどよい」ゲイフレンドリーなホテルが登場したのは、すごくウレシイです。
 みなさんもきっと今後、京都旅行に行かれる機会は多いと思うのですが、ぜひモクシー京都二条を宿泊先の候補の一つにしてみてください。オススメです。


モクシー京都二条
〒604-8412 京都府京都市中京区西ノ京南聖町12
075-801-2200

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