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ゲイ旅コラム:WORLD PRIDE NYC(5)タイムズスクエア、サンセットクルーズ、クラブパーティ
ストーンウォール50周年(WORLD PRIDE)の記念すべきニューヨーク・プライドを体験する旅。5日目(6/29土曜)は、タイムズスクエア、プールパーティ、ゲイのサンセットクルーズ、そしてクラブパーティを堪能しました。
ストーンウォール50周年を記念して初めてワールド・プライド(世界的なLGBTの祭典)として開催されたニューヨーク・プライド。この機会を逃すときっと後悔する、行くなら今だ!という思いで、半年以上前から準備をして、約1週間ほどニューヨークに行って来ました。5日目(6/29土曜)は、ゲイのプールパーティ、ゲイのサンセットクルーズ、そしてゲイのクラブパーティを堪能しました。(後藤純一)
タイムズスクエアでのプールパーティ
前夜、ニューヨークに来てる友達からLINEがあり、土曜日の予定を聞かれたので、「昼からプールパーティ行くよ」と送ったら、「何それ?僕も行きたい!」と言われたので、「OK、じゃあタイムズスクエアで待ち合わせね」と。
これは「世界がニューヨークにやって来る!」でもご紹介していたPRIDE POOL PARTYのことで、屋外ではなく、ホテルの地下にDJブースとかもついてるようなパーティ用のプールがあって、そこをLGBT(たぶんゲイ多め)で貸し切りにして楽しもう♪というイベントでした。
というわけで、かの有名なタイムズスクエアに初めて行ったのですが、ビル5階分?くらいの超巨大なサイネージ(ダイヤモンドビジョン)にバーンとレインボーカラーが映ったり(T-mobileのCMでした)、あちこちにレインボーカラーが踊っていて、感激しました。
友達が仕事が入ってちょっと遅れるというので、大道芸をやってる(たぶん誰でも自由に表現できる)広場で時間をつぶしてたら、腰にレインボーフラッグをつけた黒人の方がダンスを始めて、わー素敵!と思ってたら、そのダンスに触発されたのか、そこにいたレズビアンカップルの一人が突然、ひざまずいて、プロポーズを始めたのです。そのダンサーの方も「オーマイガッ!」と叫んで祝福するし、周りからも拍手が起こるし…思いがけず感動的な場面に出くわして、ちょっとウルっときました。ストーンウォール50周年のワールドプライドのニューヨークのタイムズスクエアでプロポーズって、なんて素敵な…一生の思い出になるでしょうね。おめでとうございます!と心から申し上げたい気持ちでした。
一方、友達がさらに遅れるというので、(トイレも行きたかったので、検索したら)ちょっと歩いたところに紀伊国屋書店があるということがわかったので、行ってみました。2階に行くと、カフェがあって、なんと、おにぎりや(天むすも!)日本茶が売ってて、早速購入し、窓際のイートインでブライアントパークやニューヨーク公共図書館を眺めながらいただきました。冷房の効いた店内でくつろげてよかったです。ちなみに、ニューヨーク公共図書館は(ここも大きなレインボーフラッグがかかっていましたが)映画版『セックス・アンド・ザ・シティ』でキャリーとミスター・ビッグが結婚式を挙げた場所なのです。
ようやく友達が到着し、一緒に大戸屋へ行きました(アメリカに5日間もいると、禁断症状的に和食が食べたくなります)。日本で食べるのと全く変わらない味付けで、たいへん美味しゅうございました。
もうだいぶ時間がアレだったのですが、急いで会場のGRACE HOTELに向かいました。
入り口がわからなかったので、ホテルのフロントで聞いて、中入ってバーっと着替えて(水着はすでに着用してました)クロークに預けて、プールへ。ちょうどドラァグクイーンというかクィアな方がショーをやってました。プールサイドの滑りやすいだろう場所でヒールで踊ってるので、ちょっとハラハラしましたが、素敵でした。
プールは20〜30人も入ったらいっぱいの小さなもので、たぶん世界各地から来たと思われるゲイの方がプールにつかりながらダンスしたり、イェイイェイしてました。プールサイドでDJさんが回してて(初期のマドンナとか、懐かしめの曲。『フットルース』のサントラに入ってるデニース・ウィリアムスの「Let's Hear It for the Boy」とかアガりました)、その辺でチューしてる人たちもいれば、めっちゃ元気よくはしゃいでる若い子たちもいて、そんな様子を見てるだけでも楽しかったです。
SEA TEA MUSCLE BEAR CRUISE
これも前述の記事で紹介しましたが、600人乗りのクルーズ船をゲイだらけでチャーターして自由の女神やマンハッタンの夜景を眺めながら、DJのゴキゲンなパーティミュージックやフード&ドリンクを楽しめるというサンセットクルーズのチケットを買っていました(残念ながら当日券はなかったので、友達は参加できず…その代わり、ゲイリゾートとして有名な(『ノーマル・ハート』の冒頭にも出てくる)ファイアアイランドまで行ったそうです。めっちゃ遠いのに、スゴい!)
いったんホテルに戻って、足の絆創膏を貼り替えたり(まだマメが…)、ちょっと休んでから、ぶらぶらとハドソン川沿いを歩いて、船が出るPier40まで行きました。
なにせ600人なので、たくさん並んでました(BEARクルーズなので、デカイ人だらけで、なんとなく萎縮してました)。チケットだけでなく、IDチェックと荷物チェックもあって、時間がかかります。30分くらいかかってようやく乗船。そこからまたドリンクを買う列に並び、フードの列に並び…でも、ご飯もちゃんとテーブルに座って食べれて、結構美味しかったですし(おかわりもできます)、ボーイさんが片付けてくれるちゃんとしたレストランみたいな感じでした。
そうこうしてるうちに、船が出発。慌てて屋上のデッキへ。海風が気持ちいいです。マンハッタン島に沿って進んで行きます。ブルックリン・ブリッジ、マンハッタン・ブリッジ、レインボーに輝く超ゴージャスなルーフトップパーティの会場も見えました。夕陽が美しく映える摩天楼群がだんだん小さくなっていって、今度は自由の女神が見えてきました。観光名所にありがちな(マーライオンみたいな)がっかり感はなく、間近で見ると迫力もあるし、美しいと思いました。「リバティ」を重んじるアメリカの素敵さに感じ入りました。
ずっと外の景色を眺めてたので、この辺りでちょっと中の様子も見ようと思って、DJが回してる1階へ。やたらとデカいアメリカンベアーが大量に踊ってました。その中に、SNSで見かけてファンになったモントリオール在住のヤングなガチムチくんがいて、ちょっと感激しました(めっちゃ踊りまくってたし、勇気が出なかったので、見てただけでしたが)
すっかりマンハッタンが夜景となり(本当に美しい。ウットリ…)、ひときわ高くそびえる4 Times Squareの先端がレインボーに輝くのを眺めながら、船はまた元の桟橋へと戻って行きました。
たぶんニューヨーカーの方や何回も参加してる方などは、外の景色は見慣れてるので、ずっとパーティを楽しんでたと思います(ベア系のGOGOさんもいました。何かゲームみたいなこともやってた気がします)
あと、このMuscle Bear Cruiseは土曜の開催ですが、日曜のバージョンは、花火も見れるそうで、より素敵だと思います(チケットがすぐに売り切れるそうなのでこちらをチェックしておくといいかも)。来年以降、ニューヨークプライドに行く方はぜひ。フードもついて30ドルくらいなので、めっちゃお得ですよ。
FURBALL
またハドソン川沿いを歩いてホテルに戻り、ちょっとベッドに横になったらそのまま寝てしまったのですが、24時頃起き上がり、シャワーを浴びて、Uberで「Hudson Terrace」というクラブに向かいました(アメリカに行かれる方はUberやLyftのアプリを入れた方がいいです。タクシーより全然楽です)。「FURBALL」というBEAR系のクラブパーティが開催されます。
この夜は、ONE WORLDとか、WEとか(シンディ・ローパーの名前がクレジットされていましたが、サプライズでベット・ミドラーも登場したそう。見たかった…)、いろんなクラブパーティが開催されてたのですが、とにかくチケットが高くて手が出なかったのです…(どれも120ドル以上。友達がWEに600ドルのVIPチケットで入った(それしか残ってなかった)と言ってて、スゴイと思いました)。それに比べて「FURBALL」はたったの27ドルでしたし、DJがBARRY HARRIS(VOCAL HOUSEのリミックスをたくさん手がけてる方で、二丁目でも割と人気だと思います)だったので、迷わずこれに決めました。
会場に到着。ドアー(当日)の方たちは並んでいたのですが、僕はチケットを持ってたのですぐに入れました。そんなに大きくないハコで、お客さんはだいたい200人くらいかな?って感じで、クローク(Coat Checkと言います)もドリンクを買うのも全然並ばずに済んで、これくらいの規模感のパーティがちょうどいいなぁ、と。音もいい感じだし、バドライト(いまめっちゃプライドイベントに協賛してるビール)飲みながら、楽しんでました。そのうち、GOGO BOYのショーが始まったのですが、Dean Gaugeというゲイビデオ男優さんで、すっごいエロくてよかったです。ケツ穴まる見せ。チップをあげれば(アメリカは1ドルからお札があるので、チップもあげやすくていいですよね〜)割となんでもOKしてくれて、サービス満点でした。
「Hudson Terrace」というだけあって、外にテラスがあって(ちょっと高い所がVIPエリアになってました)、そこで電子タバコを吸ってたら、おじさん(同年代かも)に話しかけられて、サンパウロから来た、日系の友達がたくさんいる、一度日本にも行ってみたいと思ってるが、なにしろ遠い、みたいな話をして、その時に「かなまら祭り」と日本語で書かれたTシャツを着た人(たぶんアメリカ人)が目に入って、ものすごく話しかけたかったのですが、ブラジルのセルジオとまだ会話中だったのでそうもいかず…しばらくしていなくなってしまいました。残念。きっと川崎のかなまら祭りに行ったんでしょうね〜
そうこうしているうちに昼間プールに一緒に行った友達が合流して、たまたま二丁目系の方たちなども来て、ワイワイと朝まで盛り上がりました。とても楽しかったです。
INDEX
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- 沖縄のラグジュアリーでLGBTQフレンドリーなリゾートホテルで一生の思い出を… 「カフー リゾート フチャク コンド・ホテル」「アクアセンス ホテル&リゾート」
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- レポート:Rainbow Ski Weekend in Urabandai 2023
- 裏磐梯の豪華リゾートホテルでスキーツアー開催! Rainbow Ski Weekend in Urabandai 2023
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- 「Rainbow × Christmas」の会場となったLGBTQフレンドリーホテル「アロフト大阪堂島」
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