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ゲイ旅コラム:台北2019

何度目かのプライドシーズンの台北の旅のレポートです。今年は今までとはずいぶん違って、アトラクションも増えて、本当に楽しかったです。来年もぜひ行きたい!と思えました。

ゲイ旅コラム:台北2019

 台北のツアーやゲイシーンのレポート、観光情報などは、これまでにも何度かレポートしておりますが、今年できたばかりのレインボー横断歩道をはじめ、西門駅前で開催されたフェスやクラブパーティ、バーでのイベントなど、ゲイシーンがずいぶん成熟・発展し、パレードだけでなく、西門のテラスで飲むだけでなく、もっともっといろんなアトラクションが加わって、ますます魅力が増し、パワーアップした印象です。
 これまでも、台湾ファンの方は多かったと思いますい、プライドシーズンには何千名もの方が日本からやって来ていたと思うのですが、いよいよ本当に、台北プライドは毎年絶対に行かなきゃ!と思えるようなシーンになってました。最新の情報をお伝えしつつ、台北の魅力をレポートします。(後藤純一)



成田から桃園空港、そしてMRTで台北へ

 安かったし、時間的にもちょうどよかったので、今回初めてキャセイパシフィック航空を予約してみました(今まではだいたいエバーで、1回だけチャイナエアでした。どちらもGOODです。ちなみにチャイナエア=中華航空はエアチャイナ=中国国際航空と紛らわしいのですが、レッキとした台湾の航空会社です)。10月25日(金)15:40成田発-18:25桃園着の便だったのですが、運悪く、台風並みの猛烈な大雨になり、大幅に遅延しました(大阪のレインボーフェスタも台風で行けなかったので、この10月は本当に天候に翻弄される月となりました…)
 幸い、空港のラウンジで(こちらに書いたカードの特典です。ゆったり座れます。ビールとおつまみがもらえるサービスもウレシイです)友達に会い、待合室でもひさしぶりに会う友達がいて、なんだかんだくっちゃべってたら気が紛れました(この時期、どれだけ台湾に行く人が多いかって話ですよね)
 1時間ほど遅れて搭乗が始まり、乗ってからも1時間半ほど動かず…というなかなかのしんどさだったのですが、ずっと(諸事情でiPhoneに大量に入っていた)岩崎宏美さんの歌を聴いて、心を癒しておりました。あと、非常口の横の、前に座席がなくて足を伸ばし放題な席だったのもラッキーでした(ちなみに、隣の席の方が、ゲイなのかストレートなのか微妙なラインのイモ系がっちり兄貴で、ずっとドキドキしてました)
 離陸後、ひじ掛けの下から機内エンタメ用のモニターをよいしょと引っ張り上げ、あまり考えずパッと最初に出てきた「トイ・ストーリー4」を観ました。これまでの名作っぷりに比べるとちょっと…だったかもしれませんが、まあまあ楽しめました。
 機内食は、シーフードカレーをチョイス。めっちゃお腹減ってたので、素直にウマイ!と思いました。あと、ハーゲンダッツのアイスが出てきたのがポイント高かったです。CAさんは対応が素っ気ないかもしれませんが、言えばちゃんとやってくれます。あと、ちゃんと男性がいるのがよかったです。
 
 予定より3時間ほど遅れて、桃園空港に到着。ちょっと疲れました(あとで聞いたのですが、なかには6時間も遅延し、到着が深夜2時になった方もいらしたそうです…)
 出口を出たところに、皆さん写真を撮っていた「Welcome to Taiwan Pride!」のレインボーのボードがありました(写真撮りたかったのに、警官の方が立ちはだかっていて邪魔でした…)
 それから、2年前の台北プライドの後にできた、桃園空港と台北駅を結ぶ台北捷運=MRT(地下鉄)が、今回初体験となりました(今まではバスだったのですが、渋滞でえらく時間がかかったりするんですよね…確実に30分ちょっとで着くMRTは本当に助かる〜)。ネットで割引チケット(ちょっと安い)を買っておいたのですが、どこのブースで引き換えるかがわかりづらかった…。乗るまでがちょっと迷う感じでした。みんな持ってるMRTの悠遊カードもふつうに使えるので、その方が早いかも。
 あと、ホームに鈍行と快速が停まってるのですが、これも迷いやすいかも(2番に乗りましょう)。電車は、成田エクスプレスとかスカイライナーほどのゆったり感はありませんが、通常のMRTのような硬いプラスチックの座席というわけでもなく、ちゃんとスーツケース置けるスペースもあるし、30分ちょっと乗る分にはこれで十分だなぁと思いました。
 台北駅に着くと、友達が「こっちだよ」と案内してくれて、台北車站(Taipei Station)ではなく(遠いし、上がり下がりが激しいそうです)、北門(ベイメン)駅に行きました。確かに、真っ直ぐ行くだけで、スムーズでした。西門は北門から松山新店線(グリーンのライン)で1駅なので、全く問題ないです。今後、桃園空港MRT(MRT Taoyuan Airport Line)を利用する方は、北門駅で乗り換えるといいと思います。

 
 
宿は断然、西門です
 
 MRTの西門(シーメン)駅に到着。夜23時頃になっていましたが、人は多いし、街は煌々と輝いてました。レインボー横断歩道が目の前にあって、感激しつつ、まずは宿に向かいました。
 今回、ロケーションを最優先にして、西門駅から徒歩1分くらいの格安ゲストハウス(ビルの1フロアの7部屋を宿泊に充てている形)を初めて利用しました。普段だと3000円台。この混雑シーズンでも6000円台で泊まれました。ホテルのようにフロントがあるわけじゃなく、チェックインの仕方が独特で(前日にオーナーさんがメールをくれました)、到着が遅れたので、入れなかったらどうしようと思って、メールをバシバシ送ってしまったのですが、なんてことなく入れました。住居みたいなお部屋ですが、割と広くて、繁華街にあるのに(7階なので、さすがに)静かで、とてもよかったです。ホテルと違って出入りの度にフロントを通るとかもなく、ワンルームマンション感覚なのも気に入りました。降りてすぐセブンイレブンがあったのも便利でよかったです。次回もここにしようかな、と思いました。
 
 今まで8回ほど台北に行っていて、いろんな所に泊まったことがあるので、ここで宿についてお伝えすると、台北にはヒルトンとかハイアットとかマリオット系列(Wホテルやウェスティンを含む)の高級ホテルから地元の豪華ホテル、バジェットホテル(お手頃価格)、ゲストハウスや民泊まで、いろいろありますが、全般的に価格も安めですし、良心的です。
 エリアとしては、イベントを楽しむにしてもゲイバーに行くにしてもハッテンするにしてもご飯を食べるにしても、断然、西門町が充実してますので、西門を第一候補として間違いないと思います(西門はゲイ濃度が高過ぎてちょっと…という方は、中山地区がちょうどよいかも)。以前よりも西門ではイベントが多くなり、ずっとこのエリアで楽しめるくらい質量ともに発展しています。
 そんな西門町は、さすがにプライドシーズンになると、予約が埋まっていくのも早いですし、なかなかリーズナブルで良いホテルというのは取りづらいものがあります(価格もちょっと高くなります)。できるだけ早めに予約することをおすすめします。何年か前、急に台北プライドに行くことになり、仕方なく、売れ残っているホテルに泊まってみたら、そこそこの値段なのに中味がボロい(冷蔵庫が壊れてたり)とか、変に凝った内装で落ち着かないとか、なるほどな…という感じでした。ホテル予約サイトの口コミも参考になります(だいたい当たってると思います)。あとは運とか相性だと思います。気に入ったらそこを定宿に、という感じでよいと思います。
 こちらで紹介したゲイホテルですが、プライドシーズンは本当に値段が跳ね上がってました…ので、利用するならオフシーズンのほうがよいかもしれません。


 

 
最新インスタ映えスポット「レインボー横断歩道

 MRT西門駅6番出口(紅楼劇場方面の出口の向かい)を出たすぐ目の前に、レインボーカラーの横断歩道が出現しました。
 TAIPEIの文字もちょうど6字なので(TOKYOだとそうはいかないですよね)いい感じで6色のレインボーカラーとマッチして、できたてなので発色もキレイで、すごくよかったです。
 日中も夜も、入れ替わり立ち替わりでひっきりなしに写真を撮る人たちがいましたが、すでにインスタ上には何十万人もアップしてるでしょうし、今後もコンスタントに増えるでしょうから、これはいい観光スポットだなぁと思いました(二丁目仲通りの交差点でもいつかきっと…)



 

台北市国際彩虹文化節(TAIPEI RAINBOW FESTIVAL)

 昨年から西門駅前で開催されるようになったフェスです。パレード前後の25日(金)〜27日(日)の3日間、オープンカフェのような状態でゲイバーが並ぶ西門の紅楼劇場(RED HOUSE)に行く手前のスペース(西門駅の1番出口を出てすぐのちょっとした広場)で、企業ブースが並び、DJが音楽で盛り上げ、ステージでGOGO BOYのショーやライブ、太鼓の演奏などのパフォーマンスが繰り広げられ、誰もが無料で楽しめるようなイベントです。Taiwanizeという(TRPにもブース出店してた)現地のアパレルブランドが主催し、台北市政府文化局と台北市文化財団西門紅楼が共催、gsk(グラクソスミスクライン)やヴィーブヘルスケアなど多くの企業が協賛しています。
 ステージでショーやライブが開催されるメインタイムが、1日目(金)が19:00〜21:30、2日目(土)が16:00〜21:30だったのですが、1日目は飛行機の遅延で見れず、2日目はパレードとお食事会が重なっていたので、見れませんでした…残念です。最終日、ブースの様子を取材したので、そちらを簡単にお伝えします。

 
 日曜日の昼間は、ステージでは特に何もなく、ブースが並んでいたので、見て回りました。主催のTaiwanizeは、破格のセールをやっていました。ほかにもTENGA、旅行会社、お茶、演劇関係…いろいろありました。紅楼劇場に沿ってちょっと奥まったエリアにも、Tシャツ、アンダーウェア、アクセサリーなど、たくさんのブースが並んでいました。
 紅楼劇場の2階に展望台のようになっているところがあって、そこから眺めていると、ひっきりなしに人が入ってきて、セクシーなモデルさんと写真を撮ったり、ちょっとブースを見て回ってまたどこかに去って行ったり、皆さん、思い思いに過ごしていました。
 正直、日差しがとても強くて、ずっとここにいるのはキツい…と思い、紅楼劇場の中に初めて入ってみたのですが、一般の雑貨屋や洋服のお店のほか、Taiwanizeのショップもありましたし、カフェもあって、素敵な空間でした。
 来年は、なんとか時間を調整して土曜の夜(メインタイム)のステージを見てみたいなぁと思いました。







 

POSE with Aja & Kim Chi 〜Drag Race Superstars Taipei PRIDE Party

 紅楼劇場の中のスペースで土曜の夜、ドラァグクイーンのイベントが開催されました。
 入場待ちの行列、結構長かったです…やっと入れて、前もって買っておいたチケット(1200NT/1d。他のパーティより安いです)のQRコードを見せて入りました。
 ハコがとても広く、上の階とかもあって、面白いスペースでした。ドリンクを買う列もスゴかったのですが、なんとかショーが始まる時間にギリギリ間に合いました。ただ、ステージ前はすでに人の山だったので、横から見てました。地元のクイーンの方たちが次々に登場し、ショーを披露していきます。「POSE」と題されてるだけあって、ヴォーグがメイン。まるでニューヨークみたい!と思いました。23:30頃からショーが始まって、入れ替わり立ち替わり、GOGO BOYのショーだったり、ヴォーグだったり、何かしらずっとショーをやっていて、スゴいと思いました。
 今回のメインゲストは、ルポールのドラァグレースで有名なAjaさんとKimChiさんだったのですが、お二人はずいぶん遅い時間に登場したようです(1時過ぎに出てしまったので、会えませんでした…)
 ゲイだけでなく女性も、アジア系だけじゃなく欧米系の方も、いろんなお客さんが入り乱れて盛り上がっていて、楽しいパーティでした。










 
 
Formosa Pride "Woof Bear"

 日曜のティーダンス(夕方のパーティ。16:00-21:00)だったのと、GOGOのcourse Kさんが(クレジットされてないけど急遽決まったようで)出演するとのことで、割と直前にチケットを買いました(何ヶ月も前に買っておくと、お得です)。会場が「新世界大楼」って書いてある西門駅前でひときわオシャレに聳え立つH&Mのビルの8Fの「WESTAR」というクラブだったのですが(直前に知らされたのですが、西門でよかった〜って思いました)、17:00過ぎに行くと、西門駅前にガチムチ系の方の入場待ちの列が200mくらい…ビビりました。 
 30分くらい待って(初め一人で心細かったのですが、たまたま通りかかった友達を捕獲)、ようやく会場へ。ここでもQRコードを提示して、入場。ボディチェック後、ポケットに入っていたタバコが没収されました(ので、皆さん、持って行かないよう、ご注意ください。電子タバコも台湾では違法になったそうです)。が、気を取り直して入場。めっちゃデカい1フロアのハコです。そこにアジア中のガチムチ、ベアーが大集合!してて、壮観でした。
 すでにSNSに動画とかも上がってますが、GOGOショー、盛り上がってました。半分くらいは日本からのGOGOさんで、なんだか誇らしく。
 それから、アゲハのアリーナのように、会場の一角が裸族のエリアになっていて、シャツを脱いで、ベアトレイン(何人もハグしてつながった状態で左右に揺れながらダンス)する光景があちこちで繰り広げられてました。ちょっと参加しましたが、多幸感スゴかったです。台湾のパーティの醍醐味ですね。楽しかったです。







 

 
HIVをテーマにした展覧会も開催されてました

 ぷれいす東京の生島さんの投稿で知って、日曜の昼間の西門のフェスが意外とすぐに見終わってしまって時間があったので、台北當代藝術館(MOCA Taipei)に、HIVの展示を観に行ってきました。 
瘟疫的慢性處方 Interminable Prescriptions for the Plague」というタイトルで、煉瓦造りの美術館の入り口近くにある小屋みたいなオープンスペースでやっていました(場所がわからなくて、美術館の中をくまなく観て、最終的に案内所で聞いて、わかりました。でも、本館のほうも割と充実した展示で、これが無料で観られるのは素晴らしいと思いました)
「21世紀、現代の公衆衛生教育のキャンペーンは民主的なモデルに基づいている。自由と理想のために、ラテックス製のコンドームが家父長制や独裁政治から人々を守ってくれるようになった。私たちは健康が道徳的である証であり、病気が腐敗の証であると見なすような「疑いの社会」に生きている。どれだけたくさんの研究結果が『病気はただの病気であり、いかなる属性とも関係がない』ということを強く宣言しても、上記のようなメタファーとスティグマは消えることがないのである…」といった趣旨で、様々なタイプの、HIV/エイズについての作品が展示されていました。観客がヘッドフォンをつけると、音声が流れ始め、と同時に、試験管に入った血液のような液体が振り子のように振れ、左側に行くと真っ黒に見えるし、右に行くと透明に見える、というインスタレーション(装置)がとても興味深かったです。絵画もあれば写真もあり、ビデオ映像などもありました。
 台北って、故宮博物院はスゴいけど(蒋介石が中国から一級の美術品を大量に持ってきたので、お宝がたくさん)、美術館のイメージはあまりなかったのですが、MOCAもあるし、台北ビエンナーレの会場にもなる台北市立美術館もあるし、華山1914・文創園区(Huashan1914・Creative Park)というおしゃれなスポットもあるようです。そして何より、プライドシーズンに合わせてHIVについての意欲的な展覧会を開催するところが素晴らしいです(そういう意味でも、台湾は日本より進んでるなぁとつくづく思いました)
 
※後日、BuzzFeedがこの展覧会の丁寧なレポートを掲載(さすがです)。ご覧ください。→「HIV患者が戦うのはウイルス、だけではない





 


とにかく西門の盛り上がりはスゴかったです

 紅楼劇場(RED HOUSE)内のオープンテラスなゲイバーエリアも、パレード後の土曜の夜は、相変わらずの超満員で、今年もステージが設けられて、DJタイムでガンガン盛り上がっていて、座れないどころか、通るだけでも一苦労(友達とはぐれたり…)という状態でした(でも、『POSE』のイベントから出たところで、偶然、会いたかったお友達に会って、その頃には座れるお店もあったので、ちょっと飲みました。さりげなくマンウォッチングしてましたが、本当にクマ系の方が多くて、天国だなぁと思いました)


 
 2年前、台北プライドに行った時は、実はRED HOUSEで飲んでた人たちと盛り上がって、近くの「hunt」というアンダーウェアバーに行ってみたのですが、フロアよりも広いバックルームがあったりして、台北にもついにこんなお店ができたのかぁ…と感慨を覚えました(若くてスリムな子が好きな方にとっては天国だと思います)
 今回、とある(急に台北に行けなくなった)友人から、自分の代わりに、くらいの勢いで「金曜の24時に『Commander D.』に行って来て」と言われていたので、幸い宿から歩いて行ける場所でしたし、行ってみたのですが、確かに、行く価値ありでした。割と広めのバーですが、身動きがとれないくらい…何百人ものお客さんでごった返していて、ステージではハードめのSMショーをやってて、圧巻でした(ショーを見れるのは最前列の5人くらいなので、早めに行って陣取るのが吉)。それより何より、ショーを終えたパフォーマーの方たちが、バーカウンターの中でビールジョッキにおしっこを注いで飲ますプレイをふつうにやってて、スゴい!と思いました。
 台湾は、パレードで裸で歩いてる人の多さもそうですが、性的にも自由で本当に素晴らしいなぁ、ハッテン場で全裸になると逮捕される(パンイチでパレード歩くと怒られる)日本とは大違いだなぁ…と感じさせられました(サンフランシスコとかオランダとかもそうですが、同性婚をいち早く認めたところほど、性的自由度も高くて、素晴らしくオープンですよね。やはり性解放とゲイ解放はリンクしているのです)
  
 そんな感じで、今回は3日間、パレード以外はほぼ西門エリアだけでいろいろ楽しんでました(中山方面には一度も行かず。「Hero Bar」とか「soi 13 in」にも行ってみたかったのですが…また今度にします)。2008年に初めて台北のパレードに参加した時は、台風接近で雨模様で、パレードが終わった後もこれといってイベントがなく、雨の中、友達(某有名ドラァグクイーン)と一緒に山間のひなびた温泉に行ったのですが(それはそれでいい思い出ですが)、今はこんなにもアトラクションが充実してて、見違えるようです。台北のゲイシーンの成熟と発展は本当にスゴいです。そりゃあみんな行くよね、って感じです。

 
 
台北の旅を振り返って

 帰国する日になりました。飛行機が12:50桃園発-16:50成田着というナイスな時間帯だったので、10時頃にチェックアウトして(フロントがないのでチェックアウトっていう感じじゃなかったのですが、たまたまオーナーさんに会ったので、鍵置いときましたよ〜ありがとうございました、みたいなご挨拶をして出ました)、行きと逆のコースで桃園空港へ。道も憶えていたのでスムーズでした。
 搭乗手続きをしてスーツケースを預け終わって、結構時間があったので、フードコートに行って、ご飯を食べてしまいました(朝7時頃食べたので、お腹空いちゃって…)。そして、お土産も買い、最後に、出国ゲートの前にあったカフェで未体験だったタピ活をして(ふつうに美味しかったです)…手荷物チェックとイミグレを済ませて、トイレ行ったりとかしてたら、なんか搭乗がギリギリになって、急いで!と言われ、走ることに…まあ、無事に乗れたし、ノープロブレム。
 帰りは、ほとんどの人がとっくに(金ローとかで)鑑賞済みであろう『カメ止め』を、やっと観ました。そうきたか!と。みんなが面白いって言う理由がわかりました。
 機内食はチキン+ライスじゃなくてパスタにしました(空港でチキンの鉄板焼き的なものを食べていたので…)。行きと違ってたいへんスムーズな、快適な空の旅でした。



 
 正直、台北プライドは、2008年の初めての時こそ新鮮でしたが、2012年(凱達格蘭大道でのパレードは初めて)、2014年(チャイナエアのツアー。Wホテルでのパーティとか小籠包の食べ歩きとか楽しかったです)、2016年(紅楼広場にステージが出現)、2017年(TRPフロートにMISIAが!)と参加してきて、規模も大きくなってるし、そうやって大規模なパレードをやってきたなかで同性婚も実現したわけですが、正直、パレード自体はマンネリ感が否めないなぁ…という感じがありました。でも、今年はガラリと印象が変わりました。来年もぜひ行きたいし(たとえお金がなくても。LCCも辞さない覚悟です)、来年はもっとこうしたい、あそこにも行きたい、やりたいことがたくさん…という気持ちになりました。
 そうなってくると、逆に、プライドシーズンじゃない時にも行ってみたい、実はまだ九份(千と千尋の舞台のような街)にも十分(ランタン飛ばしができる街)にも行ったことがないし、台湾の新幹線に乗って台中や高雄まで足を伸ばしてみるのもいいな、とか、俄然(今まであまり興味がなかった)観光への意欲も湧いてきました。老後の楽しみに取っておこうかな、と思います。
 今の気持ちを一言で言うと「I❤︎台湾」です。

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