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Living Together「オンライン配信LIVEショー」

3月12日(金)、YouTubeライブで配信されたLiving Together「オンライン配信LIVEショー」。エスムラルダさん大活躍! 15日(月)9時までアーカイブでご覧いただけますので、見逃した方はぜひ後追いで!

Living Together「オンライン配信LIVEショー」

 こちらの記事でお伝えしていたLiving Together「オンライン配信LIVEショー」が3月12日(金)、配信されました。約45分のうちエスムラルダさんのショー(ライブ)が15分を占めるという、しかもギターの弾き語りで歌うという(ちょっとしたハプニングもあったりする)ファンの方にはたまらないものがありました。リーディングは奇しくも2本ともカミングアウトを受けた人の手記で、今回はカミングアウトということについて深く考えるきっかけになるような番組になりました。
 レポートをお届けします。

 最初にエスムラルダさん、「白いメーテル」のような格好で登場し、コロナ禍のいま聴くと本当に心に沁みるような曲をプレゼントしてくれました。
 
 続いて、こちらで紹介したU=Uの、あのセクシーなポスターのモデルをつとめてくれたGOGO BOYのYUHEIさんが登場。「僕にとっての世界エイズデー」という、友達からカミングアウトを受けた日のことを綴った手記をリーディングしてくれました。そして、YUHEIさん自身も同じように友達からカミングアウトを受けて、何と声をかけたらいいか考えてしまって…というリアルな体験を語ってくれました。

 それから、HIV陽性者の奥井裕斗さんは、女性の方が部下から電話でHIVに感染したこと、ゲイであることをカミングアウトを受け、突然のことに戸惑いながら、どうするのが最適なのか考えて…という手記をリーディング(個人的には、カミングアウトを受けた彼女自身が、誰にも相談できなくて…という締めだったのが、身につまされました)。奥井さんは、「きちんと受け止めてくれて、とてもまじめな方」と評しつつ、もし社外に伝わってしまったら会社が世間の"風評被害"のことを心配しているけど、それは社会がHIVに対してもつ偏見やスティグマを、会社として発信していけたら、と。1つの手記について、HIV陽性者としてあらゆる角度から考え、深く掘り下げ、丁寧にお話しってくれて、考えさせるようなものでした。「HIVを持っているからといって迷惑をかける仕事はない」という言葉が印象的でした。
 その後の司会の生島さんとの対話で、奥井さんは「カミングアウトは鏡のよう。こっちらが泣きながら言ったら向こうも泣いたりするし、こちらがあっさり言うと、受けたほうもあっさりと「そっか」と受け止めてくれたりする」と語っていて、すごい、本当にそうだな、と思いました。

 最後にエスムラルダさんが再び登場し、「私も最初の頃はカミングアウトってすごい深刻に話していた」「カミングアウトするほうも、それぞれの段階がある」「自分なりの誠意をもって相手に伝えることも大切なのかな」と話したあと、「3.11から10周年」のテーマソング的な、あのゲイアイコンの歌を、ギターの!弾き語りで!披露してくれました。エスムラルダさんはジャグリングとかマジックとかいろいろやってますが、まだまだ飽くなき挑戦を続けるのだなぁと、チャレンジ精神スゴい、と思いました。そして最後は八方不美人のライブでもよく歌われているエスムラルダさんのソロ曲『魔法時間』。これ本当に名曲で、振付もおぼえやすいので、ぜひみなさんもカラオケで(入ってるんですよ)歌ってみてくださいね。
 
 「楽しい時間はあっと言う間」という感じで、観始めるとペロッといっちゃいます。Living Together「オンライン配信LIVEショー」、見逃した方はぜひ、この週末の間にアーカイブをご覧ください。15日(月)9時までです!

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