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　群馬県を拠点に活動するインディーロックバンド「秀吉」。（知らなかったのですが）back numberや川谷絵音さんなど、「秀吉」とつながりがあったり、ファンを公言してる有名ミュージシャンが結構たくさんいるそうです。曲が本当によくて、なぜ売れないのかが不思議…と思ってしまいます。そんな「秀吉」が今年配信リリースした『痛い』という新曲のMVが、2人の男子高校生が体育館の倉庫でキスする（ゲイのファンタジーを絵に描いたような）シーンから始まる、短編映画のような映像作品になっています。



　このゲイテイストなMVを手がけたのは、飯塚花笑（いいづか かしょう）さんというFTMトランスジェンダーの方です。2011年のデビュー作『僕らの未来』（トランスジェンダーであるがゆえにイジメを受けたりする高校生を描いた作品）が、ぴあフィルムフェスティバルPFFアワードで審査員特別賞を受賞し、内外の映画祭に出品されたほか、長編や短編作品をいくつも発表し、映画監督／脚本家として活躍しています。最新作『フタリノセカイ』が9月に関西クィア映画祭で上映予定です。
　
　実は「秀吉」と飯塚花笑さんのタッグは今回が初めてではなく、2019年の楽曲『お気に召すままに』のMVは女装がテーマ。あのGEISHA GALsとコラボした豪華映像になっています。こちらもぜひご覧ください！