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GALA DRAG QUEEN DE LAS PALMAS DE GRAN CANARIA 2020

スペインのドラァグ・ショーすごい…軽くカルチャーショック受けます。毎年グラン・カナリアで開催されているド派手なドラァグクイーンの祭典をご紹介します。

GALA DRAG QUEEN DE LAS PALMAS DE GRAN CANARIA 2020

 スペイン領カナリア諸島グラン・カナリア島(実は世界有数のゲイタウンがあります)で毎年開催されているドラァグクイーンの祭典「GALA DRAG QUEEN DE LAS PALMAS DE GRAN CANARIA」。グラン・カナリアの歴史あるカーニバル(毎年2月〜3月頭)に合わせ、1998年からゲイバー(ドラァグクイーンのお店)のクイーンを中心として開催されるようになったようです。「GALA DRAG QUEEN DE LAS PALMAS DE GRAN CANARIA」の2020年2月(ギリギリコロナ前)のライブ配信の模様がYouTubeに残っていました(おすすめされましたw)ので、ご紹介します。















 ドラァグクイーンの祭典と言えばNYの「ウィッグストック」が有名ですが、こちらはもっとショーアップされた、ゲイもストレートも楽しめるタイプのエンタメ性の高いショーのオンパレードです。メイクとか衣装の派手さもスゴいのですが、10組くらい出演しているクイーンさん全員が、レディ・ガガが履いて有名になった20〜30cmくらいある厚底の「ヒールレスシューズ」を履いていて、ヘッドギアとかも羽根がついたりしてるので、身長が3m近くに(他のダンサーよりも飛び抜けて背が高い)。そして、可動性のある衝立式の舞台装置が登場し、衣装の早替えが行なわれ、最後には股間を隠すわずかなパッドを残して全裸に…という、たぶんその時々のクイーン界のトレンドとか、優勝を狙うための戦略とかで、このように独特のスタイルに進化したと思うのですが、結構カルチャーショックを受けるドラァグショーです。舞台装置や衣装、音楽も含めて「宮廷の貴族」だったり「ジャングルの王様」だったり「ゲームの世界のキャラクター」だったり「キャッツ」だったり「トム・オブ・フィンランドの世界」(メイクというかペイントしてる方の技術がスゴいです。驚愕)だったりというコンセプトがあって、それも衣装替えと共にガラリと変わったりもして。全く飽きさせない、お金のかけ方が尋常じゃない、ゴージャスすぎるショーです。ふつうに股割り(180度開脚)できる人とかイリュージョン(人を消す)やる人とかいっぱいいるのもビビります。
 そんな感じで10組くらいが次々にショーを披露し、審査をしている間に、クリスティーナ・ラモスというグラン・カナリア出身の歌手のライブがあったり、サンバカーニバルみたいなショーがあったり、シェールやティナ・ターナーのそっくりさんみたいなクイーンが出てきたり(なんか安心感)という時間があって、最後にコンテストの結果が発表されます。ふつうにテレビ中継されてそうな規模感のイベントでした。
 3時間以上ありますが、ぜひゆっくり楽しんで観てください。



 もし、このイベントにぜひ行きたい!という方がいらっしゃいましたら、おそらくこちらが公式サイトだと思いますのでご覧ください。来年のカーニバルは2/11〜3/6だそうです(このDRAG GALAの日程は未発表。たぶん2月末だと思います)

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