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HIPHOP界の大御所によるLGBTQ応援ソング『虹色』
日本HIPHOPの黎明期から現在に渡るまでシーンを牽引したRHYMESTERのトータルプロデューサーであるMummy-Dさんが、初のソロ・アルバム『Bars of My Life』のリーディング・ソングとして「虹色」というLGBTQ応援ソングを発表しました

CDJournalによると「2024年にデビュー35周年を迎えるRHYMESTERのラッパーとして、長きに渡って日本のヒップホップの発展に絶大な貢献を果たしてきた」Mummy-Dさんは、「近年の激動する世界情勢と、それに敏感な反応を示す欧米アーティストたちの姿勢に刺激を受けて」、改めて「ラップを通して表現することの意義」について向き合い、「セルフラブ」をテーマにしてルッキズムやLGBTQ+にも言及する「虹色」という曲をリリースしました。それは「社会からの抑圧に対する抵抗の賛歌であり、不確かな未来に一縷の光を灯す道しるべのようでもあります」 1月12日に公開されたMVは、HIPHOPのイメージとはかけ離れたクラシックコンサートのような趣で、他者にメッセージを語りかけながら、その実、自分自身に向かって語りかけているMummy-Dさんの姿をフィーチャーしています。
リリックがMVにテロップとして表示されているので注目していただきたいのですが、2バースめはおそらく、好きになった女性が実はトランス男性だった、戸惑いを感じながらも受け容れたというストーリーで、フックは「キミは美しい」、そして最後にレインボーカラーの6色の名前が連呼され、明らかにLGBTQへのエールと言える内容になっています(全リリックがこちらに掲載されています)
米国でも日本でも、HIPHOPにはホモフォビアの影が色濃く(米国ではエミネムのことが、日本ではキングギドラのことがよく知られていると思います)、差別的なリリックでゲイを傷つけてきた歴史があります。だからといってすべてのラッパーがホモフォビックというわけではありませんし、HIPHOPを愛するクィアがそのイメージを塗り替えようと努めてきて、米国ではSaucy Santanaなど多くのクィア・ラッパーが活躍していますし、日本でも西新宿パンティーズなどが素晴らしい作品を発表してきました。そうして2024年の今、日本HIPHOP界の大御所が、このように明白なLGBTQ応援ソングをリリースするに至ったのです。たいへん感慨深いことです。
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