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butaji, Flower.far and MET "True Colors" (Official Audio)

バイセクシャルであることをカムアウトしているbutajiさんがタイのシンガーFlower.far、トラックメーカーMETとのコラボでリリースした新曲「True Colors」は、「パレードが続くランウェイ」「ここで今日を祝おう」といったプライドを感じさせる歌詞が素敵な、「自らを愛する喜び」を称えた楽曲です

butaji, Flower.far and MET

 音楽ナタリーの「butajiがタイのシンガーFlower.farと歌う「自らを愛する喜び」」という記事でも紹介されていましたが、「True Colors」はMETが制作中だったトラックに、butajiさんとFlower.farが「セクシュアリティ、そしてナショナリティを越えた自由」を最初のテーマとしてメロディとリリックに落とし込み、「自らを愛する喜び」を称えた楽曲です。butajiさんはバイセクシャルであることをカムアウトしているアーティストであり、Flower.farも以前交際していたクィアのパートナーとの経験を経て、現在の彼女が考える見解や愛について歌にしているそうです。
 歌詞を見ると、「何度も夢であるようにと 願った現実の災難が 牙を剥くときも 輝きは奪えない ここで今日を祝おう」とか「侭ならない人生に射す 彩りと光 あなたの色で描くんだから どちらを選んだって普通じゃないよ 行こう パレードが続くランウェイ」といったプライドパレードを思わせるフレーズもあります。厳しい現実に直面しがちなマイノリティにエールを送り、クィアネスを讃え(普通じゃないよ、という歌詞にそれを感じます)、祝福するような歌だと思います。(というか、曲名の「True Colors」自体がLGBTQ支援を含意してますよね。シンディ・ローパーによるプライドアンセムであり、LGBTQユースのためのシェルターや、LGBTQの劇団や、様々なところに使われてきました)
 butajiさんは今回の新曲についてXで「認められることを願うより、ただここに存在することを祝う主体として。クィアが能動的な人生へ踏み出すための力になればと、経験とトラウマと愛を込めて作りました。どうぞこの曲が必要とする人に届きますように。繋がっていきますように」と綴っています(なんと素敵な言葉でしょう)
 Music VideoではなくOfficial Audioですが、プライド月間の今、ぜひ聴いてみていただきたいと思います。

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