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性的マイノリティの差別解消に向けた超党派議連が発足

 3月17日、性的少数者への差別をなくそうと、初の超党派の国会議員連盟「LGBTに関する課題を考える議連」が発足しました。
 議連の呼びかけ人は自民党の馳浩・元文部科学副大臣、公明党の谷合正明・政調副会長、民主党の細野豪志・政調会長ら3党の若手中堅議員。東京都渋谷区が同性のパートナーに証明書の発行を検討していることを踏まえ「多様性の重要性を考えるとき、性的少数者の諸問題を避けて通ることはもはやできない」(趣意書)と判断したもの。まずは当事者に対する聞き取りや海外の法制度の研究を始めるとのこと。
 馳浩議員は記者会見で「私たちの地方自体の取り組みに何らかの動きがある中で 立法府としても議論の土俵を作っていくべき」と語りました。また、細野豪志議員は公式サイトで「LGBTに関する課題を考える議員連盟(通称LGBT議連)が発足しました。ここまで来るのに時間がかかってしまいましたが、与野党を超えて議論できるプラットホームができたのは大きな一歩です。私は議連の顧問になりました」と報告しています。
 
 昨年のソチ五輪では、ロシアの反同性愛法が差別的だとして国際的な非難を浴び、欧米主要国の首脳がこぞって開会式を欠席するなどしていました。これを受け、昨年12月、国際オリンピック委員会(IOC)がオリンピック憲章の第6章(差別禁止条文)に「性的指向」を盛り込むことを決議し(今後、同性愛者を差別する国はホスト国から排除されることになります)、東京五輪の大会基本計画にも性的指向の多様性を尊重する旨が明記されました。
 馳浩議員は「五輪を迎える日本社会が性的少数者にどう対応しているかが必ず問われる。基本計画の理念の具現化が必要だ」と語っています。

 LGBTの課題を考える超党派議連の発足を受け、この日、TBSでは1日に2度も同性パートナーシップの特集が放送されました。
 夕方の「Nスタ ニューズアイ」では「日米の女性が結婚式。同性カップルの思いは。法律や理解の壁を越えて」と題し、虹色ダイバーシティの活動もお手伝いしている京都在住のレズビアンカップルが登場。近所の人たち(町内会長さん含む)にも受け入れられている姿が印象的でした。また、昨年『ゼクシィPremier』で特集された結婚式を挙げたゲイカップルも登場。そして「LGBTに関する課題を考える議連」発足のニュースが届けられました。
 夜の「NEWS23」では「同性カップル新しい“家族”のあり方」と題し、あいけんさん&brassさんへのインタビューや、グッドエイジングエールズの「同性パートナーシップ制度を考える有志の集まり」の様子、世田谷区・保坂区長のコメント、頑張れ日本!という政治団体(田母神俊雄氏らが結成)の反対デモとそのカウンター(大きなレインボーフラッグが掲げられていました)の様子、政府与党からの懸念の声、早稲田大学・棚村教授のコメントなどが紹介されました。最後に番組のキャスターが「遅ればせながらようやくちゃんと向き合うようになってきた」「21世紀は多様性の時代。性的マイノリティの皆さんを社会が制度的に支えるということが、多様性の受け入れにつながる」「男女同権もわずか70年。最初は賛否両論あった」「LGBTについても、将来は当たり前になるかも」など、実に支援的な語り口で番組を締めていて、感慨深いものがありました。
 
 なお、渋谷区のパートナーシップ証明についての条例案は31日に本会議で採決が行われ、可決されれば4月1日に施行されます。渋谷区議会は定数31(欠員2)で、反対する見通しの自民党議員は8人だそうです。



性的少数者の差別解消へ国会議連 五輪視野、超党派で(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASH3D73MKH3DUTFK016.html

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