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東京都国立市が「アウティングの禁止」を盛り込んだ条例を初めて制定しました


LGBT研修受講者にバッジを配布
 1月30日、東京都国立市が「アウティングの禁止」を盛り込んだ初めての条例「国立市女性と男性及び多様な性の平等参画を推進する条例」を制定したことを発表しました。昨年12月の市議会で可決され、今年の4月1日から施行されます。

 アウティングとは、本人の意に反して他者が勝手に性的指向や性自認を公表する(バラす)ことで、2016年、一橋大学法科大学院で同級生にアウティングされたことが原因で校舎から飛び降りて亡くなったゲイの学生さんのご遺族が裁判を起こしたことで、世間にも認知されるようになりました。(なお、一橋大学の校舎は国立市にあり、この事件のことが今回の条例にも影響を及ぼしていると推測されます)

 国立市の新条例は、名称に「多様な性」(性的マイノリティ)が入っているところも画期的ですが、「すべての人が性別にかかわらず、一人がひとりが自分らしく、地域でいきいきと暮らすことができる社会を築くため、市と市民と教育関係者と事業者等のすべての方々が一体となって「女性と男性と多様な性が平等に参画する社会」をめざす」ものです。性的指向や性自認の定義について、初めて知る方にもわかりやすく条文に表記しているほか、「性的指向・性自認等を公表するかしないかの選択は個人の権利だ」として、「他者が本人の意に反して勝手に公表(アウティング)することは認めません」と謳っているところが本邦初で、画期的なところです。「公表の自由」という文言も新鮮です。ロシアでは性的指向の公表の自由はありませんが(公にすると処罰されます)、公表することもしないこともどちらも個人の権利であると明確にしたことは慧眼と言えます。
 
 国立市はこれまでも、オープンリー・レズビアンの東小雪さんを招いてセミナーを開催したり、市職員や市議を対象にした研修を行ったり、研修受講者に対してオリジナルのバッジを配布したり、という取り組みを行ってきました。
 5月には女性と男性及び多様な性の平等参画を推進するための拠点施設として「くにたち男女平等参画ステーション」を開設するそうです。
 

<ご参考> 
「国立市女性と男性及び多様な性の平等参画を推進する条例」を制定しました(国立市)

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