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4月1日、熊本と大阪でパレードが行われました

2018年04月02日
 

 4月1日(日)、熊本市でレインボーパレードくまもとが開催されました。2016年11月に初開催されて以来、第2回のパレードとなります。
 参加者は市内中心部の辛島公園に集合し、パレードの前に集会が開かれました。共同代表でゲイであること、HIV陽性であることをオープンにして活動している斎藤忠明さんが「今日は自分たちの自信を取り戻す場です。思い切り楽しみましょう」とあいさつしました。
 そして、参加者およそ150人がレイボーフラッグやプラカードを掲げながら、熊本市随一のアーケード街である下通や上通を行進し、道行く人たちにセクシュアルマイノリティのことをアピールしました。 
 熊本市出身で、現在は東京に住む元教員のトランスジェンダーの参加者は「昔はなかなかカミングアウトできませんでしたが、最近は徐々に雰囲気が変わってきました。セクシュアルマイノリティが比較的認知されている大都市だけでなく、地方都市から発信することが大事だと思います」と語っていました。
 同性パートナーとともに子ども2人を育てている県内の女性は、「当事者が行動し、社会に知ってもらうことが重要。LGBTに対する社会の認識は進んできていると感じる」と語りました。
 なお、当事者や支援者らでつくる団体「くまにじ」が昨年末~今年2月に、当事者274人を対象に実施した調査では、「セクシュアルマイノリティであることで今までに困ったことがあるか」との問い(複数回答可)について、「メンタル面」「家族や親族との関係」「職場や仕事」「友人関係」と答えた人がいずれも約半数に上り、多くの方たちが周囲との関係に悩みを抱えやすい実態が明らかになっています。

 

 

 一方、大阪ではこの日、ダイバーシティパレードが開催され、約1000人の方々が、桜舞うなか、御堂筋(中之島公園〜元町中公園という初期の関西レインボーパレードと同様のコース)を行進しました。
 ダイバーシティパレードは「- WE ARE HERE - だれでもおったらええやん」をテーマに、様々な国籍やルーツを持つ方、障がいを持った方、女性、LGBTなどの社会的マイノリティの権利について理解を求め、多様性を祝福するパレードです。
 先頭の「WE ARE HERE」フロートは、京都が誇る(日本最古の)ドラァグクイーンパーティ「Diamonds Are Forever」や、小西康陽氏公認で堂山のEXPLOSIONで開催されてきた「West Mountain Drive」などで活躍するkorさんがDJをつとめ、まるでゲイナイトのように楽しく歩けたようです。
 大きなレインボーフラッグを持って歩く人たちや、大阪に住む沖縄県にルーツがある人たちなどが伝統芸能の「エイサー」で盛り上げる人たち、フェミニズムのフロートなど、いろんな方たちが参加していました。
 パレードを呼びかけたコリアNGOセンターの郭辰雄代表理事は「日本の中には今もさまざまな差別が根強く残っています。お互いを理解し合い、一緒につながっていける場として今後も続けていきたい」と語っていました。




熊本 レインボーパレード(NHK熊本)
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20180401/5000001938.html

性的少数者への理解深めよう 熊本市でパレード(熊本日日新聞)
https://this.kiji.is/353313088432571489?c=92619697908483575

“マイノリティーの権利理解を”(NHK関西)
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180402/3427341.html

多様性ある社会実現を 大阪でダイバーシティパレード(関西テレビ)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180401-18352305-kantelev-l27

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