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2015 Gay Music Videos

今年もサム・スミスを筆頭に、大勢のオープンリー・ゲイのミュージシャンが活躍しました。そこで、メジャー/インディーズを問わず、2015年に発表されたゲイ・ミュージシャンのMVの中から、ここでピックアップしていなかったものをまとめてご紹介したいと思います。

2015 Gay Music Videos

今年も、グラミー最多4部門で受賞したサム・スミス(ライブに行かれた方もいらしたと思います。素晴らしかったですね!)を筆頭に、大勢のオープンリー・ゲイのミュージシャンが活躍し、世界にゲイの才能や魅力を伝えることになりました。そこで、メジャー/インディーズを問わず、2015年に発表されたゲイ・ミュージシャンの数多くのMusic Videoの中から、特にハイクオリティなもの、思わず素敵!と言いたくなるようなゲイテイストな映像などをまとめてご紹介したいと思います。



Sam Smith - Writing's On The Wall (from Spectre)
サム・スミスが歌う、007シリーズ最新作『Spectre』の主題歌「Writing’s On The Wall」。007っぽいドラマチックなアレンジが効いたこの新曲が発表されるや、全英シングル・チャートで初登場1位を獲得し、24ある007シリーズのテーマ・ソングで初のNo.1となりました(拍手!)。公開されたMVには、もちろん『Spectre』のシーンも挿入されていますが、サムのせつなさ全開で歌う表情も印象的です。


Adam Lambert - Another Lonely Night
来年1月に来日ツアーを行うアダム・ランバート。これまで、ロック調の曲でシャウトをきかせたり、せつないバラードだったりが多かったのですが、新曲「Another Lonely Night」で新境地を開拓しました。R&Bっぽいソフトな歌い口で聴かせる、そんな新しい一面を見せているのです。さまざまな人たちの日常を捉えたMVには「マジック・マイク」を彷彿させるストリップ・ボーイも登場します。


Ricky Martin - La Mordidita ft. Yotuel
ゲイであることをカミングアウトしてからは、音楽活動は少し控えめだった印象のあるリッキー・マーティン。しかし、今回の新曲「La Mordidita」は、以前のような、熱いラテンテイスト全開なポップ・チューン。リッキーはまだまだ現役です!


Will Young - Brave Man
2002年にイギリスのオーディション番組「Pop Idol」で初代優勝者となり、メジャーデビュー後すぐにカミングアウトしつつ、数々のヒットを放ってきたゲイ・アイコン、ウィル・ヤング。その新曲「Brave Man」のMVは、LGBT支援のメッセージ。全裸の男の子がポラロイド写真で股間を隠しながら、街に出ます。いろんな人たちにからかわれたり暴行されたり…最後まで見たとき、その意味がわかり、ひたひたと感動が押し寄せます。ぜひご覧ください。
 

MIKA - Good Guys
前よりちょっと男っぽくなったMIKA。相変わらずポップな曲調ですが、キラキラなハイトーンボイスは控えめで、ちょっと落ち着いた感じがします。「Good Guys」のMVでは、コンテンポラリーのダンサーとコラボ。サラリーマンになったり、王様になったり、楽しい映像に仕上がっています。


Pentatonix – Can’t Sleep Love
メンバーのミッチ・グラッシとスコット・ホーイングがオープンリー・ゲイのアカペラユニット、ペンタトニックス(日本のCMにも起用されました。『ピッチパーフェクト2』にもゲスト出演してましたね)。今年発表された初のオリジナル曲「Can’t Sleep Love」は、アカペラだけどサンプリングみたいなのも使ってて、スムージーでキュートなR&Bソングになっています。MVは壁の模様と同化したパンイチの男の子が印象的でした。ほかにもキャッチーなカバー曲を多数発表している(ジャスティンの「Where Are Ü Now」とかもちょっと鳥肌モノ)ペンタトニックス、今後も要チェックです!


Clean Bandit - Stronger
メンバーのNeil Amin-Smithがオープンリーゲイな(彼氏はYears & Yearsのオリー・アレクサンダーだそう)クリーン・バンディット。ゲイカップルを登場させた「REAL LOVE」のMVも話題になりましたが、今年発表された「Stronger」のPVも多様性を意識した素敵な映像になっています。


Passion Pit - Lifted Up (1985)
パッションピットのフロントマン、マイケル・アンジェラコスがカミングアウト。いろんな人種、性別、セクシュアリティ(たぶん)の人たちが踊っているクラブのフロアの真ん中で、マイケルがひたすら歌ってるというMVです。


KAZAKY - MILK-CHOC
マドンナの『Girls gone wild』のMVで一躍有名になったKAZAKY。ヒールを履いてキレッキレに踊る彼らは、すでにたくさんの曲を発表しています。新曲『MILK-CHOC』は、これまでのクールなイメージからちょっと脱皮したポップな曲で、80年代テイストのダサめな映像が逆に新鮮です。


Matt Zarley & Jeb Havens - Let Me Let Go
Matt Zarleyは昨年から、ゲイの恋愛と失恋、癒しの物語を連作ミュージックビデオで表現する「hopefulROMANTIC」の製作を続けていました。今年の10月に発表された「Let Me Let Go」は、サンフランシスコ在住のゲイミュージシャン、Jeb Havensとの共作。失恋の悲しみを熱唱した、美しくもせつないデュエットです。


Perfume Genius - Fool 
ますますフェミニンに(化粧が濃く)なってきたPerfume Geniusさん。今年発表された「Fool」のMVでは、耽美的にして神秘的な、Foolだけにちょっとおばかないろいろが展開されます。どこまで本気でどこまでふざけているのか判別しがたい、独特の世界観をお楽しみください。


Joey Contreras - LOVE WILDLY ft. Eric Krop
ニューヨークのミュージカルシーンで活躍するソングライター、Joey Contrerasの新曲「LOVE WILDLY」。パンツ一丁のマッチョな男の子→ブロードウェイ風のダンス→エクササイズしてた男の子→道端でばったり→ベッドインっていう流れのゲイ・ミュージカル。『Advocate』は「ゲイの「ある日の出来事」を描いたセクシーな『フェイム』」と評しています。
 

Adore Delano - Jump the Gun
Adore Delanoは「アメリカン・アイドル」と「ル・ポールのドラァグ・レース」に出演して有名になったドラァグクイーン&シンガー。2014年にシングル「DTF」でデビューし、アルバム『Till Death Do Us Party』はUS Danceチャートで3位まで行きました(ビルボードでも59位)。今年発表した「Jump the Gun』のMVは、水着でジャグジーに入ったり(からんでる相手もドラァグクィーン)、筋トレしてるパンイチの男の子たちのなかでレオタード着て踊ったりしてて、ゲイテイストです。


Manila Luzon - "Ice Cream" ft Andre Xcellence
Manila Luzonも「ル・ポールのドラァグ・レース」で一気に知名度を上げたドラァグクイーン。歌手としても活躍しています。新曲
「Ice Cream」のMVは、ゲイであることをカミングアウトしたラッパー、Andre Xcellenceをフィーチャリングしつつ、ドラァグクイーンとセクシーな裸の男の子たちが満載な、すべてがゲイっていうか、ゲイのパーティそのものなビデオです。


GoldNation - SEX LIKE A PORN STAR
オープンリーゲイのポップスター、Ari Gold。デヴィッド・モラレスと共作した「I’ll Be Here」がドラマ『Queer As Folk』にフィーチャーされ、ビルボードダンスチャートのトップ10入りを果たすなど、アメリカのゲイシーンでは有名な方です。新しいプロジェクトGoldNation名義で発表した新曲「SEX LIKE A PORN STAR」は、往年のマドンナを彷彿させる曲で(GAY,STRAIGHTS,bisexual,transexual…という語りもそれっぽい)、ドラァグクイーンも登場し、とてもセクシャルな感じです。


HARD TON - You Made The World Go Round 
巨体を揺らしてクラブでパフォーマンスするHARD TON。今世紀最大のディスコクイーン、現代のDivineとも称され、世界的に活躍しています(実はShangri-Laにも出演したことがあります)。今年出た新曲「You Made The World Go Round」は、ジミー・ソマヴィルやシルベスターらを受け継ぐような由緒正しきディスコサウンド。伝説のクイーン、リー・バウリーを彷彿させるメイクも素晴らしいです。


Big Dipper - Vibin (Mighty Mark Remix)
ニューヨークのゲイ・ラッパーBig Dipperが、新曲「Vibin」リミックスバージョンの発表に合わせてMVも新しく製作。裏庭でゲイ友たちとパーティやって遊んでるところをそのまま撮りました的な映像ですが、よく見るとめっちゃエロかったり、オチで思わず笑ったり。楽しいMVになっています。


Sam Smith "Stay With Me" [Parody] "Please Go Home"
最後におまけ。サム・スミスの「Stay With Me(行かないで、そばにいて)」をパロディにした「Please Go Home(お願いだから帰って)」をご紹介します。たぶんゲイの方が歌ってると思うのですが、歌唱力も大したもので、あのMVにうまく似せて作ってあって、拍手モノです。