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ゲイ用語の基礎知識
ハッテン場
ゲイがハッテンできる場所のこと。
大きく分けて、ゲイ向けに経営されているハッテン場(有料ハッテン場)と、推奨はされていないが(時として取り締まられるが)事実上そうなっているハッテン場(野外ハッテン場)があります。
有料ハッテン場には、ヤリ部屋(クルージングスペース)、ビデオボックス、サウナ、SMサロンなどがあります。
■ヤリ部屋(クルージングスペース)
・マンションの一室を改良したような場所で、それほど広くない店舗が大多数ですが、中には3~4階建てのビルがまるごとヤリ部屋になっているような店舗もあります。
・とにかく「ヤル」ことを目的として作られており、ほとんどが「脱ぎ系」。20代スジ筋系、30~40代野郎系など、タイプがはっきりしている店が多いです。
・40代以上は入場が制限されることも多く、若者向けというイメージがあります。
■ビデオボックス
・ヤリ部屋が誕生する前からあった形態。店内が多くの個室に仕切られており、その中でビデオ鑑賞ができる(ノンケのビデオボックスと似ている)が、隣りどうしで「ハッテン」できたり、個室とは別にミックスルームが設けられていたりします。
・「着衣系」の店が多く、初心者向きと言われています。その一方で、年齢制限を設けず、年配の方も利用できるお店もたくさんあります。
■サウナ
・日本で初めてのハッテン場は「インラン旅館」と言われる民家のような店舗でした。そこから発展して、広い浴室やサウナなどの設備を充実させ、宿泊もできる施設(ハッテンサウナ)が多くの客を得るようになりました。(海外で言う「バスハウス」)
・今ではジャグジー、日焼けスペース、トレーニングルーム、カラオケ、食事処などが併設された総合アミューズメント施設のような店舗も出現しています。
・年齢制限はなく、若者から年配の方まで広く利用されています。
■SMサロン
・ヤリ部屋の中でも特に、SMを楽しみたい方のために、専門の設備や道具を備えた店舗です。
・SMには危険なイメージがあるかもしれませんが、あらかじめSとMの間でプレイ内容を打ち合わせたり、店主の目の届きやすい造りになっているため、真っ暗なヤリ部屋よりは安全だったりします。
野外ハッテン場とは、ゲイが集まる公園やトイレ、銭湯、電車、ビーチなどのことを言います。(つまり、公共の場所が事実上のハッテン場になっているもの)
昔、今ほどヤリ部屋やメディアが発展していなかった時代には、こうした場所でしか出会うことができない地域がたくさんありました。
しかし、公共の場所でのハッテンは、当然、危険が伴います。2000年の新木場事件のような殺人事件を代表とするようなゲイバッシングに遭うこともありますし、一般人に見つかって通報されたり、逮捕されたりというケースもありました。
ヤリ部屋や出会い系サイトなどでいくらでも出会える現在、こうしたハッテン場はすたれつつあります(露出好きな方などを中心にまだ需要があるため、決して無くなったわけではありません)
また、ゲイがたくさん集まるお風呂などもありますが、その場でヤルというわけではなく、お持ち帰りしたり、メアドを交換したり、WANTEDに書き込んだり、というのが一般的です。
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