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レポート:キャンディ・ミルキィさんの一人パレード
東京ではパレードが行われないことになった今年、キャンディ・ミルキィさんが再び8月14日に「一人でも歩きます」と宣言しました。キャンディさんの「東京プライドパレード成功祈願 一人パレード」の模様をお伝えいたします。

歩き終えたあとの記念写真:中央がキャンディ・ミルキィさん、以下反時計回りに、しずくさん(わざわざ駆けつけてくれたアライの方)、たかだかみずえさん(2008年もいっしょに歩いてくれた方)、おけんさん(東京レインボープライドの方)、VENさん(これまで日本で行われたほぼすべてのパレードを歩いているスゴイ方)、Mitzさん(いつも「キリストの風」でレザーを着て歩いている方)、後藤純一
2008年、東京では残念ながらパレードが中止となりましたが、キャンディ・ミルキィさんが「夏の最大のイベント、私にとっては盆や正月より大切な日だった。ぽっかり空いてしまった夏を埋めるべく、一人でも行進します」と言って、パレードが行われるはずだった日に、同じコース(沿道)を歩きました。「パレードの原点」とも言える思いに共感した8名の方たちもいっしょに歩きました。
そして今年、やはり東京はパレードがない(プライドフェスティバルも開催されない)年ということになりましたが、再びキャンディ・ミルキィさんがレインボー祭りの日にあわせて「一人パレード」を行うことを発表していました。後藤も再びキャンディさんやパレード仲間といっしょに歩くことにしました。当日の模様をレポートいたします。(後藤純一)








8月14日(日)正午、けっして猛暑日ではありませんでしたが、ときどき夏の日差しが照りつけるなか、インドフェスティバルが行われている代々木公園イベント広場に着きました。すると、大階段のところに大きなレインボーフラッグが旗めき、いつもの赤い衣装に身を包んだキャンディさんや、2008年にもいっしょに歩いた仲間たち(これまで行われたすべてのパレードを制覇している東海地方在住のVENさんなど)の姿が見えました。
再会を祝し、しばらくして、「じゃあ歩きますか」という感じで出発しました(そのゆるい感じがいいのです)。パレードのときには大勢が整列するNHK横の並木を歩いていると、外国人の方に「何をやってるのですか?」と声をかけられたり(キャンディさんが説明をしていました)、チラシ配りをしていたアムネスティ・インターナショナルの方にも声をかけられ、おたがいの健闘を讃えあったりしました。
交差点に出て、信号をわたると今度は、女性の方に声をかけられ、いっしょに歩くことになりました。彼女(ストレートの方だそうです)は去年、偶然パレードに遭遇し、「おかえりなさい」セレモニーのところで見ていてものすごく感動し、「今年もぜひ応援したい」と思ってネットで調べ、g-lad xxの記事を見つけてこのパレードのことを知り、わざわざ来てくれたんだそうです(うれしいですね!)。それから、タワーレコードの辺りでまた1人(「キリストの風」でいつもレザー姿で歩いている方)、合流してくれて、少しずつにぎやかになっていきました。
跨線橋をくぐり、一行は明治通りへ。パレードのときは車道を歩くので気にならないのですが、歩道を歩いていると、途中2カ所ほど、歩道橋を渡らないと前に進めない箇所があります。宮下公園の歩道橋をひーひー言いながら(年ですね)渡っていると、警察官の方が何人もいて、うち2人ほどが僕らのあとを追いかけるように近づいてきたので、ちょっとビビるという場面もありました(結局、ぜんぜん関係なかったんですけどね)
原宿の神宮前交差点(ラフォーレ前)に着くと、僕らは記念写真を撮ったりして、しばらくそこで過ごしていました。通りかかったファッション・キッズたちは、意外と冷めた目でガン見していました(僕らがオシャレじゃないからでしょうか?)
ゴールドジム原宿店のビルの冷たい風が吹き出してくる地下鉄入口前でしばらく涼んだり、「GGのうちわ、スゴイよね〜超SEXY」とかしゃべりながら表参道を歩き、もう一度歩道橋を渡り、今度はパレードコースから少し外れて、代々木公園のイベント広場とは道路をはさんだ反対側の広場(ロカビリーな方たちが踊っているところ)を経由してみると、外国人の方が「写真を撮らせてください」と近寄って来ました。
暑かったけど、熱中症になったりもせず、僕らは元気に楽しく、1時間弱のプチパレードを終えて、代々木公園イベント広場に帰ってきました。キャンディさんが作った「東京プライドパレード一人行進」と書かれたレインボーフラッグに寄せ書きをしていると、親子連れが通りかかり、怪訝そうな顔で見ていたお母さんが「あの人男だよ」と子どもにささやいて去っていきました(まだそういう反応ってあるんですね〜)。それから、みんなで記念写真を撮って、「おつかれさまでした!」と元気に解散しました。(2008年のときは、大きなバイクにまたがって颯爽と去って行ったキャンディさんでしたが、今回は歩いて二丁目まで来られたそうです)
いくらキャンディさんが人目を引くかっこうで、レインボーフラッグを持って歩いていたとしても、やはり数千人で公道を歩くパレードに比べるとインパクトは薄いことでしょう。それでも、沿道で見て「レインボーな集団が歩いてたよね、あれはゲイの人たち?」とかおぼえてくれてる人が一人でも二人でもいてくれたら、意味はあると思います。そして来年以降も東京のパレードが成功してくれたら、言うことはありません(そもそもキャンディさんが一人パレードを始めたのも、パレードの成功を祈願してのことでした)
2012年の第8回東京プライドパレードは8月11日(土)に開催されることが正式に決まったそうです。また来年、あの会場で、今度はまた数千人の仲間たちに会えることを、心から楽しみにしています。
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