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レポート:NLGR+2024(2)NLGR+@池田公園1日目
NLGR+が今年も5月25日(土)26日(日)の2日間、栄の池田公園で開催され、全国から大勢のゲイ男子が集い(GMPD系多数)、手作り感満載でほのぼのとしたお祭りを楽しみ、あたたかくも感動的な盛り上がりを見せました。前夜からのクラブイベントも含め、全4回に分けてレポートをお届けします。Prt2は25日(土)の昼間に池田公園で行なわれたNLGR+1日目の様子です
5月25日(土)、朝から気持ちよく晴れた土曜日、池田公園にはNLGR+スタート前からすでにたくさんの人が集まっていました(僕は朝ごはんを食べに、公園の近くのきしめんの店に行ったのですが、出てくるのがどえりゃー遅くて…オープニングに遅れてしまいました。すみません)
まずは広場に並んでいた出展ブースをご紹介します。
いちばん大事な郵送検査ブース(以前は保健所などでHIV検査をやっていましたが、今年は郵送検査キットを配布)、アンケートブース、愛知県・行政ブース(県内のHIVの現状や検査施設を紹介)、全国のHIV関連団体(CBO)合同ブース、僕らのゲイライフプロジェクト、PROUD LIFE、名古屋レインボープライド/NPO法人ASTA、クィア合同ブース、学生合同ブース、三重ダルク(依存症を抱える人たちのサポート)、虹組ファイツ、DXハンター/SongiL、ゴルベス、Jack'd、占い・セラピー・リラクゼーション関連、女子大のお店のブース(今年はビアンバーもブースを出してました)、その他飲食関連のブースなどでした。
ステージでは、いつも変わらぬいでたちと笑いと愛で楽しませてくれる緑区カナコさん(名古屋の古株ドラァグクイーンの一人。かれこれ10年以上もNLGR+を盛り上げてくれています。実は緑区に住んだことないそうです)と、樹梨杏さん(ずっとNSM=として活躍してきた方、現在は名古屋レインボープライド共同代表)などが司会をつとめ、さまざまなアーティストの方々のライブやパフォーマンスが繰り広げられました。
NLGR+はただのお祭りではなくセクシュアルヘルス(性の健康)をテーマとしているので、出演者のみなさんにセーファーセックスやHIV検査のことなどを聞いたりしていて、それを聞いて、HIVのことを身近に自分事として考えることができた方も多かったのではないかと思いました。
毎年のことですが、すべてのMCに手話通訳がついていたのも、本当に頭が下がります(2日間、すごく大変だったと思います。おつかれさまでした)
また、アーティストのライブやショーなどだけでなく、HIVをはじめとする性感染症についての情報をお伝えする時間も随所に盛り込まれていたほか、NA(ナルコティクス・アノニマス)という薬物依存からの回復を目指す方たちの集まりについてのお話がありました。HIVのことと薬物依存のことは無関係ではありませんし、ゲイコミュニティで薬物依存に苦しむ方が現にいらっしゃるので、こういう(“ダメ、ゼッタイ”ではない)当事者発信の支援的なスタンスでのお話がなされ、コミュニティの方たちに共有されるのは、いま非常に大事なことだと思いました。
それでは、主なステージ出演アーティストの方々をご紹介いたします。
まずはジャパニーズ・ゲイ・アイドリスト、ボンバー☆チャマタソ。さん。TikTokで1万件以上楽曲が使用されている「ごはんがおいしいナァ!」を「味噌カツ」とかに替えて名古屋バージョンでやってくれました
あの「裕子と弥生」がプロデュースしているという昭和レトロ・アイドル、桜木ちえりさん。バックダンサーの方もいました。
全員歌って踊れる本格的なJ-POPカバー・グループ「ReSTA★」のみなさんが今年も出演。SPEEDの「BODY AND SOUL」、TWICEの「YES or YES」、そしてキンプリやなにわ男子など、みんな知ってる曲で盛り上げてくれました
名古屋が誇るハロプロコピーダンスユニット「DXハンター(デラハン)」のみなさん。今年も(段差もあるのに踏み外すこともなく、フォーメーションがどんどん変わっていく)一糸乱れぬパフォーマンスを、笑顔で、40分もやりちぎりました(それだけでも本当にスゴいことです)。しかもモー娘。だけでなくアンジュルムやBEYOOOOONDS、Juice=Juiceの出たばかりの新曲など、ファン大喜びの選曲で、本当に素晴らしかったです(隣にいたハロヲタの友達が感動してました)
すっかりNLGR+の定番となったドラァグクイーン企画「区立女装高校」。今年もいろんなショーで楽しませてくれました。名古屋のクイーンさんの多彩さ、独特さ、層の厚さをひしひしと感じました。
最後にMCをしていたKOTSUMIさん、今回ホットドッグの屋台を出していたのですが、お店のスタッフさんがステージまで来て「パンがない」と伝達してて、しばらくスタッフさんとやりとりしてたのですが(そのやりとりも全部筒抜けで)、結局KOTSUMIさんがステージを放ったらかしにしてそっちに向かったのが本当に自由で面白かったです。ひさしぶりに腹を抱えて笑いました。
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