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レポート:036 Bear's Beach Party in Okinawa Vol.10 公認アフターイベント「CHOICE」
6月29日開催の「036 Bear's Beach Party in Okinawa」の公認アフターイベント「CHOICE」のレポートです。
2024年6月29日(土)夜に沖縄で開催された「036 Bear's Beach Party in Okinawa Vol.10」の公認アフターイベント「CHOICE」のレポートをお届けします。初回にして大盛況、海外のBearsもたくさん来られて大盛り上がりな一夜となりました。ビーチパーティの様子も簡単にお伝えします。
Bear's Beach Party
こちらの記事でお伝えしていたように、10回目にして今年がラストの「036 Bear's Beach Party in Okinawa」が2024年6月29日(土)、開催されました。
前の週に梅雨明けし、一気に暑くなったと聞いていましたが、28日の夜の那覇は「え、沖縄ってこんなに暑かったっけ?」と驚くような、熱帯のような蒸し暑さでした。
ビーチパーティの受付がホテルパームロイヤルNAHAのプールサイドで20時まで行なわれるということだったのですが、ANAの飛行機が1時間遅れたため、空港からダッシュで(と言ってもゆいレールですが)パームロイヤルへ向かい、20時ギリギリに到着しました。たぶん「036」のスタッフさんだったりお客さんだったりする方が応対されていたと思うのですが(おつかれさまです)、お金を払い、リストバンドを受け取って、無事に受付完了。僕の前にいた海外からの方が「クルージングスポットはありますか?」とスタッフさんに聞いて、「はい、パイナップルハウスというところがあります」と答えていたのが微笑ましかったです(良いごハッテンを!)。そのままパームロイヤルのプールサイドで使えるドリンクチケットももらえたのがうれしいサービスでした(ものすごく汗をかいて喉も乾いていたので、本当にありがたかったです)
29日(土)も朝からよく晴れて暑い日でした。
朝8時半にハイアット前に集合し(何百人ものアジアンベアーの行列ができていて壮観でした)、7台のバスに乗り込み、会場のあざまサンサンビーチに直行しました。ビーチに到着すると、なんと、入口の建物にレインボーフラッグが掲示されていました(素敵…日本のビーチでは初めて見たかも)
右手の芝生エリアにたくさんの東屋やテントが並び、550名を超えるお客さんたちが各々水着に着替え、日焼け止めを塗ったり(僕は痛恨のミスで日焼け止めをホテルに置いてきてしまったのですが、友達が貸してくれて助かりました)、フリードリンクを飲んだり、さっそく海水浴を楽しんだり。11時頃にはフードが提供されはじめ、みなさんBBQやカレーに舌鼓を打っていました。屋台ではホットドッグや沖縄ぜんざいも売られていました。
腹ごなしの後、海へ。クマさんだらけで、浮き輪でのんびりな人もいれば、グループでワイワイ騒ぐ人たちもいれば、抱き合っていいムードになってるカップルや、あちこちでイチャコラも繰り広げられたりして、ゲイのビーチパーティの醍醐味だなと思いました。
芝生エリアで台湾から来たグループが(たぶん日本への愛を込めて)AKBのフォーチュンクッキーを踊って動画撮影してて、素敵でした(その中にインスタをフォローしてる推しの子もいて、キュンとしました。台湾の有名なクマさん、結構たくさん来てましたね)
帰り際にはフードやデザートを無料で配ったりもしてて、至れり尽くせりでした。大満足であっという間の楽しい時間でした。
大勢のスタッフさんが朝から肉を焼いたり、忙しく働いてました。本当にありがとうございます。
公認アフターイベント「CHOICE」
ビーチパーティの後、夜9時半から牧志駅向かいの「CLUTCH」というクラブで公認アフターイベント「CHOICE」が開催されました。今回初開催のGMPD系クラブパーティで、沖縄のベテランDJ SaMMieさん、東京のベテランDJ Asakoさん、沖縄が誇るBEAR GOGO・睦樹さん、そしてSHIGERUさん(from EAGLE OSAKA)、Souさんという超人気TOP BEAR GOGOが出演しました。
会場は早い時間から超満員で、ガタイのデカいアジアンベアーがフロアを埋め尽くし、アッパーなHOUSEで盛り上がっていました。暑くてシャツを脱いでる方も多く、「肉の海」状態でした。
11時に1回目のGOGOショーがスタート。かりゆし+ハーパンという沖縄らしいサマーリゾートスタイルで登場したGOGO BOYS。ステージを囲んだお客さんたちはGOGOさんがシャツやハーパンを脱ぐたびに歓声を上げ、チップを渡したり、熱い視線を注いだりしてセクシーなショーを堪能していました。
2回目の1時のGOGOショーは、法被+六尺というスタイルで、海外から来られた方も大喜びでした。ものすごい勢いでチップが飛び交っててスゴいと思いました。さらにそこからタオルショーが始まり、フロアはオーバーヒート状態。素晴らしくエロティック(鼻血が出そう)でした。
最新のBillboard TOP40系とか定番のVocal Houseとかなダンスタイムの間、(7/13のSUMMER BLASTの「CHUNKS」にも出演する)韓国の浩さんがキレのいいダンスでフロアを盛り上げたり、ステージで脱いでお客さんを沸かせたりしてました。
たぶん台湾の方たちだと思うのですが、脱いだり踊ったりGOGOさんと写真を撮ったり心からイベントを楽しんでる若い方たちの集団(BearというよりChaserな感じでした)がいて、心洗われる思いがしました。
それから、たぶん沖縄の方だと思うのですが、松葉杖をついた若い方がGOGOショーをキラキラした目で見上げていたのも忘れられませんでした。
このイベントがあって本当によかったなぁと思いました。
今回、クラブイベントがあるなら沖縄に行く、と言ってビーチパーティに参加した方もいらしたそうです。海外からの参加者がアフターをどう過ごすかというところで、ゲイバーは言葉の壁もあって敷居が高いと感じる方も多いと思いますし、そもそも550人が桜坂のゲイバーに収まりきらないという話もありますし(そういえば友達が「どのお店もいっぱいだったのでビアンバーに行った」と言ってました)、「CHOICE」が受け皿の役割を果たし、みなさんに喜ばれたと思います。
会場には、生まれて初めてクラブに来たという若い方もいました。クラブの雰囲気や、ゲイナイトのノリや盛り上がりを楽しいと感じてくれて、これからも通ってくれたらいいなぁと思いました。昼間のビーチパーティもこの「CHOICE」も、沖縄のベアコミュニティのあたたかさがにじみ出ている、とてもいいパーティだったと思います。DJさんやGOGOさんがゲイナイトを熟知したベテランの方ばかりで、日本に来てくれてありがとうという気持ちでお客さんにサービスしている様子も見てとれて、そんなみなさんのホスピタリティもイベントの成功につながったと思います。
これまで沖縄でのGMPD系のパーティって、もともと本土でやってたイベントだったり、桜坂の「LUV!」で(沖縄出身の)BaseのToshiさんがやったりという感じだったと思いますが、今回こうして沖縄在住の方がオーガナイズを始めたのはとてもいいことだなぁと思いました。
来年ベアーズビーチパーティがあるかどうかはわかりませんが(「CB」の天馬さんあたりがやってくれるのではないかと期待してみたり…)、たとえないとしても「CHOICE」は今後も開催され続けてほしいと思います。
(取材・文:Junchan)
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