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レポート:EXPLOSION 29th Anniversary
堂山の老舗ゲイクラブ「EXPLOSION」の29周年パーティの模様をレポートします。本当にたくさんのキャストが出演しているというだけでなく、ずっとGOGOかDRAG QUEENのショーをやってるという、お客様に喜んでもらおうとするサービス精神が極まった、いまだかつて体験したことのないスゴいパーティでした

二丁目では90年代に「ARTY FARTY」や「Delight(のちに「ArcH」)」「GAMOS」というハコができ、2000年代にも「Advocates Tokyo」「Qube」「非常口」などいろんなハコができ、今に至るわけですが(AiSOTOPE LOUNGEの周年パーティのキョンキョンのライブ、本当に素晴らしかったようですね…Xに動画もたくさん載っているので、見てみてください)、大阪も歴史が古く、80年代に「クリストファー」というゲイディスコができ(今はありません)、そして1996年にゲイクラブ「EXPLOSION」が誕生しました。初めはフロアの真ん中にバーカウンターがあり、ショーもカウンターの中でやってたりしました。その後、今のように左手にバーカウンターが移動し、フロアが広くなり、豪華ステージもでき、多彩なイベントが開催されるようになりました(大阪らしい面白イベントも多数)。変わってないのは、店主のMAcKIEさんの人柄です。見た目はちょっと郷ひろみに似てるハンサムな兄貴ですが、ピンク・レディーそっくりの衣装を着てライブに駆けつけることで有名になったり(TVに出たこともあったはず)というお茶目な一面もあり、気さくで親しみやすく、関西じゅうのクイーンさんやGOGOさん、DJさんに慕われています。たぶんですが、新しくイベントを始めたいという若い方にも親切にしたり、支えたり育ててきたんじゃないかと。関西のゲイクラブカルチャーの発展の中心にいていろんなことを見守ってきた方です。
そんな「EXPLOSION」の29周年パーティが2025年9月13日(土)、盛大に開催されました。
店先には夥しい数のお祝いのお花が並び(AiSOTOPE LOUNGEからも来てました)、店内にはもちろん、たくさんのお客さんが詰めかけ、熱気と笑顔があふれていました。
21時半過ぎにお店に着いて、まずはMAcKIEさんにご挨拶を差し上げました(コロナ禍の間クローズしていた「EXPLOSION」が2年以上経ってようやく再開することになった際、お祝いのニュースを書かせていただきましたが、その記事のおかげでスムーズに復活できたとの感謝の言葉をいただいて、うれしかったです。少しでもお役に立てて何よりでした)
22時からGOGOショーが始まるということで、なんとか人ごみをかきわけてステージの方へ。15名のGOGOさんが出られるということで、たぶん3回あるショータイムに交代で5名ずつ出演するんだろうなと思っていて、最初に2人、次に3人のGOGOさんがショーをして、この回はこれで終わりだろうと思ってテーブル席のほうに行ってお酒を飲んだりひさしぶりに会った友達としゃべったりしていたら、なんと、10分ずつ交代で「全員」が出演し、「1時間」めいいっぱいショータイムをするという話を聞いてビックリ。「そしたら、そのまま23時からのドラァグクィーンショーに突入?」「うん。DQショーもほぼ1時間で、そのあとまたGOGOが全員出て、今度は違う組み合わせで、衣装替えもして」「え? ってことは、ぶっ通しでずっと一晩中ショーをやってるってこと?」「そういうこと。それがエクスの周年やねん」。…仰天しました。そんなイベント聞いたことないし、正気の沙汰じゃない!と思いました(いい意味で)
そうこうしているうちに23時、関西が誇るドラァグクイーンのみなさんによる魅惑のショータイムがスタート。基本的にみなさんメイクや衣装は美しく、でもちょっとお茶目だったり笑いをとったりもする感じで、新人と思われる方もクオリティが高くてスゴいなぁと思いました。ルドミラさんのショーにサプライズでナジャさんが登場したのは豪華でした(幽霊の格好でのコミカルなショーでしたけれども)
ドラァグショーを見終わったあと、もう全部のショーを押さえるのは無理だと割り切って、トイレに行ったり(結構な行列でした)、外にタバコを吸いに行ったり(万博の関係で禁煙になったんだそう)、そこでまた友達に会っていろいろ話したり。お店に戻ってまた人ごみをかきわけてGOGOさんのショーを撮影(写真を撮れていない方も…すみません)。そしてまたドラァグクイーンのショーを堪能。第二部は1989年からドラァグクイーンイベントを開催しているレジェンド、シモーヌ深雪さんなど、第一部に出ていない方も出演していて、本当にゴージャスなステージでした。





























★ショータイムのフォトアルバムはこちら
後ろ髪引かれる思いも感じながら、朝から洗濯したりパッキングして大荷物を抱えて飛行機で大阪に移動したせいでどっと疲れが出てきて(年ね…)第三部を見ずにホテルに戻ってしまったのですが、夢のような、本当に素晴らしいアニバーサリーパーティでした。
MAcKIEさんのこれでもかと豪華キャストを呼んでのショーてんこもりでお客さんを楽しませようとする気概というかサービス精神がスゴいと思いましたし、一晩辺りのショーが占める割合の高さとかハコの面積辺りの出演者の多さとかでギネスブックに載るんじゃないかとさえ思う、圧倒的な濃度と密度のパーティでした。
また、ひさしぶりに会ったみなさんが昔と変わらずに接してくれたのもうれしかったし、あったかいなぁと思いました。「EXPLOSION」は大阪での私の「ホーム」のような場所だなぁと、あらためて実感しました。
29周年、おめでとうございます。来年はいよいよ30周年ですね(偶然ですが、私のショーデビューと同じ年だと気づきました)。来年はますます盛大に(これ以上は難しいかもですが)開催されることと思います。そして末永く、大阪のゲイクラブシーンの中心地として、これからも素敵なパーティがたくさん開催されることを期待します。
(取材・文:Junchan)
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