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レポート:名古屋レインボープライド2026

5月16日(土)に栄の「オアシス21」銀河の広場で開催された名古屋レインボープライド2026の模様を、今年もVENさんがレポートしてくれました。好天に恵まれ、元気なパレードになりました

レポート:名古屋レインボープライド2026

 2026年5月16日(土)、名古屋レインボープライド2026が開催されました。今年も名古屋の立体型都市公園「オアシス21」の銀河の広場が会場でした。昨年は雨が降った時間もありましたが、今年は朝から晴れて陽射しが降り注ぎ、まさにイベント日和となりました。
 今年のテーマは「Move Forward(前へ!)」。最近のLGBTQを取り巻く情勢を踏まえて「後退してはいけない! 前へ進もう!」という思いが感じられます。今年は愛知県で9月にアジア競技大会が開催されるということもあり、「スポーツとLGBTQ+」について考える機会にもしたかったそうです。
 10時過ぎに会場へ行くと、ステージではリハーサルが行なわれ、ブースはオープン準備の真っ最中でした。みなさん楽しそうに準備されているのが印象的でした。
 
 会場には今年もたくさんのブースが出展されていました。まずはそちらから紹介させていただきます。
































 10時30分、今年もレインボーブラスのみなさんの演奏&フラッグパフォーマンスで名古屋レインボープライドがスタートしました。イベントの幕開けにふさわしいステージでした。

 そして、共同代表3名による開会宣言。今年もライラさんのお召物が素敵でした。気合の入ったオープニングメッセージでした。

 続いてCOLORSのみなさんのステージ。ドラァグクイーンとB.Naokiさんなどによる楽しいパフォーマンスで魅了しました。

 続いてはスピーチコーナー。全国のプライドパレードに参加されているデロイトトーマツのみなさん、アクセンチュアのみなさんが、パレードへの意気込みなどを語ってくれました。


 続いてNRPではおなじみのアクラブ・カビーラのみなさんのステージ。公式パンフレットにも書いてありますが、しなやかさの中に力強さも感じるパフォーマンスでした。

 続いて、「結婚の自由にYES!」トークショー。松岡宗嗣さん、みたらし加奈さん、奏太さん、「結婚の自由をすべての人に」愛知訴訟の水谷弁護士が、最高裁大法廷で審議されることになった裁判や結婚の平等の必要性についての熱いトークを繰り広げました。

 続いて虹組ファイツのみなさん。定番の曲を中心に、元気でかわいいステージを見せてくれました。

 続いて「スポーツ×LGBTQ+」をテーマにしたトークショー。元ラグビー女子日本代表でカミングアウトも果たしている村上愛梨さん、アテネ&リオ パラリンピック柔道60キロ級銀メダルの廣瀬誠さん、さつきぽんさん、松岡宗嗣さんが、アジア競技大会を前に、マイノリティとスポーツについてトークしました。廣瀬さんは前日のレセプションにドラァグクイーンとして登場されたそうです。

 時刻はもうすぐ13時。パレード出発式が行なわれ、整列場所の案内や注意事項についてアナウンスされました。
 その後、ブレイクタイム(BGM)としてDJ KENJIさん、JuniorさんによるDJタイムとなりました。

 いよいよパレード出発に向けて整列が始まりました。パレードのコースは2024年と同じで、オアシス21→錦通→大津通(左折)→三越・松坂屋・PARCO前→100m道路(左折)→久屋大通(左折)→光の広場・愛の広場前→錦通→オアシス21というコースでした。
 13時30分になり、パレードが出発しました。
 第1フロートは「プライドフロート」。先頭には横断幕を持ったライラさんや樹梨杏さん、王子さんが並び、沿道に笑顔で「HAPPY PRIDE!」と声をかけながら歩いていました。その後ろにはそれぞれの団体のフラッグを持ったJAPAN PRIDE NETWORKのみなさん。連帯した感じがカッコよかったです。その後ろにカラフルブランケッツのみなさん、名古屋の男装アイドルグループ「Otto」のみなさん、野村證券、Pfizer、TEAR、愛知県弁護士会のみなさんなどが続きました。パピーマスクをしたカップルが手をつないで歩いていました。フロートの最後尾ではレインボーブラスのみなさんが演奏しながら歩いていました。










 第2フロートは「トランスジェンダーフロート」。トラックにドラァグクイーンのみなさんやさつきぽんさんが乗ってアピールしていました。その後ろに、TransgenderJapanの畑野とまとさんや浅沼智也さん、当事者の教員の方、Panasonic、資生堂、名鉄ホテルグループ、積水ハウス、東京から駆けつけた「家や不動産」の方、ALLYESのみなさんなどが続いていました。トランスジェンダーやノンバイナリーのフラッグを持った方々も歩いていました。








 第3フロートは「東海とスポーツのフロート」。チェリオカーが先導し、SANGETSU、チェリオ、NTT西日本、プライドハウス東京、豊田市、伊賀市のみなさんなどが歩いていました。





 今年も松坂屋名古屋店は長いレインボーの垂れ幕を掲げてくれていました。松坂屋の従業員の方々ものぼりを持って声援を送ってくれていました。


 第4フロートは「ユースと手話のフロート」。先頭のチェリオカーにはあおぞら部の寄せ書きが貼られていました。三洋化成、かずえちゃん、OUT JAPANの屋成さん、明治の社内ネットワーク「Marble」、愛知県立大学、名城大学のみなさんなどが歩いていました。毎年このフロートを盛り上げている実行委員の方、今年もパワフルでした。






 第5フロートは「Marriage For All Japanフロート」。チェリオカーに先導され、Marriage For All Japanのみなさんや水谷弁護士、にじいろかぞく、アクセンチュア、三井住友トラストグループ、島本町議の河上りささん、高浜市議の柴口征寛さんとパートナーの劉さん、一般社団法人あすには、椙山女学園大学、中京大学、風間孝さん、つなにじ、にじいろリハネット、愛知教育大学のみなさんなどが続きました。










 気温もテンションも上がっていきます。
 第6フロートは「ダイバーシティフロート」。先導のチェリオカーには「すべての人にインクルージョンを」と書かれたLIXILのメッセージが貼られていました。大橋運輸、司法書士会、LIXIL、デロイトトーマツのみなさんなどが続きました。
 沿道では救護班の方が見守ってくれていました。





 第7フロートは「インターナショナルフロート」。Hilton、犬山市、木もれ陽@犬山、岐阜プライド、ハピネスお茶会のみなさんなどが続き、たくさんの外国人の方たちも歩いていました。このフロートは毎年とにかく明るく元気な印象です。また、歩くことはできませんでしたが、犬山市長がパレード出発前に木もれ陽@犬山を応援するためにオアシス21に駆けつけてくれていました。










 晴天の下、レインボーパレードは名古屋の繁華街を鮮やかに行進しました。沿道の声はますます温かく、昨今の情勢のなか、救いのように感じられました。
 1時間半ほど行進し、パレードは再びオアシス21へとゴールしました。

★パレードのフォトアルバムはこちら

 ステージではDJ Shigekiさんが本場のクラブミュージックを流してくれていました。毎年のパレードゴール後の定番となっています。

 後半のステージプログラムがスタート。ドラァグクイーンのバナナ・ブロッサムさんが、パレードを歩いた感想を語ってくれました。

 名古屋イケパラ男装アイドルグループ「Otto」のみなさんがパフォーマンスを披露。ファンの方がたくさん駆けつけていました。

 続いて、パレードの先頭を歩いたJAPAN PRIDE NETWORKのみなさんが登壇し、各地のプライドイベントの告知や報告を行ないました。

 続いてのステージは「ハウスオブ外食」のドラァグクイーン、ゴマダンゴさん。多言語での素敵なパフォーマンスを披露してくれました。

 続いて「PRIDE×手話」トークショー。みたらし加奈さんと奏太さんが再び登場し、ろう者の方とトークしました。

 さつきぽんさんのステージ。オリジナル曲「Hello!ShiningDay」を披露してくれました。

 いよいよエンディングです。Nagoya Sing For Life Singerのみなさんが登場し、圧巻のゴスペルで感動させてくれました。

 最後に共同代表の3名が登場。中部電力MIRAI TOWERのレインボーライトアップが始まり、みんなで「HAPPY PRIDE!」のかけ声で締めくくりました。

 それからNRPに関わった実行委員、ボランティアスタッフ、演者の方たちがステージに上がり、記念撮影もしました。みなさん、ありがとうございました。


 なお、5月29日にはNHK総合で、LGBTQ+当事者が大切な人に「あなたでいてくれてありがとう」の手紙を贈る番組が放送され、與真司郎さんから青山テルマさんへ、佐藤かよさんからお兄様へ、下山田志帆さんから村上愛梨さんへ、手紙が送られました。名古屋レインボープライドも紹介されました。


 プライドイベントはまだまだこれからも各地で開催されていきます。ぜひこちらでスケジュールをチェックしてみてください。


(取材・文・写真:VEN)

VEN
岐阜県在住のゲイ(50代)で、1994年の日本初のプライドパレードから現在に至るまで、全国で開催されるプライドパレードのほとんどに参加し、自身のPRIDEを示しながら地方のパレードも応援してきた方で、その参加回数は100を超えています(おそらく日本一)。2006年の第10回レインボーマーチ札幌のステージでは、全10回に参加したとして「皆勤賞」を授与されています。「愛知・岐阜にパートナーシップ制度を求める会」や「性別や性的指向・性自認に基づく差別を根絶する愛知アクション」にも参加しています。2023年6月21日の朝日新聞「ひと」にも登場しました。

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