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レポート:パタヤプライド2026
6月26日(金)〜28日(日)にパタヤ・インターナショナル・プライド・フェスティバル2026が開催されました。前夜のイベントとパレード、アフターイベントの模様をレポートいたします

2026年6月26日(金)〜28日(日)にタイのパタヤでPattaya International Pride Festivalが開催されました。パレード前夜に行なわれた「ONE MAN ONE WOMAN ON THE BEACH」というイベントとプライドパレード&アフターイベントのレポートをお届けします。(パタヤに行くことにした理由や、旅のいろいろについてはこちらのコラムをご覧ください)
プレイベント「ONE MAN ONE WOMAN ON THE BEACH」
6月26日(金)。パタヤの北バスターミナルの前の大通りの街灯にプライドのバナーが並んでいました。ビーチではレインボーカラーのウエルカムモニュメントがお出迎えし、会場の「セントラルパタヤ」の前には大きなレインボーカラーのゲートも設置されてました。
パレードの終着地でありいろんな関連イベントが開催される「セントラルパタヤ」のアトリウム(広場)には夕方、ステージと座席が用意されているのが見えて(しかし人影はなし。暑いので屋内に避難してたんでしょうね)、もうすぐイベントが始まるんだな、と。実は公式サイト(というかSNS)に詳しい情報が載ってなくて、この日に開催されるのが「ONE MAN ONE WOMAN ON THE BEACH」というイベントだということはわかったのですが、何時から始まるのか、具体的にどういう催しなのかということがわからないままでした。で、しばらくビーチを散策したり、外で待ってみたけど、始まる気配がないので、暑いし、隣接するホテルの部屋に戻って、17時とか18時になったタイミングで見に行って、を繰り返し。19時に行ったとき、イベントが始まりました。
立派なステージの左手に審査員席と、やたらゴージャスな優勝者のための王様椅子があり、観覧席の最前列にはティアラをつけたミスコン優勝者(VIP)の方たちが座っていました。パーテーションで仕切られてはいるけど、どうやらチケットが必要とかではなさそうだったので、至近距離まで近づいてみました。ステージでは、ドラァグクイーン(たぶん)の方がチームごとにショーを披露。みなさん思い思いに意匠/衣装を凝らしてパフォーマンスし、終わるとチームリーダーの方がご挨拶したりしてました。ショータイムが終わると、ファンの方が、チップのように、投票用のレイを購入してクイーンに渡す時間があり。たぶんいちばん多くレイをもらった人は観客の投票としてカウントされ、審査員の判定と合わせて、優勝とか特別賞みたいな賞が決まり、授与式が行なわれるのだろうな、と思っていたところ、実は21時から「Tiffany's Show」の予約をしていたので、後ろ髪引かれる思いで取材を中断し、20時過ぎに会場を後にしました…。(「Tiffany's Show」の素晴らしさについては旅コラムでお伝えします)





22時半近くに「セントラルパタヤ」に戻ってきたのですが、審査員の方もごはんとか食べてて、ああ、もう終わったんだな、と思っていたら、しばらくしてイベントが再開されました。イケメンが一人ずつステージに登場。ちょっとドレッシーな服装の男性もいれば、カジュアルな普段着の方もいます。初め、よくあるイケメンコンテスだと思って見ていたのですが、ステージ後方のスクリーンに映し出された写真を見て、雷に打たれたかのように、Waterという言葉を理解したヘレン・ケラーのように、これはさっき女装していた人たちがメイクを落として男性の姿で登場していたんだ!とわかり、「ONE MAN ONE WOMAN」の趣旨を理解しました。そのあとは俄然、コンテストが面白くなって、写真と本人を見比べて、一人ひとり、この人があんなに美しく変身してたのかと驚き、感嘆し、拍手したりしてました。
ここでもまた観客からレイを贈るかたちで投票が行なわれ、合間に昨年の優勝者のスピーチなどもあって。特別賞や⚪︎⚪︎賞の発表のあと、ファイナリストが発表され、優勝者が決まり、王冠が授与され、2万バーツの賞金や副賞が贈られ、あの豪華な椅子に座り、という華やかなセレモニーが行なわれました。
世界広しといえど、こういうコンテストをやってるプライドイベントってここだけじゃないでしょうか。パタヤって面白いなぁと思いました。







パレード!
27日土曜日。プライドパレードの本番です。よく晴れて、でも、海のそばだからか、気持ちのいい風も吹いてきて、そんなに蒸し暑くもなく、ちょうどいい感じのパレード日和でした。今年のプライドのテーマは「PROUD IN EVERY SHADE, CELEBRATE YOUR TRUE LIGHT」(どんな陰にいたとしてもプライドを持って、あなたの本当の光を祝福しましょう)。素敵な言葉です。
パレードはセカンドロードに面したセントラル・マリーナ・アウトレットという大きなショッピングモールの前から出発し、セカンドロードを北上、ロータリーを回ってビーチロードを南下し、セントラルパタヤにゴールという、2.8kmのコースです。パタヤの繁華街の中心部を行進するかたちです。
パタヤに行ってみてわかったのですが、セカンドロードとビーチロードってパタヤの二大メインストリートで、とんでもなく交通量が多くて、渋滞もすごいし、道を渡るのも一苦労って感じなんですよね。そんなメインストリートを土曜の夕方に通行止めにしてパレードをやるって大変なことだし、市の力がないと不可能だと思いました。
夕方、レインボーグッズを身につけたり、ここぞとばかりに自分らしい格好をした方たちがセントラルパタヤに集まってきました。アパレルブランドがブースを出して、ドラァグした店員さんが道行く人にトートバッグを配布してたり(僕ももらいましたが、タオルとか水とか入れて置いておくのにとても役立ちました)
16時過ぎ、いたってふつうに車がビュンビュン通ります。17時近くなってようやく落ち着いて、やがて、遠くからパレードがやってくるのが見えました。先頭は地元の高校生?のマーチングバンドでした(バンコクもそうだったので、タイのカルチャーなんでしょうね)
パタヤのパレードは、レインボーカラーでカラフルなのはもちろん、トラックやオープンカーにドラァグクイーンやトランスウーマンが乗って華やかに演出したり、どのフロートもショーアップしたスタイルです(企業がただ自社の横断幕を持ってPRするようなサゲなフロートはほぼ皆無)。車で音楽を流して陽気に踊ったり(なかには生バンドを乗せたトラックも!)、大きなトラックにイケメンや美女やドラァグクイーンが乗ってアピールしたり、コスプレして集団で歩いたり、とにかくできるだけ派手に華やかに盛り上げようという気合いが伝わってきてよかったです。カメラを向けて手を振ると、みなさん、満面の笑顔で手を振り返してくれます。ものすごくたくさんの(100以上のフロートが登録されたそうです)フロートがやって来て、ドラァグだったりドレスアップしたりコスプレだったりな方が多数で、性別とかジェンダーとかセクシュアリティとかパッと見ではよくわからないけどそんなことは関係なくみんなすごく楽しそうにしてて、まさにハッピーにプライドを祝ってることだけはすごく伝わってきて、こういうパレードもいいなぁと思いました。































































2年前のバンコクのパレードは、派手な方も多いけど、半分くらいはTシャツとか普段着の方で、全体としてはLGBTQの権利回復を訴えるデモとしてのパレードという印象だったのですが、パタヤのパレードはお祭りに徹していて、自由に楽しもうというタイらしさが全面に出ている印象でした(終盤、ゲイバーのフロートに乗って女装してた若い男の子がウンコ座りでタバコを吸ってて、爆笑しました)(自由といえば、沿道で見てる人たちがどんどん車道の真ん中に出てきて写真を撮ろうとするし、一生懸命写真を撮ってるときに日本語で話しかけてくる外国人の酔っ払いのおじさんとかもいて、カオスでした)
だいたい2時間くらいのパレードでした。行進を終えた人たちは、セントラルパタヤの広場に降りる階段に敷かれたカーペットを歩いてゴール、というかたちでした。






















★パレードのフォトアルバムはこちら
アフターイベント
パレードが終了すると同時に、セントラルパタヤのアトリウムでアフターイベントが始まりました。
オープニングはショークラブ「アルカザール」のキャストのみなさんによるショー。華やかなのはもちろんですが、音楽がパレード用に作られたオリジナルソング(直球のプライドソング)で、素晴らしかったです。


たぶんパタヤ市とかチョンブリー県とかの行政の方だったり、運営の方だったり、メインスポンサーだったりな方が登壇して挨拶したり、記念写真を撮ったりというセレモニーが行なわれました。前夜の「ONE MAN ONE WOMAN ON THE BEACH」の優勝者や、ミスユニバースな方たちなども登壇しました。



たぶんパレードの運営にも携わっていると思われるドラァグクイーンの方のショーが披露されました。

「MR GAY THAILAND 2026」出場者によるアンダーウェアショーもありました。若くてスマートなイケメンとかに限定されてないところがよかったし、みなさんとっても魅力的でした。こういうイベントだとみんなセクシーに見えるから不思議です。













ミスユニバース出場者の方たちが、静かにゆっくりと歩いてきて、手を合わせて戻っていくという実にたおやかなウォーキングを披露。タイの伝統的な民族衣装でありつつレインボーカラーをアレンジした衣装も素敵でした。
本格的なダンスのショー。後半、レインボーカラーの美しい女性たちも登場しました。

アンダーウェア・ファッションショーその2。こちらはプロのモデルさんだと思われます。



ドラァグクイーンによるショータイム。アクロバティックだったり、手に持った本(聖書?)が燃えたり。すっごいカッコよかったです。ドラァグクイーンの表現者としての感性とかプライドは万国共通だなぁと再認識。この日いちばんの感動でした。見れて本当によかったです。

















アンダーウェア・ショーその3。



「体操のお兄さん」的な方による「みんなで踊りましょう」的なコーナーもありました。
ドラァグクイーンのショー。最後のほうに登場したので、地元では有名な方なのかもしれません。


「Miss LGBT Thailand」などタイのいろんなLGBTQのコンテストで選ばれた方たちが、ランウェイをファッションショーのように歩く感じで登場しました。







ほかにも(たぶんタイでは有名な)子どものアイドルグループやロック系の歌手のライブなどもあったのですが、割愛させていただきます。
観覧席(しかも、正面の特等席)に座って見れたし、こんな圧倒的な素晴らしいショーをたっぷりと無料で楽しめるなんてスゴいなぁと感激しました。とにかくお客さんを楽しませようというスピリットが感じられるし、ちゃんとPRIDEだし、市が開催しているイベントでアンダーウェアショーのようなセクシーなコンテンツも盛り込まれているところもタイらしくて素晴らしいと感じました。
パタヤのプライドを振り返って
パタヤのプライド、思い切って行って本当によかったです。バンコクのパレードよりもショーアップされてて楽しいし、プレイベント、アフターイベントもとても楽しめました。しかもすぐ目の前がビーチです。「Tiffany's Show」も素晴らしかったです(旅コラムのほうで詳しくレポートします)。バンコクに行ったことがある方は多いと思いますが、ぜひパタヤにも!とオススメしたいと思います。
世界は広く、パレードも多様です。まだ日本のパレードしか知らない方は(特に企業の方は)、同じパレードでもベクトルが全然違うショーアップされたパタヤのパレードをぜひご覧いただいて、今後の参考にしていただければ、と思ったり(シドニーのマルディグラでもいいのですが、パタヤならもっと安く行けます)
個人的には、海外のまだ行ったことのない街に一人で行くというのはなかなかハードルが高いので(それが旅の醍醐味でもあるのですが)、年齢のこともあるし、あと何回行けるかもわからないので、行けるうちにプーケットやマニラ(実はアジア初のパレードはマニラですし、治安が不安ではありますが、一度は行ってみたいです)、ベトナムのパレード、シンガポールのピンクドットなどにも行ってみたいです。世界情勢が安定し、円安が解消し、以前のように海外に行きやすくなることを、心の底から願っています。
INDEX
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- 特集:2026年1月の映画・ドラマ
- レポート:BUFF Fetish Xmas
- 2026年への希望を込めて――年忘れ&年越しイベント特集2025
- レポート:高雄同志大遊行(KHPride)
- レポート:レインボーフェスタ和歌山2025(2日目)
- 2025-2026 冬〜新春のクィア・アート展
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- 特集:2025年12月の映画・ドラマ
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- 08.16昭和ギャラクシー・参 -昭和名曲大選集-
- 08.16巨っパブ





