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米国の最新世論調査で同性婚反対派が初めて半数以下に

2010年10月08日

 ひさしぶりに米国のゲイをめぐる明るいニュースをお伝えできます。

 米国で国を二分する議論となっている同性婚合法化に関し、国民の42%が賛成し、反対は48%であることが最新世論調査結果で6日、わかりました。反対が半数以下になったのは初めてだそうです。

 世論調査機関ピューが今年7月と9月に実施した調査をまとめた結果によると、昨年の調査では賛成が37%、反対が54%で、反対の比率が依然多いものの、支持が増えていました。この傾向は、世代別、政治、宗教を問わず広範にみられたそうです。

 今回の調査では、白人のプロテスタントやカトリック両教徒で賛成の比率が反対を初めて上回りました。また、政治的な無党派層で昨年は反対意見が多数だったのが、今年は賛成/反対がほぼ伯仲していたそうです。

 ただし、世代別、人種、支持政党によっては賛否の差が大きいこともわかりました。
 1980年代に生まれた若者の間では賛成53%、反対39%だったのに対し、1928~1945年に生まれた人たちの間では賛成29%、反対59%でした。
 政党別では、民主党の支持者の53%が賛成でしたが、共和党支持者は24%でした。
 人種別では、白人では意見が伯仲し、アフリカ系では反対意見が多かったそうです。

 ちなみに、同性愛者が軍務に就くことに関しては、賛成が80%、反対30%でした。ピューは、賛成の比率は過去5年間、安定した数字を示していると説明しました。

 オバマ大統領は、大統領選で同性愛者の入隊での差別撤廃を公約に掲げ、法案の成立を目指している最中ですが、共和党の議員の間で反対が根強く、上院での採決が見送られ、難航しています。

 

 

同性婚の合法化問題、賛成意見増える 最新世論調査(CNN)
http://www.cnn.co.jp/usa/30000459.html

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