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楽しんご、壮絶ないじめ体験を告白

2011年02月07日

 『ドドスコ、スコスコ…ラブ注入!』で大ブレイク中の楽しんご。2月4日放送の『金曜日のスマたちへ』でその半生が特集され、中学時代の壮絶ないじめを告白しました。

 楽しんごは中学のときに男性を意識するようになったそうですが、童顔で可愛い顔立ちでもあり、男子生徒から人気が出はじめ、男子の先輩から路上でいきなりキスされたのをきっかけに、完全に恋愛対象が男子になったそうです。
 ところが、そんな彼を見て不良連中が「気持ち悪いんだよ!」と因縁をつけてくるようになり、廊下で見つかるや殴る蹴るの暴力を受け、日常的にいじめの対象になったそうです。やがて不良だけでなく、クラス全体から「無視」という形でいじめられるようになりました。いじめはエスカレートする一方で、不良たちから「3万円持って来い!」と脅されるも、用意できるはずもなく、詫びるだけ…すると不良たちは彼を羽交い締めにして唇をカッターナイフで切るというひどい暴行を加えたそうです。それだけでなく、なんと彼は焼却炉で真っ赤に焼けた鉄パイプを胸に押し付けられて「焼印」を入れられたというのです。彼は今もハッキリと残る傷跡を見せてくれたそうです。
 しかし、彼はこれほどの残酷ないじめを親にも教師にも話すことはありませんでした。それは「愛する両親を心配させないため」でした。その思いだけが彼を支えていたのです。彼にとってはあたたかい家庭で両親と過ごす時間こそが唯一の生き甲斐だったのでした。
 苦しんだ彼は自殺しようと浴槽で手首を切ったり、ネクタイで首を吊ったりしましたが、死にきれなかった、とも語りました。こうした過去を彼はこれまで両親へも話したことがなかったそうですが、芸人として成功した今、すべてを話そうと吹っ切れたといいます。
 彼は同番組で全てを語り、「つらかった…こういう人生なのかと思うしかなかった。3年間はほんとに地獄みたいでした」と涙を流しました。そして彼は、いじめをうけている子どもたちに「いじめられたら絶対に言うべきです。親に言うべきです。そうしなければ自分のような目にあってしまう」と強く語りかけました。

 明るくお茶の間を笑わせているゲイタレントの笑顔の陰に、自殺未遂を図るほどの壮絶ないじめ体験が…この話はゲイの間にも広まり、「僕もいじめにあったけど、ここまでとは…」「ひどすぎる」といったコメントがTwitterなどに投稿されました。
 抜群の視聴率を誇る番組で当代随一の人気タレントが告白したゲイいじめの実態。これは、お茶の間の「お涙頂戴」番組以上の大きな意味を持つものにもなるのではないでしょうか。
 アメリカでは10代のゲイの自殺が相次いだことが社会問題になり、オバマ大統領はじめセレブや多くの人々が動きました(詳しくはこちら)(編)


楽しんごが中学時代のいじめについて涙の告白。(Techinsight)
http://japan.techinsight.jp/2011/02/tanosingo-kinsuma-ijme.html

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